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最後は、すごくイイ話をします。

4番目の最後の話

感動するすごくイイ話

最後は、すごくイイ話をします。

秘密のサンタって知っていますか?

テレビでは、数回、放送されています。

私が覚えている限りの内容を書きます。

記憶が、さだかじゃないので多少、
内容も変わるかも・・^^;

その辺は、勘弁して下さいね。

主人公の名前も覚えていませんので

仮に、その人を、「三郎」と呼びます。^^;

三郎は、失業してしまいました。

お金もなく、ご飯も、もう3日、何も食べていません。

クリスマスの夜。彼は、フラフラで歩いていました。

お腹が空いて、フラフラでした。

世間は、クリスマスです。

子供を連れてレストランで食事をしています。

その食べる様子をレストランの外で眺めていました。

「ああ・・・腹が減った・・・」

「ああ・・・上手そうな肉・・・」

彼は、眺めていると食いたくなるのでその場を立ち去りました。

そして、フラフラ歩き、またもやレストランが・・

もう限界でした。

フラフラしながら、夢遊病者のようにレストランの中へ

そして、いろいろ注文しました。

テーブルの前には、美味しい料理が

彼は、あまりの飢えに、それを、むさぼりました。

「うまい!」「うまい!」

こんな美味しい料理は初めてだと思いました。

むさぼるように食べて水も、いっぱい飲んで、

本当に天国の気分。

「・・・・。」

「なんてことをしてしまったのだろう・・」

「どうしよう・・」

「お金が何もないのに・・」

彼は、どうしようと、迷いました。

思わず、ポケットの中を、あちこち探しましたが
1円もありません・・。

彼は、頭をかかえ、悩み苦しみました。

「どうしよう。。。、」

「このまま逃げようか?・・」

「それとも、店の人に謝ろうか?・・」

「それとも、財布を忘れたと言おうか・・」

とりあえず、彼は、またポケットの中を探しました。

あぶら汗も出ました。

それでも、彼は、どうしたらいいかわからず
ポケットばかり、探していました。

すると・・

それを見ていた店長が近づいてきました。

彼はドキっとしました。

「怪しいやつだと思われたか?」

店長は、彼に話しかけました。

「これ、落ちていましたよ。」

店長は、2千札を、彼のテーブルの上に置いて
そのまま、店の奥へ戻りました。

彼は、その金をにぎり、急いで支払いを済まし店を出ました。

「やった~」

「俺って運がいいな!」と思いました。

「偶然、金が落ちてて良かった。」

「しかも、それを俺の金だと思って勘違いされて良かった。」

「あやうく無銭飲食をするところだった。」

「馬鹿な店長だな・・」

「俺が、ポケットをあちこち探すから勘違いしたんだな。」

「あ・・」

「そんなはずはない・・。」

「金なんか落ちてたら、すぐ見つかる場所だった・・」

「・・・。」

彼は、悟りました。

そして、泣きました。

店長は、彼がお金を持っていないことに気づき自分の金を、
落ちていたと嘘をつき彼に渡したのだと

彼は、それに気づき、泣きました。

お金がないことに恥をかかせないように嘘をついて渡した。

この感動に彼は、奮い立ち、仕事を探しました。

そして、一生懸命、働きました。

仕事は、うまく行き、どんどん稼ぎました。

そして、自分で事業もやり、それも、どんどん成功して会社も大きくなりました。

でも、だんだんと、その会社が赤字を抱えました。

「もう、どうしようもないな・・。」

貯金も、残りわずか。でも、会社は、もう倒産寸前。

生きる気持ちも無くなりました。

「そうだ!もう銀行強盗しかない!」

彼は、そこまで落ち込まれました。

そして、ピストルをカバンの中に入れて銀行に行きました。

彼は、カバンの中にあるピストルを確認して・・

そして、「よし!やるぞ!」と思い銀行の中に入りました。

彼は心の中で決めていました。

「金を出すんだ!と、すぐ言えば大丈夫。」

「このピストルを見れば、すぐにびびるはずだ・・。」

そして、窓口へ向かい歩きました。

窓口には、小さな女の子が並んでいました。

ちょうど、その女の子が、窓口でやりとりをしています。

「この貯金箱をお願いします!」

女の子は、係りの人に貯金箱を渡しました。

1円や5円や、10円玉ばかりです。

三郎は、思わず、そのやりとりを眺めていました。

係りの女性は、その女の子にお金を渡しました。

「2,000円ありましたよ。」

「このお金は、何に使うの?」

女の子は、笑っていいました。

「ママにプレゼントを買うの!」

そして、お金を持って銀行を出て行きました。

彼は、涙が出ました。

女の子の2,000円を見て思い出したのです。

「ああ・・・なんて俺は馬鹿なんだ・・。」

あの、店長してくれた行為を思い出しました。

「あれがあったから、俺は生きていられるんだ・・。」

泣きながら、立ちすくんでいました。

銀行の窓口の人が「どうしたんですか?」と聞きました。

彼は「なんでもないです・・。」と言いながら
カバンの中に手を入れてピストルではなく、
通帳を出しました。

「これを全部、おろしてくれ。」

「すべて、2,000円札にしてくれ!」

彼は、わずかな貯金を、全部、おろしました。

その日は、クリスマスでした。

そして、彼は、現金を持ち、歩き出しました。

そして、道でうずくまっているホームレスや

ボロを来ている人。

貧しそうな人。

びっこをしている年寄り。

そういう人達に

「メリークリスマス!これはプレゼントです!」

と言って2,000円札を渡して歩きました。

全てを配り終え、家に帰りました。

家では、家族がクリスマスをやっていました。

彼は、妻に言いました。

「もう倒産するかもしれない・・。」

「すまない・・。」

でも、奥さんは、言いました。

「倒産してもいいじゃない。」

「また、1から、がんばればいいだけ。」

「倒産しても、私が、あなたを支えて行きます。」

彼は、泣きながら、誓いました。

そして、1から、仕事をがんばりました。

仕事も稼ぐようになり、また会社を始めました。

今度の会社は、すごい勢いで伸びました。

どんどん大きな会社になりました。

でも・・

クリスマスの夜だけは、彼は、いつも遅く帰ってきました。

家族と一度も、クリスマスを楽しんだことがありません。

奥さんは、不満に思いました。

子供たちも不満でした。

彼は、「ごめんね。クリスマスは、仕事が忙しいから・・。」

毎年、この言葉を言っていました。

しかし、その言葉は、嘘でした。

三郎は、いつもクリスマスの日は家族と過ごしません。

家族には、仕事が忙しいと、そればかり言っていました。

彼の会社は、どんどん大きくなりました。

家族も、彼が仕事で忙しいから仕方が無いと思っていました。

実は、彼は、クリスマスの日は仕事をしていませんでした・・

クリスマスに彼がやっていることは?

実は、彼は、サンタの格好をして

白いヒゲをして、顔がばれないように

サングラスをして街の中を歩いていました。

そして、大金を持ち歩き

自分が見て、貧しいと思う人。

自分が見て、お金をあげたいと思う人に

1万円札をプレゼントしていました。

「メリークリスマス!これはプレゼントです!」

もらった人は

「え?本当にいいの?」って

「わーい!ありがとう~~」って大喜び。

無差別ではなく

彼が自分の目で見てこの人にあげたいと
思う人にだけプレゼントしました。

会社が儲かるたびに、金額も多くしました。

この活動を彼は、ずっと続けいました。

それは、「秘密のサンタ」としてマスコミにも
取り上げられました。

いったいサンタは何者だ!

そういう声を多くなりました。

でも、彼は、誰にも言わず、正体を隠してやっていました。

毎年、毎年、彼は、やり続けました。

そして、彼は、あのお店の店長を探しました。
そして、店長に、今までのお礼を言いました。

店長も、もう年老いていました。

彼は、店長に、2,000円札を返しました。

「これは、あの時のお金です。」

そして、それとは別に、札束も。合計1千万円。

店長は、びっくりして、それは受け取れないと言いました。

彼は言いました。

あなたのお陰で、僕は、飢え死にしないで済んだし

銀行強盗もやらずに済んだ。

犯罪者にならずに済んだのです。

そして、この金で、また、私のような人がいたら救ってやって下さい。

そう言って、札束も渡しました。

そして、月日が流れ・・・

彼は歳を取り、病気になりました。

ガンだと言われました。

彼は、家族を呼び、全てを話しました。

「今まで黙っていて悪かった。」

「実は、僕が秘密のサンタだったんだ・・。」

奥さんは言いました。

「それはわかっていました。」

「お金は、あなたが稼いだお金です。」

「何に使っても、あなたの自由です。」

「でも、言ってほしかった。言ったら手伝いたかった・・。」

「これからは、手伝うので、何でも言って下さい。」

彼は、病気で動けないのでクリスマスの
お金の配布は、奥さんにお願いしました。

そして、彼は、決断しました。

マスコミに、正体をばらしたのです。

そして、自分がなぜ、お金をばらまくのか?

なぜ、秘密のサンタを続けているのか?

それをテレビの前で訴えました。

彼は、寿命が、もう無かったのです。

彼が死ねば、サンタがいなくなる。

だから、誰でも良いので共感してくれる人がいるなら

秘密のサンタを引き継いでくれって

それを、テレビで訴えました。

彼は、店長の2,000円で救われたのです。

クリスマスの夜、

その店長の行為がなければ

もしかしたら、犯罪を犯していたかもしれない。

たった2,000円だけど、それが人生さえ変える。

人が救われる。それを訴えました。

そして、次のクリスマス。

異変が起こりました。

なんと、あちこちの地域にサンタが現れたのです。

ホームレスにお金をあげる人。

さびしそうに歩いている人に
お金をあげる人。

施設などにお金を寄付する人。

あちこちで、サンタが増えたのです。

彼の意思を引き継ぎ、秘密のサンタが増えたのです。

でも、三郎は、それを知りません。

もう亡くなっていました。

三郎は、死んだけど、

彼の意思は、いつまでも残りました。

おしまい。

この物語は、実際にあった話しを
私が少し内容を変えています。

テレビを見て、覚えている範囲で書きました。

どうしようもないときは人を助ければいい。

困ったときは困った人を助ければいい。

良いことをすれば人に歓んでもらう事をすれば
それは、自分へ返って来ます。


以上です。

これは実話です。

彼の意思を引き継いだ人が数多くいます。

無銭飲食をやろうとした彼・・

銀行強盗をやろうとした彼・・

どの彼も、彼なんです。

すばらしい人間でも、分かれ道に立っています。

今は、苦しい。

その時は、苦しい。

彼も、無職の時は、思ったでしょう。

いったい、俺のどこが悪いのか?

このまま、社会を恨んで生きるか?

それとも、ダメ人間の自分を呪って生きるか?

自分には職もないし、取り得なんか何もない・・・

苦しみを受けると、誰でも、そう考えます。

あなたも、同じです。

今は、今を生きるだけです。

そして、人には、いろいろな選択があります。

忙しくして、心を見失って生きるか?

人のために生きるか?

自分だけが良ければ、それでいいのか?

選択するのは、あなたです。

今、選んだことが未来になります。

これで、話したかった4つの話は終了しました。

次の記事で、この4つの話が、失恋の心の傷と
どう関係があるのか?

詳しく説明します。

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