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つくし崩落。男児1名重体。

2021年4月1日。木曜日。

今日午前10時20分ごろ,岡山市の旭川河川敷につくしを採りに来ていたチビ太さん(8か月)が,採取したつくしに押しつぶされるという事故がありました。
チビ太さんは救急隊に2時間後に救出され,救急車で市内の病院に運ばれました。現在意識不明の重体で,ときおりひどく泣きじゃくるなど予断を許さない状況が続いています。

当時,チビ太さんは両親と3人でつくしを採りに来ていましたが,両親ともにチビ太さんの写真を撮るのに夢中だったため,チビ太さんが採取して積んでいたつくしの山が崩れるのに気がつくのが遅れたのが事故原因と見られています。
事故現場を通りがかった近くの住民は,「あんなにつくしを摘んで,あぶないなぁと思っていたら,突然ガラガラガラと大きな音を立ててつくしが崩れた。一瞬の出来事でどうすることもできなかった。」と,今でも信じられないという様子で,心配そうに現場の救出作業を見守っていました。

今年は暖冬の影響でつくしの生育がよく,大きいものでは高さ15cm,太さ5mmほどあるものがほとんどで,プロのつくし取り職人(つくしゲッター)でも今年は常に3人から4人のチームでつくしを採り,つくしの積み上げにも細心の注意を図って行っているとのことです。
春の味覚の代表とも言えるつくしを前にして,興奮を抑えきれない人も大勢いるようですが,つくしゲッター協同組合の組合長は「簡単な作業に見えるが,実は非常に危険を伴う作業だ。つくしを採る際には,できればプロにお願いするなどして欲しい。」と注意を呼びかけている。

(時事通新:午後0時16分配信)

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