自宅で仕事をするという夢

　２００５年１０月１５日号のPenで自宅で仕事をしている方たちの特集がありました。自宅の一室をオフィスや工房にして仕事しておられる方の記事が掲載されていました。『自宅が工房で仕事場』これ以上の目標はありません。自分もいつか自宅を工房にして仕事をすると決意しました。そのために会社にいる間に住宅ローンを組んで家を建てることを決意しました。

　そして２００８年、袋小路の一番奥に小さなな土地を購入して、小さな家を３５年ローンで建てました。工房は設計士さんのご提案で天井のボードを付けず梁をむき出しにして革などを収納できるようにしました。床は重い機械類を置いても大丈夫なように補強しました。そしてどこにでも棚などが付けられるように部屋の壁全面を構造用合板で囲みました。

いよいよ工房は出来上がったのですが、いざ独立するとなると不安要素がいっぱいで今年までずっと先延ばししてきました。気がつけば工房が完成して１１年も経っていました。

　しかしながら５０歳になる今年、令和になる今年。今しかないということで会社を辞めました。

もちろん住宅ローンもがっつり残っていて不安だらけですが、残りの人生は面白そうなことだけを片っ端から食い散らかして楽しんでいきます。