猫のアホ毛の本体 なるせ様
猫のなるせの小さな頭には大きなアホ毛があり、それを引っ張ると『本体』が現れるのだ。
本体は美しい白色でキョトンとした可愛らしい顔をしているので、とてもみんなに人気がある。
「なるせさ~ん」
友人が手を振りながら近づいたと共にアホ毛を引っ張る。
「あ、ああ~」
なるせの鳴き声と共にアホ毛が引っ張られて本体がニョッキリと生えてきた。
「アホ毛が強奪されとんだけど~」
「あははは」
「なるせさ~ん」
「もちもちもちもち」
「それ以上は駄目よ~」
指を口に入れられたり、もちもちとされたりして遊ばれているが駄目なことは駄目という猫であった。
「でさ~テクスチャがさ~」
「なんかこの子に、話ながらアホ毛握りしめられとるんだけど~」
コミュニケーションの一環として、なるせのアホ毛は大活躍している。優しくおおらかでまったりとした雰囲気が周りに好かれていた。
「くそ、いい顔で引っ張られた」
「あはは~」
猫のアホ毛を引っ張ると出てくる本体は、とても可愛らしい形と顔をしている。
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