疎外感と仲間意識

何年かぶりに知人二人に会った。

彼らと僕が会うのは何年かぶりだが、彼ら二人は近くに住んでいることもあり結構よく会っているようだ。

懐かしいと思う一方で、妙に疎外感を感じる時も結構あった。

二人が結構よく会っていることや、住んでいる場所や境遇が似ていることがあるからなのだろう。彼らの話す内容や使う言葉が、ここ最近自分が日常生活や仕事で話す内容や言葉と違っていると感じた。

別に彼らが僕を仲間はずれにしようとしているわけでも、内輪ネタで盛り上がろうとしてるわけでもないのだが、それでも自分と彼らの間に溝のようなものを感じてしまう。

では、言葉や内容が違うから疎外感を感じるのかというと、必ずしもそうではない。

例えば外国人と話をする場合、それぞれの母国語も生まれ育った環境も違うけれど、話をしていて疎外感を感じることはあまりない。

多分これは、知人と話したときは知っている言葉の中に混じる違う言葉にばかり反応してしまっており、外国人と話をするときは知らないという前提の中から共通点に反応しているからではないかと思う。

些細な違いに疎外感を感じるのではなく、小さな共通点に仲間意識を感じる方が、会話は楽しいのではないかなと思った。

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