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優しい人になる方法

優しい人になる方法

アメリカの心理学の本の中で紹介された話です。

優雅な人間がパーティーに参加していました。

その中で、たった一人だけが輝いていました。

まわりの優雅な人間は、彼をどういうふうに思ったのか?

一人一人の声を聞いてみました。

「嫉妬」は言いました。

彼にはきっと、私より沢山のお金があるに違いない。

そうでなければ、彼はそんなに幸せじゃない。

「批判」が言いました。

彼は、ただの楽天家だ。ただの馬鹿だ。

「皮肉」が言いました。

彼は、カラ元気を出しているだけだ。

「憎しみ」も言いました。

これは不公平だ。いったい彼は、幸福になるに
値するようなことを何かしたというのか。

「絶望」が言いました。

彼を見ていると気分が悪くなる。

「無関心」が言いました。

彼のことを気にするのは、やめることにしよう。

「非難」が言いました。

彼は同情心がない。

「運命」が言いました。

彼は幸せになるために生まれついている。

「否定」が言いました。

彼は悲しみを理解していない。

「抵抗」が言いました。

彼の幸福は表面的なものだ。

「怠けた好奇心」が言いました。

彼は、ただの変人だ。

以上・・



これを読んで、どう思ったでしょう?

日頃の自分ではないでしょうか?^^;

テレビを見ながら幸福な人を見た人の
コメントにも似ています。

なぜ、幸福な輝いている彼を見て、皆は、
こういう言葉なんでしょう?

まるで、幸せになるのを拒んでいるような発言です。

素直な人や、幸せになりたい人なら彼の幸福に
素直に喜び、彼に近づいて聞くと思います。

「幸福そうだね。どうやって、そうなったの?」って
聞けるから、自分も幸福になり、同じように輝けるのです。

それに対して嫉妬や、否定や、皮肉を言う人は
それは、彼を許せないからです。

彼を許せないということは、自分の中に
許せない自分がいるのです。

そして、ありのままの自分は、誰も自分を
好きになってくれないと思い込んでいます。

許せない自分がいるから、それを見せられない。

本当は好かれたいけど、好かれるはずがないと思っている。

だから、弱点を隠したまま人と接する。

常に、弱点を知られるのが恐怖になる。

幸福な人を見ると、ああいう発言になる。

だから、いつまでも不幸のままなんです。

人の幸福が喜べない。

自分の弱点が嫌いになる。それが許せなくなる。

だから、弱点を見せて幸せになっている人を許せない。

本当は、ありのままで生きたいけど、
演じて生きることになる。

恐怖があるから、自分を誤魔化して生きる。

だから、自分が解らなくなり、何をしたらいいのか解らない。

抑圧とは、自分が本当に感じていることを隠していることです。

人生を無意味だと感じて、毎日が楽しくない。

それなのに、他人には、よく思われたい。
他人に勝ちたい。

楽しくないけど、楽しいと演じて生きている。

本当は、付き会いたくない。

ゴルフも嫌いだけど、それをやっている。

ボランティアも参加したくないけど自分を立派な
人間だと思われたいので参加している。

本当は強欲だけど、無欲を演じている。

本当は、あの人を殴りたいほど嫌いだ。
でも笑って接している。

本当は、好きな人と話しがしたい。
でも無関心を演じている。

本当は、お金がほしい。でも無欲を演じて、
興味がないと言う。

本当の気持ちから逃げている。

自分は立派な人間だと思いたい。
そして、そう思われたい。

うつ病になりやすい人は、自分の欲求から
すべて逃げていると言われています。

つまり、抑圧が強いのです。

抑圧が強いから、うつ病になるのです。

我慢してがんばっているからです。

それから脱出するためには、立派な人間にならないこと。

他人によく思われたいために弱点を隠すために
立派な人間にならないこと。

ありのままの自分。正直な自分になること。

今までは、他人に合わせることに、がんばっていたのです。

自分を犠牲に、自分が我慢して、正直な気持を隠して・・
他人に合わせることで、自分自身を心の底に追いやったのです。

それが、抑圧です。潜在意識です。

自分を救わないといけません。

その方法は、心理的に無理と思っていることをやるんです。

今まで、あの人が言うことにNOと言えなかったなら
「NO」と言うのです。嫌なことは嫌だと言うのです。

自分の心に正直に生きるのです。

そして、付き合う人を変えるのです。

抑圧のある人は、抑圧のある人を引き寄せます。

幸せになりたくない人は、
幸せになりたくない人を引き寄せます。

嫉妬する人は、同じ嫉妬する人を引き寄せ
他人を嫉妬して話がはずみます。

否定する人は、否定する人を引き寄せて
他人を否定することで、話がはずみます。

つまり、お互いが弱点を見せずにお互いが
弱点に触れないので楽なんです。

人の悪口だけを言っていれば良いのです。

過ちを犯す人には、一緒に激怒して幸福になった人には
一緒に否定して自分の中にいる弱点には触れない。

恐怖から逃げて生きています。

正直な気持ちを隠して生きています。

そこから抜け出すのです。

思ってもみなかった人と付き合うのです。

そうすれば、生活の根本が変わります。

大きく視野が広がります。

意外な発見をします。

どう生きるかが見えてきます。

弱点を隠して生きる心の弱い人から弱点を見せる
心の強い人と付き合うのです。

なぜ、人とうまく付き合えないのか?

それは、ストレスを感じるからです。

弱点を隠して、それがバレないように付き合うからです。

常に不安を抱え、恐怖を感じて付き合うからです。

楽しくないのに、楽しいフリをするからです。

自分を偽っているからです。正直じゃないからです。

遊んでいてもストレスが溜まるだけです。

でも逆に、同じような人間関係でストレスが溜まらない人がいます。

そういう人は、心から人間関係を楽しんでいます。

それは、弱点を出しているからです。

自分の弱さを見せても不安じゃないからです。

安心して遊べるからです。

演じる必要も、隠す必要も無いからです。

正直に、ありのままに生きているからです。

人と会ってビクビクしている人は相手に対して
ビクビクしているのではないのです。

本当の正直な自分が出そうになりビクビクするのです。

それが恐怖になるのです。

本当に優しい人とは、相手の弱点を許せる人です。

自分が相手の弱点を、どこまで許せるか自分が自分の弱点を、
相手に、どこまで見せられるか自分の弱点が現れても、
それを恐れない関係。それに怯えない関係。

例えば、自分が足が痛くて、歩くのが遅いのが弱点だとします。

弱点を隠し、相手の速度に合わせるとすごい無理をして、苦痛になります。

歩くのが遅いと嫌われると思えば、それが恐怖になります。

恐怖を感じるから、痛くても、痛くないフリをして歩いて行きます。

今までが、そんな人生だったのです。

足の痛みも心の痛みも同じです。

痛いのに、無理して、相手の歩く速度に付いて行くのと同じです。

しかも、痛いことを悟られないように歩くのです。

弱点を隠すということは、こういうことなんです。

でも、遅くてもいいんだって思えば痛いから、
遅く歩こう、それを相手に伝えようと思えば楽になります。

そして、相手が気遣い、遅いことを許してもらうなら
遅く歩いても、不安にならず、安心して歩いて行けます。

相手が肩を貸してくれたりしたら、相手の愛を感じる
こともできます。

弱点を見せたから、愛されたのです。
愛を感じることができたのです。

今までは歩くことにストレスが溜まっていましたが
今後は、歩くことが楽しくなっています。

ゆっくり歩いても大丈夫なんだ!って喜び変わります。

逆に、足が痛かったことにさえ感謝さえします。

弱点が、弱点じゃなくなるのです。

健康なら、好きな人とただ、一緒に歩くだけです。

足が痛いお陰で、寄り添って肩も貸してもらい、
支えてもらい歩けるのです。

弱点のお陰で、他の人より愛されるのです。

優しさとは、どこまで、自分を許せるか相手の弱点を、

どこまで許せるかが、優しいという意味です。

たまに勘違いする女性がいます。

「昔は優しかったけど、今は冷たい。」

「昔は、あんなにほめてくれたのに、
 今は、ちっともほめてくれない。」

冷たくなったと嘆く女性がいます。

それは、優しさではなく、お世辞です。

本当の優しさとは、お世辞ではなく、相手を許すことです。

許せない人が、冷たい人なんです。

あと、こういう言葉があります。

恐れる者は、愛することができない。

愛する者は、恐れを知らない。

恐れとは、自分を守る為の感情です。

毒蛇を見たら、怖いから、それから逃げます。

だから、噛まれずに、危険を回避できます。

怖いという感情が自分の身を守ります。

好きな人に対して、恐れるということは間違っています。

嫌われたらどうしようと、恐れるから、彼を愛せないのです。

そして、それは愛じゃないのです。

私を愛してほしい。私を喜ばしてほしい。

私に良い評価をしてほしい。

愛ではなく恐怖なんです。

本当の愛は、彼を愛したい。彼を喜ばせたい。

そこに不安や恐怖はないのです。

うつ病の人が悪くなって行くのは、
他人の評価を気にするからです。

でも、他人を愛そうとしたのなら、
うつ病も改善して行くそうです。

他人からの評価の不安が消えるからです。

恐怖を消すためには、まずは、それを理解することです。

毒蛇じゃないという理解です。

嫌われるのが怖い人は、嫌われないようにするよりも
相手のことを愛そうとすれば恐怖が消えると
理解することです。

嫌われるかもしれない。嫌われたらどうしようと
思うのではなく彼をもっと好きになろう。
もっともっと好きになろう。そう思うことです。

好かれようとすると、相手の自分に対する評価を
あげようとして自分の弱点を隠すことになります。

隠すから、不安になり、恐怖を感じるようになります。

つまり彼が、あなたの敵になるのです。

毒蛇と同じになるのです。恐怖を感じて
逃げ出したくなるのです。

それは彼に限らず、まわりの人も同じです。

嫌われないように生きることは、まわりに
敵を作るのと同じです。

まわりは、毒蛇ばかりになるのです。

毒蛇に囲まれた人生になるのです。

それこそ、不幸な人生です。

人は、愛して行けば、愛する人になります。

でも、好かれようとすると、恐怖を感じて毒蛇になります。

あなた次第なんです。

そして、彼を愛する前に、まずは自分を愛することです。

自分が鏡です。

すべてが、そうです。

人を許せる人は、自分のことも許している人です。

人を尊敬する人は、自分のことも尊敬しています。

人を大切にする人は、自分のことも大切にします。

優しい人間になりたいなら、自分に優しくです。

優しさとは、自分を許すことです。

優しくされるということは、相手に許してもらうことです。

いっぱい優しくしてもらいたいと思うなら、
いっぱい弱点を見せて、いっぱい許してもらうことです。

だから、弱点を隠さず、自分の弱さを出しましょうね。

弱さを許してもらえたら、心の不安は消えます。

今後、恐怖することは無くなります。

安心して生きられるのです。

とっても楽で、楽しい人生に変わるのです。

自分が本当に幸せと感じることを正直にできるようになります。

もう演じることも恐怖することもないのです。

ありのままに安心して生きて下さいね。

今までうまく行かなかった人生が、うまく行くようになります。

心から楽しい。それを感じる人生を歩いて下さいね。

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