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住まい手さまと一緒に豊かな暮らしを創造していく

明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

今回は、
#2022年のわたしと仕事
に参加して、2022年を振り返ってみたいと思います。

育児休暇を明け、職場復帰した2022年。
本当にあっという間でした、、、。家族との時間も、業務に向き合う時間も、どちらも大事。大事だからと言っても時間が増えるわけではなく、優先順位を入れ替えて私にとってバランスの良い時間配分に調整し続けた1年でした。

夫や近くに住む家族の協力のおかげで、だんだんとリズムが整ってきました。

さて、この1年で私が1番力を入れて取り組んだことは、「住まい手さまと豊かな暮らしを創造すること」です。

イトコーは家づくりのプロであると同時に、地域の家守りとしての役割も担っています。文字通り家や建物を造ったり、修繕するのはもちろんですが、それ以上に暮らしや家族の幸せを創ることが最大のミッションと考えています。

私たちイトコーが住まい手さまやお客様にお伝えしていることに、「家が完成してからが本当のお付き合い」という言葉があります。私たちは建築技術を駆使し、家や建物といった箱をお客様に提供しています。ですがそれは目に見える箱でしかなく、本当の意味でお客様と一緒に創っているのは「暮らし」だと考えています。これは、社名「イトコー」にも込めた想い、「いとこ同士」のお付き合いにもつながっています。
一般的には新築住宅は完成した直後が一番価値が高いと言われています。ですがイトコーの家は反対に、お引き渡し後、住んでから年々家の価値が深まっていくと考えています。経年する過程で時期によっては修繕が必要になったり、ライフスタイルに応じて棚や壁を造ったりと家に手を加えたり、家守りイトコーをご活用いただき、さらに暮らしが豊になっていく…
遠くに住む昔馴染みの親戚のような、近くに住む気が知れた友人のような、そんな関係。イトコーは住まい手さまとそんな「いとこ同士」のようなお付き合いを大切にしています。

住まい手さまの暮らしがもっと豊かになるお手伝いができるように、住まい手さまと愉しい暮らしを分かち合えるように、2022年に住まい手さまを対象にしたオーナーサイトをオープンしました。

嬉しいことに、復帰したばかりの私もオーナサイト運営チームとして携わることができ、2022年はこのサイトの基盤を固める1年となりました。私が担当したのは、住まい手さまへの会員登録のご案内や手続きといった運営事務的なことから、住まい手さまと一緒に愉しめるイベントの企画・運営まで幅広く行いました。

イベントにについても、少しご紹介したいと思います。

母の日の翌週に「今週も母の日」を開催し、住まい手さまにご協力いただき花束をプレゼントしました。植物が大好きでお花屋さんで働かれた経験もあるゆかさんが、選んだお花をもとに花束にしてくれる、とってもスペシャルなイベント。私はあまり花を贈ったり、プレゼントされた経験がなかったのですが、このイベントで「花を贈るってこんなに素敵なことだったのか!」とすっかり花の魅力にメロメロになりました。


住まい手さま同士で気軽にお話しましょう!というコンセプトで開催した、座談会「osyaberi」もとても愉しいイベントでした。お集まりいただいた3名の方は皆さん初対面だったのですが、会が始まってすぐ打ち解けて会話が弾む、弾む!好きな洋服の作家さんが同じだったり、お子さんの昆虫好きで大変さを共感したり、イトコーのスタッフって良い人ばっかりで~なんて嬉しいお声もいただいたり。予定より1時間も延長して、それでもお話足りないくらい、大変な盛り上がりでした。お菓子作りが得意な方へケーキをお願いしまして、皆さんで美味しいケーキを食べたのも良い思い出。なんとそのあと別のイベントにも皆さん家族で参加してくださり、さらに交流が深まっていました。osyaberiをきっかけに交流が生まれ、新しい友だちができて、なんて素敵なことなんでしょう…!

実際にイベントをやってみて、「シェアから始まる幸せも、いいな」と感じました。嬉しいことがあったら「聞いて聞いて!こんなことがあったんだよー!」と話したり、反対に「こんなことで悩んでる~」と相談して話を聞いてもらったり。気持ちや感情を言葉にして伝えて、受け取った相手がまた言葉を返してくれて、そうやって会話が続いていく。osyaberiの中でも、「初対面でもイトコーの住まい手さんだったら、なんか安心する」とおっしゃってましたが、「イトコーの住まい手」同士で交流してみるのも、豊かな暮らしの一部なんじゃないかなぁと感じています。

コロナ禍以降、イベント開催数が減ったことで以前よりも住まい手さまとお会いする機会も減ってしまい、スタッフも寂しさを感じてました。オーナサイトが立ち上がったことで「オンラインでの交流の場」ができ、オーナサイト自体がイトコーと住まい手さまをつなぐ新たなメディアになりつつあります。
ですが一方で、オンラインでの交流の難しさも感じています。表情が見えないやり取りでは、「本当に住まい手さまにも喜んでいただけているのかなぁ…」と不安に思う面もあります。そんなとき、イベントでお会いした際に、「インスタいつも見てるよ!」「こういうイベントやってくれるの嬉しい!」と実際のお声を聴けるのは本当に嬉しいことです。
オンラインでのつながりと対面でのコミュニケーション、二つが重なって新しい価値が生まれています。2023年はオンライン・対面でのコミュニケーション、ふたつを掛け合わせた1年にしていきたいと思います!

イトコーが追及し続けているテーマは、「豊かな暮らしづくり」。豊かさとは物質的なものではありません。もっと感情的な、ふとした瞬間に心で感じる、ものさしで測れないものだと考えています。できなかったことができるようになった子どもを見て成長を感じる瞬間、冬の間寂しかった枝に青々とした葉が風に揺られている様子、家族の笑顔に癒される時間。切り取ってみると何気ない一瞬に感じたこの気持ちが、豊かさなんじゃないかなぁ。そういう気持ちや瞬間が積もっていった家は、趣深く、良い家になっていくと私は思います。実際、住まい手さまの暮らしぶりを拝見して、強くそう感じています。住まい手の皆さまの暮らしがもっと豊かなで、愉しくなるように、オーナサイトがお役立ちできたら嬉しいです。


ここで少し私のことをお話させて下さい。さかのぼること7年前、大学生だった私が就職活動中に「生まれ育った地元で、コミュニティづくりに携わりたい」と考えていました。農学部に在籍しながらも、私の頭の中は「好きな人たちと、もっとたのしく暮らしたい」ということばかり考えていました。イトコーに入社してからも、農学部を卒業してなんで工務店へ就職したの?建築のこと知らないのに住宅営業?と疑問に思われることも多かったけど、イトコーに出会って「私も関わりたい・一緒に挑戦したい」と直感してこの道を進んできてよかった!私って本当に恵まれているなぁとつくづく思います。

2022年、関わったすべての皆さま、本当にありがとうございました。皆さまのおかげで私と家族は幸せです。「住まい手さまと豊かな暮らしを創造すること」、終わりなきこのテーマに向けて、まだまだ挑戦していきます!

#2022年のわたしと仕事

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