今日、12:15に号砲が鳴る
クイーンズ駅伝の舞台が
岐阜から仙台に移って10回目。
東北を拠点にする地元紙
河北新報の記事に
特集が組まれていました。
一面には
「再生へ 心ひとつに」
という文字が刻まれています。
東日本大震災による
東北三県の被災者の情報も
いまだ、一面に掲載されています。
9年前のクイーンズ駅伝は
選手が走るコースの沿道に
海から流されてきたボートや・・・
津波や地震で被災して
取り壊されてしまった
家屋も数多く残っていました。
そんな厳しい状況の中でも、
選手に温かい声援を送る地域の人達。
その姿に我々は心を打たれました。
そういった光景を
テレビで見ていた
前田選手や鈴木選手が・・・
この大会にかける思いは
きっと並々ならぬものが
あるのではないでしょうか。
今年は、新型コロナウイルスの影響で
この駅伝の開催自体に
様々なハードルがあったはずです。
それでも、
多くの人達の努力と配慮で
レースが行われることになりました。
9年前、私は
震災の爪痕を感じながら
中継を担当していました。
あの時の笑顔と涙が
私にとっての
クイーンズ駅伝の原点です。
今回は2号車から実況です。
選手達の走りや思いを
精いっぱい伝えていきたいです。