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随想録

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日記とはまた違った形で。 回想録であったり、決意を残すためであったり。
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2020年5月の記事一覧

お仕事さがし、はじめの記録

日本に戻ってきて、 もう少しで2ヶ月が経とうとしている。 コロナ、非常事態宣言の状況を見ながらもあって、 少しゆっくりしていたけど、 物件探しもスタートしたことだし、 仕事も同時に探していこうと活動開始。 まだ、ただ見ているだけだけど。 もともと会社への帰属意識がすこぶる低く (いや、うそ、ゼロです) 何をやっていくかは分からない。 でも、 やりたいことを全部やっていくのにはお金が必要、 美味しいごはんだって食べたい、 などなど、事情はあるもの。 とにかく、 これも記

日常は遥かに大きくて

月が青白く感じる日は、 初めて飼った猫を思い出す。 すると、お腹のあたりにぽっかりと穴が現れ、 触れた感触が体に甦る。 猫が世界から突然いなくなった日、 わたしの日常を死が初めてノックした。 わたしは、4つで、 猫も同じくらいの年だった。 毛の短い真っ白な猫で、青い目、きれいな雄猫だった。 母はいつも「本当にお利口ね」と猫に言っていた。 それは、多くの飼い主がペットに向かって言うセリフのひとつで。 賢さというものを当時のわたしには未だ分かってなかったけど、 彼の利口さとは何