8年越しのインタビュー
北京五輪は今日から中盤戦です。
今晩のTBSではフィギュアスケート男子のハイライトや
スピードスケート女子5000m決勝を放送します。
私は、3日の中国入りからずっと
北京から直線距離で約140km離れた
張家口(ちょうかこう)に来ています。
標高2000m級の高地のため、
夜の気温は氷点下18度と
なかなか驚きましたが・・・
生活していると慣れるもので、
競技はスキーやスノーボードが
行われる現場となっています。
現地からは
報道特集、S☆1、
THE TIME,、ひるおびでリポートしたり、、、
スキー・ジャンプでは
小林陵侑選手の金メダル獲得や
混合団体の4位入賞を目の当たりにし、、、
スキー・モーグルでは
銅メダルを獲得した
堀島行真選手へのインタビューのほか、、、
スノーボード・ハーフパイプでは
4選手全員が予選を突破した後の
テレビインタビューを担当しました。
特に、嬉しかったのは
平野歩夢選手の4歳年下の弟
海祝選手にインタビューできたこと。
実は、8年前のソチ五輪の際、
新潟県村上市のパブリックビューイングの会場で
私は、彼に話を聞いていたからです。
当時、銀メダルを獲得した兄を
大きなスクリーン越しに見つめた彼は
「兄ちゃん、かっこいい」と呟いていました。
そんな海祝選手が8年かけて
オリンピックの舞台に辿り着き、
決勝進出を果たした直後の言葉。
「小さい頃からの、その夢みたいなのが、
もう、自分は、そのオリンピック見るまでは
やっぱ、そういう夢とかはなくて、
やっぱ、兄ちゃんが、その、凄く、
なんて言うんだろうな、厳しい、やっぱ
状況で、う〜ん、やっぱ、そのストイックに
父さんと、1番上の兄ちゃんもなんですけど
やっぱ、なんて言うんだろうな、
その、例えば、山に行って、そのあとに
スケボーして怒られてっていうのを
間近で見てきて、自分はなんか、
やりたくないなとか、俺、こんなことしたくない、
学校行ってるほうが楽しいとか思ってたんですけど
やっぱ、そのソチオリンピックを見て
やっぱ感動して、やっぱ
そこから自分も目指すってなって、
やっとここまで、来れたっていうのが、
う〜ん、しかも兄弟で来れたっていうのが、
やっぱ、凄く、なんて言うんだろう
自分にとっては嬉しいことだなと思います」と、
率直な胸のうちを語ってくれました。
明日の決勝では、海祝選手をはじめ
日本の4選手を心から応援したいと思います。