2023年 司法書士試験合格者が語る この講座で合格を掴んだ
2023年度司法書士試験に合格された方々からメッセージを頂きました。
合格者が語る様々な思いを知り、合格を掴む糧にしよう!
森 公昭さん
色々と伊藤塾で講座をとってきましたが、髙橋講師の「プラクティカルコース」が特に効果的でした。アウトプット中心の講座ということもあり、当初はインプットが疎かになるのではないかと不安でしたが、実際に講座を受けてみると、色々な表や解説もふんだんに盛りこまれることにより、アウトプット中心ではありますがインプットも図る講義内容になっており、安心して受講できました。その他にも、本講座は過去問の知識もたくさん含まれており、別途、過去問に取り組む必要はあまりないのではないかと思える位でした。実際は、合格した年は過去問を1・2周取り組んだのですが、それは間違えた問題をストックする目的で行ったものであり、今となってみれば本講座を受講すれば過去問演習は不要であったのではないかと思います。
佐々木 英里さん
ここまで独学で進んできた私に、山村講師の講義は「へぇ~」「なるほどー」「そう読むのだ」など、驚きの連続でした。優しい口調、世間話の時間もあり助かりました。
とは言え所々理解が追いつかず、眠気と戦うこともしばしば。我慢の時間が続きます。が、諦めずに続けていれば少しずつ覚えられるので安心してください。
私は司法書士法、民事執行法、民事保全法との相性が悪く、なに言っているかわからないレベルでした。何のハナシをしているの??とゆう感じで。この教科は捨てるか…とまで思っていました。そこで編み出したのが、「一問ずつ答えから読んじゃう」です。問に対する答えがわからないのがストレスで嫌になっちゃうと思ったので、逆に、答えを知ったうえで問題を解いていくということを続けていました。続けていると何となく覚えていくというか、「はいはい知っているよ」とゆう感じで苦手科目に対して優位に立てるので、試験対策としては良かったと思っています。捨て教科を作る位なら試してみて欲しいです。
お風呂で関講師の過去問の動画を見るのも楽しみな時間でした。講師の気を張らない語り口がクセになります。
井倉 佑貴さん
択一アドバンス講座は、初学者や学習経験者が再度網羅的に基礎知識を修得できるのと同時に、よく出る知識・絶対覚えないといけない知識等が修得できる。長期の講座ですが、ネットでいつでも見られるからという感じではなく、カリキュラムについていくのが必死になるので、いやでも学習できます。
択一実戦力養成講座は、直前期のペースメーカー的に利用でき、問題の重要度もわかるので、学習のメリハリがつく。
共通して、講義中に励ましてくれるのも良かったと思います。
プレ模試・公開模試は、自分の立ち位置、本番の練習ができる。正直、伊藤塾の模試の方が難易度大。
板野 利治さん
問題演習を通じて知識をインプットする勉強方法でそれなりに結果が出ていたことを踏まえ、髙橋講師のプラクティカルコースを受講することにしました。
テキストの表や解説は後回しにして、問題冊子の一問一答形式の問題、各回80問の問題をそのまま覚えることにして、6回ほど繰り返しました。
よく言われることですが、択一対策はやはり知識の絞込みと繰り返しが大切だと実感しています。その意味で、プラクティカルコースには合格に必要な知識が絞り込まれており、これを繰り返すことが合格への近道だと思います。
佐藤 逸子さん
受験3回目まで、大幅に合格点に満たない総合落ちでした。成績の伸びに悩んでおり、自分では解決方法が見つけられなかったので、カウンセリング制度を利用してみることにしました。時期は10月ごろだったと思います。カウンセリングでは、可処分時間や今の勉強方法を講師にお話しし、講師が分析して下り、私にあった勉強方法を提案してくださりました。これまでの勉強方法とは全く違ったので、正直不安でしたが、講師を信じて勉強をつづけたところ、プレ模試のあたりにはグッと成績が上がりはじめました。残念ながらその年は1点足りず、不合格となってしまいましたがその後も、同じ講師にカウンセリングしていただきながら、無事、合格をつかむことができました。感謝しかありません。
中村 純代さん
アドバンスコースはテキストがスリムでぎゅっと凝縮されていて、とても良かったです。見た目の圧が少ないところがメンタルに優しかったです。
記述式攻略コースは蛭町講師の明解な分析解析と、今日の一言、が1セット短時間で堪能できて、毎日の楽しみになりました。記述式の問題を解くときは、蛭町講師の考え方に沿って考えるようになり、おかげでとても難しかった2023年の記述試験の不動産登記法もミスが少なかったと思います。
プラクティカルコースは、高橋講師の鬼気迫る「5回繰り返して!」とか「3回繰り返して!」という指導に心が折れそうになりながらもなんとか付いていけたのが、だいぶ実力アップにつながったと思います。
あと、厳選過去問集を6月にはじめて購入し、超直前期の1ヶ月はそれだけを淡々と回したのが、今日は何をしよう、とか次は何をしようかとか、迷うことがなくできて、だいぶ良かったです。
高山 研人さん
クイックマスターと市販の3300を使わせていただきましたがまさにAランクと言われる知識がコンパクトにまとまっているのでこれさえ完璧にすれば択一で逃げ切れる点数を取ることが可能です。分量もかなりおさえられているので何度も繰り返すことができます。とにかく択一の攻略はAランク知識を完璧にすることだと思っているのでクイックマスターと3300はまさに最適です。
塚本 祐枝さん
とにかく講師の方々の教え方が素晴らしいと思いました。覚え方のテクニックやどこを意識して勉強したら良いか教えてくださるのでそれを信じて集中して勉強しました。テキストもわかりやすく、生徒が間違えやすい点に重点的に書かれていたと思います。はじめは山村講師の講座を取りたく、演習コースを受講しましたが、講座がとてもわかりやすくて感動したため必修テーマ短期攻略コースやマイナー科目攻略コースなどいろいろ受講してしまいました。でもこれいらなかったなというものはなく、どれも受けていてよかったと心から思っています。
黒田 匠さん
宇津木講師のステディコース、うかる!択一式や記述式あたりを受講していたと思います。ステディコースは徹底的なメリハリ付けがされており、また講義内でマークの箇所を指摘してくれるので、どこが大事なのかが復習の際に非常にわかりやすかったです。記述式についても基礎の問題から本試験レベルまで段階を踏んで学習できるカリキュラムになっているので、不安なく記述式の勉強を進められました。講座の受講モデルがあるので、それに倣って勉強を進めるようにしました。余談ですが、宇津木講師は何回か噛むと自分の頬を叩く癖があるようです。そこを見るのがすきで講義を視聴し続けることができたかもしれませんね。
うかる!択一式は出題予想を基に問題が作成されており、実際の本試験にもほぼ同じような肢が出たときは一種の感動すら覚えました。うかる!択一式の教材を完璧にするだけで本番で数点から数十点伸びてもおかしくないと思います。また、問題形式で勉強することが好きなので、そのことも相まってうかる!択一式は自分にベストな教材だったと思います。問題形式で勉強されるのが得意な方、好きな方にはぜひおすすめしたいです。
本試験が終わった後、SNSなどで過去問をどの範囲でどれくらいやるのがいいか、という話を目にしましたが、私は伊藤塾の厳選過去問集だけで事足りました。必要最低限かもしれませんが、少なくとも合格に必要な量の過去問は掲載されていると思います。回す回数を増やさないと知識が定着しないので、負担のない量を何回も回す方が大事だと思います。
佐々木 亜咲さん
テキストは絵や図が多く、法律初学者の私にもすんなり内容が入るテキストだったと思います。テキストの横に自分でメモできるようになっているので、講師の方々の指示や自分の言葉でまとめたとこを書いていました。
入門講座・Exceedコースどちらも受講してよかったです。特に入門講座では山村講師は「ここは覚えて当たり前」と時に厳しめに授業してくださったり、「関連して思い出せるか?」など受講していてギクッとするようなタイミングで復習ポイントを設けてくださったりしたのでメリハリのある勉強ができました。
高橋講師も、メモや頭に残る語呂合わせを紹介してくださって、本番も役に立ちました。いったん画面を止めてメモしてくださいという指示が多くあり、このメモは振り返りの際に法律の趣旨や方向性を覚えるのに非常に有効でした。
佐藤 敦子さん
山村講師の答案構成をちゃんと学びたく演習コースを受講しました。構成用紙を活用できると、問題文中を探し回らなくなり、時間短縮。注意事項を書き出して最後に確認でき、忘れていた!ということも防げます。ブラッシュアップしてどんどん自分仕様にすることも学びました。帰ってから解答を書き起こすときにも便利です。模試で解答用紙をスマホで撮っている人がいましたが、本番ではどうしていたんでしょうか。
宇津木講師の択一の講義・テキストについて、今年度独学を選んだ私にとって、わからない時は戻ってくる場所、拠りどころでした。レジュメでの改正点もとてもわかりやすく説明もとても聞きやすかったです。
演習コースは、私にとってはなくてはならないものでした。というよりもし受けてなかったら今年もこれからも、合格はなかったと思います。それくらい合格にとって必要なものだった。 択一も記述も、3回回しました。やはり言われた通り繰り返しは必要。
最後の記述式は、総仕上げ、自分の弱点を再認識してそれが出題された時にすぐ結び付けられるようになる道標でした。必要な知識がぎっしり詰まっていました。
山田 友佳さん
2年目に入り、どの講座を受講しようか迷いましたが、小山講師の講義がわかりやすかったのとSNSでの評判が良かったエクシードコースに決めました。
実際に受講してみて、1年目は理解できず暗記で乗り越えたところも、小山講師が入門コースとは別の切り口で説明してくださり理解できるようになりました。また、Zoomによるライブ配信でモチベーションも更に上がりました。
答練も受けました。答練の一番はじめのガイダンス(オープンスクール)で、合格者の池上さんのお話を聞くことができました。
ガイダンス終了後に教室で池上さんと少しお話をさせていただく機会があり、そのときに「合格に一番必要なことは何なのでしょうか、教えていただきたいです」と質問しましたら、「手を広げないことです。」とおっしゃいました。
そして、「手を広げないことは、簡単なようですがすごく難しいと思います。でももし最後まで手を広げずにいることができたなら、自分で自分を褒めてあげてもいいと思います。」と付け加えられました。
「手を広げない」ことが大事なのは何となく聞いていましたが、ここまでおしゃってくださるのだからこれは本当に広げてはいけないのだと思い、エクシードコースのテキストだけを何度も回すことにしました。
中村 翔太郎さん
なんといっても山村講師の「入門講座」です。山村講師の講義は、時間当たりの情報量が濃いのですが、話すスピード、テンポなどのバランスがとても良く、情報がスッと入ってきます。
また、勉強を継続するための心構えや、メンタルの部分など、その時は「ふーん」くらいで、そこまで響かない言葉でも、後から、「山村講師の言っていた通りやん!」と思うことが多く、山村講師のことを金言製造機だと思い、一言も漏らさず聞くように意識していました。記述式対策は、「記述式答案構成力養成答練」を受講し、問題を繰り返し解きました。それぞれ3周解き終わる頃には解法が身につき、模試や過去問の問題(鬼門の令和5年度本試験を除く)を説いても、不動産・商業とも1時間かからずに仕上げることができるようになっていました。
野原 悠さん
宇津木講師のアドバンス講義は、徹底的な知識の絞り込みを行う、という方針で構成されていた点が良かったと思います。
知識の絞り込みにより、学習の時間がないという方でも、効率的に基礎を完成させることができます。また、時間がある方にとっても、基礎を固めたうえで、枝葉の知識をどこまで取り入れるか、というボーダーラインを引くことの役に立ちます。
令和5年度の記述式の問題で言えば、譲渡担保契約解除の登記や、民法392条2項による代位の登記、商業登記法における監査等委員会設置会社の登記などは、細かい知識であったと思います。これらの問題は、知識の絞り込みさえ行っていれば、解けない問題として時間を配分することができます。あるいは、知識を絞り込んだ上で枝葉の学習をしていれば、皆が解けないであろう問題を解けた、という自信につながります。
何れにせよ、私の学習においては、知識の絞り込みが合格をもたらしたものと考えています。
花輪 和世さん
伊藤塾を選ぶにあたり、講師の方々のご年齢層、YouTubeなどでお話されている内容を重視しました。というのは、司法書士試験は時代とともに年々変化しており、今の時代に合った学習法を指導していただけるところがいいと思ったからです。受講した講座は全て良かったですが、特に山村講師の答案構成で解く記述式の解法テクニックは目から鱗でした。この解法を知らなければ、3年での合格はなかったと思います。また、オンラインでほぼ毎日受講しておりましたので、耳あたりの柔らかい落ち着いた雰囲気の山村講師の語り口調はとても安心感がありました。
北山 朋子さん
クイックマスターはテキストがとにかく秀逸でした。会社法、商業登記法、マイナー科目はクイックマスターのみで合格点まで引き上げたような感じです。クイックマスターのテキストは過去問と知識が見開きになっているので、問題を解いてピンとこないときは右側の表を覚えなおすインプットと、理解し覚えられているか確認のために左側の問題を解くアウトプットの反復が非常に効率よくできました。解説は表がメインで視覚的にも覚えやすかったです。さらに、小山講師の講義は印象づけしやすいように色々なお話を織り交ぜてくださっていたので、お話とともに知識が記憶に残りやすかったです。
民法と不動産登記法の択一は、宇津木講師のアドバンスコースのおかげです。過去問偏重の学習をしていた私は、ちょっぴりマイナーな過去問知識は正解できても、基礎知識の抜けが多く2年前の本試験では不動産登記法の不正解が全てAランクの問題という有様。危機を感じてアドバンスコースを受講、テキストを使った学習をするようになりました。
テキストは宇津木講師が講義で指摘した箇所にマーカーを引き、配布されたパワーポイントも貼りつけていたので、テキスト全部を同じ力加減で読む必要がなく、抑えるべきところを重点的に読み込むことができたのでとても使いやすかったです。
蛭町講師のディテールコントロールで合格点をとる講座の不動産登記法のワークブックと、アドバンスコースの商業登記法の記述式演習ケーススタディは毎朝に10~20分程度やっていました。1つずつが小さな問題なので短時間で取り組めるのがよかったです。繰り返すことでひな形や考え方のポイントが定着し本試験の大きな問題にも十分対処できるようになりました。疑問点は随時、択一のテキストで確認していたので、記述の練習が択一の勉強にもなっていました。答練には出てこないひな形やパターンを練習できたことで、記述問題への対応力が上がって今年の記述の答案が書けたと思います。
橋本 貴法さん
それはもうたくさんたくさんあります。
・伊藤塾の学習方針ですが、Aランク知識を絶対的知識とし、出題可能性の低い知識については学習時間を割かない、といった方法がとても強く反映されています。知識の量を絞ると、不安にこそなりますが、あいまいな知識はマイナスとしか働きません。その考えをとても強く擦りこんでくれました。
・合格年度は思い詰めていることもあり、年明けからとても精神が不安定になります。そんな時はカウンセリングを通してクラスマネージャーの方に支えてもらえます。私は毎月定例報告をしていました笑
・教材、好みこそありますが、PDFでスマートにまとまっており、アプリを利用し、暗記にやくだてることができました。
・厳選過去問集により問題の本番慣れや難易度を把握し、基礎的問題を焼き付けることができ、そのまま答練の時期になると高得点を獲得することができ、自信につながりました。
池田 和裕さん
髙橋講師のプラクティカルコースになります。
そのプラクティカルコースの特によかったと感じた点のひとつにテキストの読みやすさがあります。
都度趣旨・理由付けがフォント違いでなされており一目でわかるため、趣旨を抑えたいと強く思っていた私にとって非常に取り組みやすいものとなっていました。
講義でラインの箇所が指定されるのでより重点的に取り組む箇所をしっかり把握できます。また文章の表現や改ページの切り方など細やかな気遣いを感じとても読みやすいものとなっています。
原子 奈津美さん
私はプレ模試と全国公開模擬試験を受講しました。
二回目の受験までは伊藤塾の模試を本試験直前期に解いても、他社の模試よりもあきらかに点数が低く、合格点には程遠いものでした。
そんな私が、今年は伊藤塾の模試で午前、午後ともに30問前後正解し、去年までは自分が合格レベルになかったのだと気づきました。とても本試験に近く、直前期の自分の今の立ち位置を知るために、すごく役に立ちました。解説も細かく、比較の図表や、改正情報などもありがたかったです。
武石 佳華さん
【入門講座】全11科目の知識だけでなく、試験との向き合い方からメンタルまで、この試験を乗り越えるための揺るぎない土台を作ることができました。私は1回目の受験と2回目の受験の間が10年空いていますが、2回目の受験の時は改正点を除いてインプットのやり直しはしませんでした。10年前に入門講座で作った土台があったので、過去問を解きながら思い出すことで十分対応できたからです。全ての根幹となる基礎基本は、試験に合格するためだけでなく、その先の実務においても大切なものだと思います。テキストが何冊もあったり、最初は覚えることが多かったり、勉強が大変だなと感じる時もあるかと思いますが、「一生モノの土台」を築いていると思えば乗り越えられるはずです。私の合格はこの講座なくしてあり得なかったと言えます。
【ペースメイク記述式】1回20分の講義なので、働きながらでも無理なく毎日続けることができました。20分なのに内容がとても濃いので、記述の対策だけでなく択一対策にもなります。この講座を通じて、蛭町講師がおっしゃる「登記は実体を映す鏡」の言葉通り、しっかりとした実体判断があっての登記申請であることを意識するようになりました。毎回予習問題があるので、自分ができていない点を明確にしたうえで講義を見ることができるのも良かったです。テキストと復習問題は雛形集としても使っていました。
【プラクティカルコース】択一集中演習講座はアウトプット中心なので、この講座の問題を繰り返し解いていると合格レベルの力が自然と身についていました。講座の中で「別途過去問演習はしなくても問題ない」という説明があったものの、本当にそれで大丈夫なのか不安でした。でも、総合演習回の問題がほぼ完璧に解ける状態に仕上げて、本試験で十分な点数を確保することができたので、この講座の教材だけで何も問題ありませんでした。解説講義は制度趣旨に立ちかえって理解することに重点を置いているので、暗記に頼ることがなく、自分の力で正解にたどり着く力が付きました。
そして、コンプリート記述式過去問講座では、解き方の解説だけでなく、合格者が実際にどこまで書けていたのかといったところまで説明があります。「合格答案」を作るための明確な基準が示されることで自分の現状と合格までの距離がわかり、「合格するために足りないもの」が見えてきます。そうすると、ただ闇雲に復習するのではなく、自分の弱点強化に特化した復習ができるので、「書けば書いた分だけ自分の力になる」ということが実感できました。
【択一実戦力養成答練】問題のレベルが本試験に近かったです。出題が予想される分野から改正点まで網羅されているので、直前期に入る前に知識の総点検ができました。解説講義ではポイントとなる知識についてコンパクトにまとめた「解析レジュメ」があり、重要な箇所のマーク指定もしてくださるのでとても助かりました。直前期には解析レジュメを再度読み、そこに載っている確認問題を解いて、重要知識の抜けや漏れがないか確認していました。毎回復習の優先順位をランクで示してくださったり、解説冊子に載っている表や判例についても絶対に押さえるべきものと一読程度で構わないものを区別してくださったり、メリハリをつけた復習ができるように指示があるのも、勉強時間が限られる兼業受験生にとってはありがたかったです。
【記述式答案構成力養成答練】不動産登記・商業登記ともに本試験レベルの良問揃いです。解説講義を見ながら、「うわーやられた」と何回言ったかわかりません(笑)問題のいたるところにポイントが散りばめられているので、毎回とにかく集中して、本試験のような緊張感を持って取り組むことができます。ただ問題を解くだけではなく、戦術面を考える力も鍛えられるので、本試験の極限状態でも「どこで勝負するのか」という正しい判断が一瞬でできるようになりました。
答案構成は自分の脳内、いわば思考回路が可視化されます。私は自分で作成した答案構成を見ながら解説講義を聞いて、きちんと判断できている点とそうではない点、連想できている点と見落としている点などを明確化するようにしていました。解説冊子は指示があるまで見ることができないので、問題演習から解説講義までずっと思考が途切れないことも良かったです。
その後、間違いノートを作成する、ケアレスミスをケアレスミスで終わらせないための対策を講じる、どうしたら気づくことができなかった連想ポイントに気づけたのか自分なりにしっかりと考える、少し期間を空けてもう一度同じ問題を解くところまでが私なりの復習の1セットでした。
そして、山村講師からの問いかけには全てきちんと答えられるようにしてください。私は逃げ回っていた年と答えに詰まっていた年は不合格でしたが、合格した年は全て完璧に答えられていました。
【最後の記述式】直前期になっても克服できていない苦手な箇所を徹底的に鍛え上げるためにこの講座を活用しました。私は商業登記で事業年度を変えられてしまうと途端に役員の任期計算ができなくなっていたので、この講座で一度基礎基本に立ち返りました。テキストに載っていた練習問題を繰り返し解いて考え方を理解したことで苦手分野が得意分野に変わり、「今年の試験ではかなり複雑な任期計算が聞かれても絶対答えられる!」と思えるくらいになりました。他にも、連想と検証がきちんとできるようになっているか、基本的な雛形がちゃんと書けるかといった「絶対に落とせないポイント」の総点検ができるので、意外な抜け・漏れがあることに気づき、良い復習になりました。テキストは1冊ですが、その1冊に大切なことがぎゅっと凝縮されています。
【カウンセリング】最後の2年間はインターネットクラスで勉強していたので、受験仲間がいない環境でした。1人で勉強していると、自分の勉強や目標設定は正しいのか判断する基準がなく、知らず知らずのうちに誤った道を進んでしまっていることがあります。そうならないために、第三者の目線でチェックしていただくことが重要だと思います。そのためにはカウンセリングが有効な手段です。
私は中上級者になって自分自身に課すハードルをどんどん上げてしまい、「合格ラインを超えるための正しい努力」を見失っていました。自分では全く気づいていなかった点ですが、カウンセリングで山村講師にご指摘いただいたことで軌道修正ができ、気持ちも楽になりました。
こんなことを聞いてもいいのかな?とか、ちゃんと伝えられるか心配、と思っている方はぜひ一歩踏み出してみましょう。人見知りかつ引っ込み思案な私でも大丈夫でしたよ!
【択一式厳選過去問集】問題数が絞り込まれているので、繰り返し解くには最適な量でした。過去問はたくさんの問題を解けば良いというものではなく、良質な問題を繰り返すことが重要だと思います。学習チェック表が付いているので、間違えた問題はそこにチェックを入れ、直前期はチェックの数が多いものから優先的に取り組むようにしていました。また、26穴仕様なので間違えた問題だけを抜き取り、正解できたら元に戻すことで、最終的に自分オリジナルの「苦手問題集」ができ上がります。これを超直前期に再度見直して「正確な知識」として頭に詰め込むことに取り組んでいました。
【YouTube・note】「過去問向上委員会」は過年度のものも含めてよく見ていました。自分で過去問の解説を読んで分かったつもりになっていた箇所でも、関講師の解説を見ると新たな発見や気づきがありました。答えにたどり着く過程の思考プロセスもわかるので、ただ動画を見るのではなく、自分でも一緒に考えながら見るとより効果的だと思います。登場する過去問は択一式厳選過去問集に載っているので、問題集と連動させて復習として動画を活用する方法もおすすめです。
noteは北谷講師の「質問知恵袋」には大変助けられました。問題の解説を読んでもいまいちピンと来ない、もう少し詳しい解説が欲しいと思ったことは、たいてい質問知恵袋に載っていました。受験生がつまずきがちな所をわかりやすく解きほぐしてくださるので、初学者の方だけでなく、中上級者の方でも「そういうことだったのか!」と思える点がたくさん見つかるはずです。
十時 礼和さん
山村講師の入門講座を受講させていただきました。山村講師の講義は理解、暗記、演習という受験勉強における全ての過程で助けになるよう緻密に練り上げられた講義です。
理解の段階においては、講義ではテキストに載っている知識全てに触れてもらえるので、自分の力で読み解く過程を省略することができました。そのため、その分の労力や時間を暗記や問題演習などの復習に使うことができました。
暗記の段階においては、暗記個所をピンポイントで指摘してもらえるので、知識を定着させる軸になったり、その知識だけで本試験の得点につながったりしました。
演習の段階で役に立ったのは、講義内で教えていただいた「連想」という特有の思考方法でした。これにより、本試験でのチェックポイントの見落とし軽減や、問題検討の起点になり記述式の攻略ができました。
さらに、講義中にメモを取るように指示された「名変チェック」などの合言葉も合格につながったと思います。本試験では不動産登記の順番で迷い手が止まってしまいましたが、山村講師の講義中の言葉が頭を過り、結果的に正解を書くことができました。
鈴木 春彦さん
宇津木講師の「アドバンス講座」です。会社員の私の中にとって「とにかく薄いテキスト」であることが何よりも重要でした。また、自分はどちらかというとインプット型でしたのでテキストを回せるかどうかを重視しました。マイナー7科目が1冊に、会社法・商業登記法が1冊にまとまっていること、不動産登記法のテキストの薄さは秀逸だと思います。忙しい会社員にとって、分厚いテキストの読み込みはストレス、時間泥棒でしかないと思います。その点、アドバンステキストには必要最小限の情報が示されており、これを何回も回すだけで基準点は確実に超えられると確信しています。漏れている箇所もあるにはありますが、その点は補足で書き込みを行い、答練で補完すればいいと割り切れば十分です。自分だけのテキストに仕立て、愛着を持てるようにしていきました。直前期には「この論点ならこの辺り」とページをめくるとそのページが示せる位、繰り返し読み込んでいました。また、補足のパワポレジュメの破壊力は抜群です。時間が取れないときは、パワポレジュメを見、そのページに書かれている論点を空で考え目視で答え合わせをするというように使い、インプットしながらアウトプットを行うように意識していました。また、過去問は「伊藤塾セレクション」を使用しました。私は2023年合格ですが、2020年度のものを使用しておりました。つまり過去問の買い替えはしていません。過去問を買い替えるかは悩ましいと思いますが、過去問にない論点や改正点は答練で十分補完できます。それよりは、「自分はこの過去問を完璧にする」と決め込むことの方が大事だと思います。過去問もテキストと同様、効率の良さを求め、主要な論点が必要最小限記載されているものとして選定しました。厳選過去問集を否定する派もありますが、私は厳選過去問集と愛着のあるテキスト、答練、年度別過去問があれば必要十分と考えます。「できるだけ多くの論点を潰さなければ勝てない」という妄想は捨てるべきです。本試験は結局基礎です。マイナー論点は合格者でも解けません。また、その場で考えても何とかなります。ある程度基準点に毎年掛かっている受験生ならば、エッセンシャルな論点を「確実に得点」することに意識を集中させるべきです。
私は記述式が鬼門でしたので合格年は記述式対策にも力を入れました。そこで年明けから山村講師の「記述式答案構成力養成答練」を年明けから直前期まで各演習問題を3周させました。問題数をこなすのではなく、忘れた頃に、同じ問題を解きなおして繰り返すことが効果は高いと思います。記述式は思うに知識量ではなく、「作法」や「反射」だからです。実は、私は不合格の年はずっと答案構成用紙を使わない派でした。しかし、得点の乱高下がマチマチであることが課題でした。そこで合格年に抜本的に記述の戦術を変更する決意をし、答案構成用紙を使うという方向にシフトしました。これは大変勇気のいる決断でした。これまでの自分と決別することを意味するのですから。ですが、山村講師は例えば根抵当権の元本確定事由など「合格者ならば分かって当たり前の論点ですよ」と言いながら、講義内で何回も繰り返してくれました。逆に言えば「これが空ですぐに言えるようになることが合格への道なのだ」と信じることができました。また、答案構成をしっかりとすることでこれまで確認漏れをしていた論点を視覚的に表記して実体判断を行うことができるようになり、枠ずれ、見落としの恐怖感が次第に払拭されて行きました。
坂本 尚輝さん
私が数多くの講座を受講しましたが、その中でひとつ挙げるとしたら間違いなく関講師の思考力完成コースです。私は伊藤塾で学習する前は暗記に頼った学習のせいで基準点付近には到達することはできたのですが、そこから点数が全く伸びず、学習自体のモチベーションも上がらずに途方に暮れておりました。そんな時出会ったのが思考力完成コースでした。この講座は受験生が苦手とする分野や混同しやすい分野を制度趣旨、考え方を伝授してくれる講義ですので毎回毎回が本当に有意義で刺激的でした。私が合格できたのは間違いなく思考力完成コースがあったからだと言っても過言ではないと思います。
具体的な講座の利用法としましては講義を聞いた後は手持ちのテキスト、過去問に戻って該当分野をチェックして講義の内容が身についているかと実際の問題を解いて答えを導きだせるかどうかを確認しました。
大井 英里さん
私は伊藤塾のプレ模試と全国公開模擬試験を受講していました。
伊藤塾の模試はリーズナブルな価格ということもあり、多くの受験生が受講するため、順位や自分の立ち位置などが正確にわかります。
模試は様々な受験指導校で行われていますが、伊藤塾の模試は本試験に形式も難易度もとても近く、本試験に向けての良い練習となりました。
特に記述式の解説や丁寧でわかりやすいと感じました。
記述で間違えたところも、解説を見て深く理解をすることができるようになったため、同じ間違いを二度とすることがなくなりました。