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卵管造影検査、激痛だった場合の見通し

すみませんちょっと、なんの脈絡もなく不妊治療の話で申し訳ないんですけど、
必要な人に届いてほしいので書かせてください(涙)

事前に知りたすぎた……。
激痛の人もいるとは聞いていましたが、実際に激痛だった場合、どうなるか……!!!!

出産のほうが痛い……んだろうな……とは思うんですが、あまりにも事前情報がなかったので……。

なんの手がかりもないまま、開始後30分くらい「どうなってしまうのか」と思い続けたので、激痛だった場合どうなるかの、一部始終を書き残します。

卵管造影検査とは……
卵管が通っているかどうかを診る検査。卵管に造影剤を注入し、主にレントゲンを撮影して行います。

結論としては、

検査を受ける方へ
……死ぬほど痛くても助けは来ます。
バイタルに問題がない場合、体調はおそらくですが1時間半くらいで回復します。痛み止めの用意もあります。(事後ですが)

ご家族の方へ
……念のためでいいので、できる限り車で送迎してあげてください。

なお、わたしの検査結果は「異常なし(詰まりなし)」でした。

この先の記述は、あくまでも
激痛の体験談を読んで怖くなってしまいそうな方向けではありません。
激痛のことを書いてすみません。

激痛だった場合、いつまで痛いのか
その後、どうなるのか
を、個人の体験談レベルでもいいから知りたい方向けに書いたものになります。


事前の情報(同意書など)

検査前に、同意書にサインします。

痛みに関しては「多少の痛みを伴う場合があります」と記載がありました。

重篤な副作用については、アレルギーなどでショック症状を起こす場合があります、など。

なので、事前の緊張感はそこまでありませんでした。
ネットで調べても、激痛の体験談よりは、鈍痛の体験談のほうが多い印象でした。

鎮痛剤等の有無と費用

わたしの場合「事前の鎮痛剤等は無し」でした。

たぶん、たぶんなんですけど、ネットにある体験談のうち、「鈍い痛み」「重い生理痛のような痛み」だった方で、かつ費用が1万円〜1万5千円くらいだった方は、事前の鎮痛剤か麻酔があったんじゃないかな? と思います。たぶんですが。

鎮痛剤等なしのわたしの場合、費用は5千円強でした。病院にもよるとは思いますが、聞いてた費用とはかなり差があったので、おそらく……。おそらく。

検査開始時の体勢

レントゲンを撮影する台に、仰向けになりました。

ネットで読んだ体験談のうち「気を失いそうなほどの痛みだったのに、撮影場所まで歩かなければならなかった」という人もいたので、最初から寝転がれたのは運が良かったです。

事前に調べた情報も踏まえると、これは病院による感じでした……。

激痛のタイミング

カテーテル挿入については、婦人科検診を受けたことがあれば、ビビることはない程度の痛みでした。全て入れ切る時に「ウッ!」となるくらい。

激痛は、造影剤を注入する時。

だんだん痛くなるわけではなく、
入れ始めた瞬間からMAXの激痛でした。

予告無しなので、予告がほしい人は、看護師さんの「(カテーテル)入りました」などの掛け声を目安にするといいと思います……。
それか、注入前に「言ってほしい」とお願いするかですかね……。

ごく狭い内臓を突き破られるような、破裂しそうな痛み。(実際わりとそうなんですが)

開始の瞬間から「痛い痛い痛い痛い!!」と叫ぶような感じでした。
叫んでも検査は中断されなかったので、「痛い時は痛いって言ったほうがいいかな?」とか考えなくて大丈夫です……。

注入は10〜15秒くらいだったのかな……。長く感じてるかも。
途中で一回「本当に死ぬ」と思いました。
こんなに叫んでるのに止まらない!? って一回考えられるくらいの長さ。

結果的に卵管が通っていた場合の所要時間なので、詰まりなどがある場合は分かりません。

後々調べたら、激痛で中断した方や、激痛を和らげるためにゆっくり注入してもらった方もいたので、10〜15秒くらい(?)で注入を終わらせたのは、看護師さんの優しさかもしれない。

注入後、激痛は90%くらいに治まりますが、しばらく続きます。この時は、叫び続けるしかない。

レントゲン撮影と体勢

まず普通に仰向けで撮ります。
(寝転ぶレントゲン室の場合)

その後、卵管を横からも撮影します。
この時「横向きになってください」と言われました。

が、90°転がらなくて大丈夫でした!
45°くらいで大丈夫でした!

わたしは激痛すぎて急かされたくなかったので、「ちょっと待ってください」的なことを言って、15秒くらいかけて90°横になりましたが、戻されました。早く言って……(笑)。

左右横から撮った後、しばらく待ちます。
この間も激痛が続きますが、10〜15分後にもう一度撮影が必要なのです……。

追記:いや、これも病院や人によるかも。後々調べてみたら、数分で終わったという体験談が結構ありました。

注入時の次につらいのがここだと思います。
痛み止めはまだ入れられないので。

なお、2回目の撮影は転がされることもなく、一瞬で終わりました。

ストレッチャーで処置室へ

カテーテルを抜く時は痛くないです! 安心してください!(何もされたくなさすぎて超怖かった)
いやでも、人によるのかな……!?
わたしは入れる時の「ウッ」みたいな違和感はありましたが、痛みが激増するなどはなかったです。

そして、立てなければたぶん、たぶんですが運んでもらえます……。無理しないでほしい!
なぜなら、レントゲン室は後がつっかえているから……!(だから基本的には運んでもらえるんじゃないかな……!?)


そしてわたしが一番知りたかったのはここです……。

痛すぎるとどうなるか。
それから、体調がいつ回復するのか。

わたしの場合、まず息も絶え絶えだったとはいえ過呼吸を起こしていないのに、なぜか手足と口の痺れがひどかったです。(メンヘラなので、過呼吸にならない方法は心得ている)

口は喋れるけど、強張りで呂律が回らない感じ。
手足は、特に手がひどくて、指が熊手みたいに突っ張ったまま握れない感じ。
意味不明すぎてめちゃくちゃ不安でした。

吐きそうなほど気持ち悪かったですが、幸い吐きはしませんでした。

暑いか寒いか、結構聞かれました。
汗びっしょりなので、自分でも暑いんだか寒いんだか分からなくなりますが、今思うとたぶん「寒いです」を優先したほうがよかったです。
冷えてると、痛みが長引くと思うので……。

また、わたしの場合バイタルに問題はなくて、おそらく血圧3回、酸素飽和度2回、心電図1回取られましたが、全然大丈夫でした。
血圧上101・下54、酸素飽和度96とかだった。

しかしおそらく10分くらい経っても立てなかったので、ストレッチャーに乗せられて処置室へ。

この直前に、坐薬の痛み止めを入れるかどうかを聞かれました。

わたしは「これ以上何もされたくない」という気持ちが強すぎて、他に方法ないの!? と思ってしまい「坐薬入りますかね」とかよく分からないことを尋ねてました。たぶん坐薬が一番早く効くので、他にはない……。

痛みがMAXから60%程度になっていて、息絶え絶えではありますが、そういうやり取りはできるようになっていました。

正直「造影剤ってしばらくここにあるんだよね!? 本当に生きて帰れるの!?」と思いますが、
確実に痛みはひきます。

ここまでで、たぶん激痛開始から30分くらい

まだ口は回りませんが、なんとか目を開けられるようになりました。返事もできました。痺れも少しひいていて、自分の手をギリギリ握ってました。
多少頭も回り、よっぽど不安なことがあれば聞けたと思います。

これは単なる感想なんですが、ストレッチャーで運ばれる時、天井を見ながら「あっドラマでよく見るやつってこんな感じなんだ……」と思ってました。お医者さん+看護師さんも最終的に5人くらいになってた……。
(そういうのが分かるようになっても、立てないもんは立てない)

処置室ってどこだろう……と思っていたら、天井に「婦人科」の看板が見えて、あっこれ待合室通ってる……と気付きました。

待合室にいた夫は二度見したらしいです。わたしは「目の前で運ばれててごめん……」と思いました。

ここも病院によるとは思いますが、わたしの場合、処置室に夫を呼んでもらえました(検査前、看護師さんが説明に来た時、夫が付き添っていることに気付いてくださってたみたいです)。
何かあったらナースコールを押していいよとも言ってもらえました。

安心して痛み50〜60%くらいになったわたしは、なんかハイになってしまい、息絶え絶えながら笑い混じりに、事の次第を夫に説明してました。
突然運ばれた申し訳なさもあり……。

わたしは痛みにわりと強いほうな気がします。
ある程度までの痛さなら「痛すぎて笑ってしまった」みたいな経験が結構あるタイプです。

激痛から立てるまで合計1時間半くらい

1時間くらい寝かせてもらって、なんとか「生理痛は重いほうではないけど、今は寒い屋外にいるからきついな」くらいの痛さに治まりました。

なお、坐薬は処置室に着いた時に断りました。
さらに何かを入れるのが嫌だったのもあるんですが、処置室のベッドがのたうち回れるくらいの広さだったのと、痛み60%くらいに治まりかけていて「これは痛みがひく」と確信が持てたからです。

レントゲンの台は寝返りが打てないほど狭くて、のたうち回れないし、横になる時も腰をずらさなきゃいけないし(いや90°回転だと勘違いして勝手にずらしたんですが)、痺れた手を置く場所もないしで、それらもつらかった……。

起き上がれるようになった後ではありますが、検査結果はその場で聞けます。
卵管に異常なしって聞いて、よかったけど衝撃。

撮影の時、激痛すぎて手が写ってしまってたんですが、造影剤を入れる時にお医者さんが「ちゃんと通ってる」ことをリアルタイムで見てくれてたので、それも問題ありませんでした。よかった。

全体の所要時間まとめ(推測)

事前情報と体感からの推測ですが、起き上がれるようになるまでにかかった時間と痛み度をまとめると、こんな感じ。

・注入時……痛み100(痛み開始)
・1回目のレントゲン……痛み90(5分間くらい)
・待ち時間……痛み80(10〜15分間くらい)
・2回目のレントゲン……痛み70(一瞬)
・立てないと判断されるまで……痛み70→60(10分間くらい? 60くらいでギリ喋れる)
・処置室に着いた直後……痛み50〜60

ここから波がありつつ、さらに1時間くらいかけて痛み5くらい?(生理痛軽いわたしが寒い屋外できついなと思うくらい)に落ち着きます。
処置室を出た後、待合室でもちょっとウンウンうなりましたが、飲み薬の鎮痛剤も飲んでOKですし、耐えられるようになりました。

そんなこんなで、立てるまで合計1時間半くらいでした。たぶん……。

自前の鎮痛剤(EVE)を飲んだ後は、食事も普通にできました。

終えてみて、個人的な感想

これはほんとただの感想なんですが……。
価値観が若干更新されました。

①自分の痛みは自分にしか分からない
夫にとつとつと説明しましたが、やっぱり全てを理解してもらうのは無理です。いや当たり前ですなんが……本当に当たり前なんですが、大人でもなんかこう、分かってほしくてあがいちゃう時ってあるじゃないですか……。
わたしも最終的には、結果を聞く前だというのに笑っちゃったので「笑い話で済んでよかった」という解釈をいただきました。笑っちゃったので仕方ないんですが……! 思い出しても泣きそうだよ……!(笑)

でも夫(家族)がいてくれて本当によかったです。ありがとう! ありがとう!

②しんどい時、仕事は後回しでいい
休職中のはずなのに月末までにやらなきゃいけない仕事があって、体調が悪くてずっと後回しになっており気がかり&ブルーだったんですが、この痛みに比べればさすがにどうでもいいことでしたね……。

③自分のことをもっと大切にしよう……。
人間、意外と痛みへの耐性とか、ストレスへの耐性がある。泣き叫びはしましたが、今考えると、こんなに耐えられるんだ……という驚きがあります。
しかし物理的な痛みはともかく、目に見えないストレスは慢性化しすぎて、耐えるのに慣れてしまっていることって絶対あると思います。
でも「耐えられるから大丈夫」ではない……。
かといって悲鳴を上げなければ、当然助けを求めることはできない……。
なんか、人間はたぶん気付かないうちにいろんなことを耐えてしまっているから、ちゃんと助けを求める習慣をつけるべきだな……と思いました。


体験談は以上になります。
個人的な所感では、激痛は30分くらい。
立ち上がれると思えるまで合計1時間半くらい。

後になってよ〜く調べてみると、痛みで絶叫した方がわりといたり、陣痛と同じくらい痛かったという方もいたり……。

やっぱり検査する前って、緊張しないほうがいいな! とか、痛くないといいな! とか思うために、なんとか耐えられそうな体験談を集めがちになってしまうのかもしれないです。

怖くなってしまった方がいらっしゃったら申し訳ないんですが、痛みはちゃんとひきます。
人によるのは重々承知ですが、たぶんひきます。

それから、もし「わたしも激痛だったよ」という方が読んでいらっしゃったら、ちょっとでも、ちょっとでも心が軽くなったらいいなと思います……。わたしは検査後、激痛だった方の体験談を探しまくって、気持ちを少し癒したので……。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

そういえば行きがけに見た紫陽花が綺麗だったなぁ……。

追記:検査約12時間後の午前0時過ぎ、急に何かのスイッチが入って涙が止まらなくなりました。人々、ほんと無理しないで……。

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