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itom(あいとむ)ってこんなやつ

今日も元気そうでなりより。
itom(あいとむ) noteをはじめてしばらく経った。
率直な意見を言うと、noteはじめてよかったと思ってる。

noteって他のSNSと違ってすごく秩序が守られてるっていうか、治安がいいっていうかモラルがある人ばかりだよね。
文章書くサイトだからかもしれないけど、一本筋が通ってる人がすごく多い。自分の意見しっかり持ってるから、堂々と記事書いてるんだよね。
すごく快適なフィールドだと思う。

Profile


Name itom(あいとむ)
Sex ♂
Age ―
Blood type B(自由人)

Hobby 小説執筆
Personality 人懐っこい・適当人間
Dream 小説で人を幸せにする
Job 経営者
Food フルーツ・アイス・らっきょう
Origin 愛トム(故愛犬の名前)
Motto 人生はムダが9割。そのムダが血肉となり生きる糧に変わる。

Introduction


夜の雨音。
涙を隠した枕。
誰にも言えない孤独。

小さな町の片隅、俺は一人で生きてきた。両親が離婚したのは、小学三年生の冬だった。薄暗い部屋で、父と母が喧嘩する声だけが響いていた日々。
「お前は母さんと一緒に行け」
父の言葉。それが最後の会話。

崩れる家庭。
急に訪れた転校の日々。
慣れない土地での新しい生活。

新しい学校の教室で、周囲の視線を浴びる中、ひっそりと席に座る。自己紹介の時間、声が震えて、名前を言うだけで精一杯だった。クラスメイトたちのくすくす笑う声が、耳に突き刺さる。

気になる視線。
孤独な給食。
帰り道の長い影。

唯一の安らぎ。それは本を読むことだった。
学校の図書室、近所の古本屋。どこにいても俺は本を手にしていた。物語の中では、現実のつらさを忘れられた。異世界の冒険、誰かに愛されるヒロインの姿。その全てが、俺にとっての逃げ場だった。

ページをめくる指先。
本の中に探す自分。
現実と違う温かさ。

ある日、母がこう言った。
「ごめんね、本当はもっといい人生にしてあげたかった」
言葉の重み。伝わる母の後悔。俺の胸に、ぐっと何かがこみ上げた。

涙の夜。
言えなかった感謝。
心をつなぐ言葉。

高校生になって、初めての友達ができた。話しかけてきたのは、クラスのムードメーカーだった陽菜(ひな)。「なんでそんな暗い顔してるの?」とストレートに聞かれた。驚いたが、その明るさに救われる。

初めての会話。
温かい笑い声。
ひとつ増える居場所。

それでも、心の中にはいつも「足りない」という気持ちがあった。何をしても満たされないような焦燥感。でも、陽菜と過ごす日々の中で少しずつ変わり始める。何気ない日常が、自分にとって特別なものに思えた。

彼女に教わったのは、生きることの楽しさ。
笑い合える時間。
心を許せる存在。

大学に進学し、俺は文章を書くことを始めた。過去の記憶を形にすることで、少しずつ自分を受け入れることができるようになった。最初は恐る恐る書いた自分の物語。読んでくれた人たちの反応に、涙が溢れた。

ある日届いた一通のメッセージ。それは、遠い町に住む見知らぬ少女からのものだった。

「私もあなたと同じように家族のことで悩んでいます。毎日がつらいけれど、あなたの文章を読んで少しだけ勇気をもらえました。」

小さな画面に映る文字。
感じる重み。
伝わる想い。

そのメッセージを読みながら、俺は初めて自分の書く意味を見つけた気がした。ただの自己満足ではなく、誰かの心に何かを届けられる。自分の過去が誰かの未来を照らすかもしれない。

過去を振り返る時間が増えた。
あの日のこと。
雨の音とともに消えた父の背中。
すべてが今の自分を作っている。

俺は小さなノートを開き、そこに日々の思いを書き綴るようになった。楽しいことだけでなく、つらかった記憶も。書くことで、過去の痛みを少しずつ整理していく。

「このノートが、俺の物語の原点になるんだ」
そう思いながらペンを走らせた。

ある日、陽菜と再会した。
卒業以来会っていなかった陽菜は、変わらず明るい笑顔を見せてくれた。
「相変わらず、何か考え込んでる顔してるね。でも、少し前より柔らかくなった気がする。」

再会の笑顔。
昔と同じ無邪気さ。
変わったのは、俺だけ。

陽菜との時間は、俺に新たな視点を与えてくれた。
「過去がどうだったかより、今、何をするかじゃない?」
その言葉に背中を押され、俺は次の一歩を踏み出す決意をする。

新しい挑戦。それは自分の物語を本にすることだった。
これまでノートに書き溜めてきたものをまとめ、ひとつの形にする。
苦しかったこと、楽しかったこと。すべてが詰まった物語。

誰かに読んでもらえるかもしれない。
それで、誰かが少しでも心を軽くしてくれるかもしれない。
そんな期待と不安を抱きながら、原稿を書き続けた。

もっと多くの人に、自分の言葉を届けたい。
次なる挑戦に向けて、俺の歩みは続いていく。

痛みを力に変える物語。
涙の先にある希望。
俺の物語は、これから動き出す──。


Novel


❖手がふれあうあなたに優しさを 
Episode01 星海を翔ける約束


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文豪へのいざない


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