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名もなき英雄

先日、放送された
最強スポーツ男子頂上決戦2022、
ご覧頂き、ありがとうございました。

選手達それぞれにドラマがある中で
選手同士の絆も描かれながら
過去の懐かしい映像も流れました。

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50回目の記念大会ということで
この番組を作り上げるスタッフの
裏側を少しご紹介させてください。

まずは、真剣勝負の舞台となる
コロッセオ全体を作り上げる
美術チームの傑作の数々。

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第2種目では
SASUKEの代名詞「そりたつ壁」を
リサイズしたものが登場しました。

看板種目のモンスターボックスは
多くの傷痕が刻まれていますが、
大切に受け継がれてきている大道具です。

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次に、独特の世界観を
様々なアングルで映し出す
精鋭のカメラマンチーム。

この超大型クレーンカメラは
スペインで生まれたもので
音楽ライブなどでも使われるそうです。

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複雑な操作技術も必要な上、
大勢の人間が連携して動くため
緻密なチームワークが鍵となります。

さらに、光と影を駆使して
コロッセオの雰囲気を作りだし、
様々な電飾効果を操る照明チーム。

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幾筋もの光線を
自在に動かしながら
次々と色を変化させていきます。

「ある意味、跳び箱を跳ぶだけなのに
 こんなに照明にこだわるのは凄い」と、あるスタッフ。
仕事に誇りを持っているからこその言葉だと感じました。

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そして、アナウンサーにとっては
欠かせない重要なパートナーである
熟練の音声チームの存在です。

選手の荒い呼吸や小さな息遣い、
器具に触れる手足の質感をすくいあげ、
応援席のつぶやきにも耳を傾ける。

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1人では聞き取れない声を
ちゃんと放送席に届けてくれる、
本当に心強いスタッフ陣です。

最後に、下記の写真は
実況席を担当するディレクターが
持っていた業務についてのメモです。

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実況アナウンサーの仕事は
放送上の見所紹介や描写だけでなく、
会場での選手達へのガイドも兼ねていますが・・・

『実況の言葉でスポダンの世界観を作り、
 会場全体を盛り上げる』・・・
これは、普通のスポーツ実況とは全く違います。

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こんな風に、多くのスタッフの
情熱と知恵と工夫があったからこそ
1つのテレビ番組が27年も続いてきた。

歴史を繋いできたのは
テレビに映る出演者だけではなく
この番組を支えてきた多くの人達も一緒。

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今回『名もなき英雄』という題にしたのは
この番組を作り上げるために懸命に取り組む
スタッフの姿を記録しておきたいと思ったからです。

これからも
この番組を愛する人達と一緒に
もっと愛される番組を作っていきたい。

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そんな風に、
気持ちを新たにした
3月22日の50回目のスポダン。

同時に、
TBSのアナウンサーになって
良かったなぁと、しみじみと感じました。

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