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ラオス  2024年  前

ラオス,ルアンパバーン国際空港に着いたのはお昼過ぎでした。
どんより曇った簡素な空港に髪の色、言葉,体型の違う人、人
が沢山降り立ったのが驚きでした。
この場所は、一体なんなんだろう、何が有るんだろうか?
一気に期待がふくらみました。

今回の旅に欠かせない友人が、出口の一番前で待っていて
“ラオスにようこそ!”と両手を広げ笑顔で迎えてくれました。
その瞬間、緊張が緩み
“あぁ、ラオスに着いたんだ”と実感し、あたりを見回すと
売店の女性と目が合い微笑み合いました。
早速,ワンボックスカーのタクシーに乗り込みサンハイ村へと向かいました。
道中、道の悪さに上下左右しながら何処懐かしさを感じ、子どもの頃日本も
こんなだったなぁと、砂埃の道を行き交う車を見ていました。

サンハイ村は、親から子どもに染め、織りを伝承する文化が残っている所
昔から変わらない暮らしぶりの様でした。村に入るとラオスの民族衣装
“シン”(スカート)の生地が表に沢山飾ってあり、その奥に使い込んだ
簡素な糸車,機織り機が見えました。進んで行くと機織りの音が聞こえ
機音は何処も一緒だなぁ、と、胸が熱くなりました。
奥に進むとおばあさんが機織りをし、お孫さんが店先に立ち
飾ってある織り布の説明を流暢に英語でしてくれました。
お孫さんは、街の大学に通い勉強していると話していました。
変わって行く事、変わらない事。
村を歩きながら考えたことは、“布を織る” 事の行く先
このままのはずがない変化を、どう受け入れ残して行くか
もちろん他人事ではありません。
そんな事を考えながらサンハイ村を後にしました。

続く…
では、また。

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