わたしの好きな本 | 『夾竹桃の花が揺れる頃に』
広島市の市の花が夾竹桃であることを、つい最近知りました。
広島市のホームページにはこう記されていました。
《 市の花(キョウチクトウ)
75年間草木も生えないといわれた焦土にいち早く咲いた花で、当時復興に懸命の努力をしていた市民に希望と力を与えてくれました。
開花は夏で特に8月6日の平和記念日のころに花の盛りを迎え、咲き競う美しさはひとしお感慨を新たにさせます。
https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/138/7320.html 》
夾竹桃と聞いてぼくが思い出すのがこの本です。
WINDCHIME BOOKS から2005年に出た玉井恵美子さんの『夾竹桃の花が揺れる頃に』。
永井宏さんをきっかけに手に取った一冊で、大阪・星ヶ丘にある「ソーイング・テーブル」が出来るまでの記録と思索が綴られています。
このなかに大好きな詩が収められていて、今でも大切に読み返すことがあります。
夾竹桃の花が揺れる頃に。もう、そんな季節ですね。
『夾竹桃の花が揺れる頃に』
著者:玉井恵美子