頼りないリーダーが成功した理由
昨日書いたnoteの中で、所属していた部署がなくなって異動した先で製品開発のリーダーをやることになり、知識も経験もないのにそれでも成功できた人について書いた。
リーダーとしては頼りなさそうで、「どうしよう、なんとかしないと」と言っていた彼がなんで急遽抜擢されたリーダー職をやることができたのかと考えてみると、「なんとかする」でも「なんとかなる」でもなく、「なんとかしないと」と考えていたのがよかったのではないかと思えてきた。
困難な状況や難しい課題を「なんとかする」という気持ちはリーダーにとっては必要なことだろう。ただ、人によってはそこに「自分で」とか「自分が」という言葉が付いてきてしまう。
新人は全て「自分で」解決しなければいけないと思い、いつまでたっても助けを求めることをしない。また、ある程度知識に自信のある人は「自分が」解決してやろうと意気込んで、他の人の意見や知識を有効に使えないことがある。
それに対して彼の「なんとかしないと」という気持ちは、自分一人の力ではやれないので他者の協力を得るという考えがあったのだと思う。
また、「なんとかなる」という気持ちは完全に他人任せのものだ。仮に新人が課題を解決できなくても、いざとなったら経験抱負な先輩がなんとかしてくれるということはよくあることだ。
「なんとかなる」と「なんとかしないと」の違うところは、困難な状況や難しい課題を解決したいという強い気持ちはあるということだと思う。
一番の目的は製品を開発することだ。その途中である困難な状況や難し課題を絶対に解決するという強い気持ちは持ちつつも、それを解決する人は自分であろうが他人であろうが関係ない。
そういう考えが彼がリーダーとして成功できた理由なのではないかと思う。
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