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用法・用量を正しく受講する
みなさん、こんにちは。伊藤塾講師の髙橋智宏です。今回は、講座の受講の仕方についてお話したいと思います。
【1】講座のカリキュラム
当然のことではありますが、講座のカリキュラムは、その教材・講義の力を最大限発揮するために組み立てられています。そして、そのカリキュラムを前提に、講義をどのように視聴するのか、復習をどのようにするのかが、その講座を担当する講師から説明がされているでしょう。
それは分かっているとしても、自分なりにアレンジして、カリキュラムの消化や教材の使用をしてみたくなる気持ちもあると思います。
【2】用法・用量は正しく
しかし、薬が用法・用量を正しく服用しないとその効果が出ないように、講座のカリキュラムの受講に関しても、その内容(及びフォロー講義におけるアドバイス)通りに実践しないと本来の力が発揮できないおそれがあります。
そのため、少なくとも、実力養成期に当たる年内のカリキュラムが一通り終えるまではその通りに実践し、自分なりのアレンジを加えるとしても、その講座に慣れてきた年明け以降に行うのがよいでしょう。
【3】新しい教材が定着するまで
教材に関しても同じことが言えます。講座を受講し、メインに取り組む教材をこれまでと変えることになった場合、最初から馴染んで定着するということは意外と少ないです。なぜなら、これまで繰り返し取り組んできた従前の教材が頭の中に残っており、まだ新たな教材の方に頭を切り替えられていないからです。
このことから、新たな教材が自分に合っていないのではないかと不安になることが多いですが、新たな教材を2~3回繰り返していれば、自然と馴染んできますので、心配する必要はありません。
やってはいけないのは、教材の位置づけ(主従関係)をあいまいにしたまま、中途半端に従前の教材も新たな教材も併用して使用することです。これを続けると情報の一元化を害することになり、両教材の本来の力が発揮されないため、避けた方がよいでしょう。なお、新たな教材をメインとして使用しつつ、従前の教材を辞書的に用いる、あるいは要所に従前の教材のコピーを張り付けるといった形であればよいでしょう。
【4】大事なのは信じること
講座の教材や講師を信じ切れず、疑心暗鬼になりながら、あるいは言われたことを無視して勉強を進めてもその教材・講義の力を最大限発揮することはできません。
合格者の体験談によく「講師と教材を信じて努力したら合格できた」という話が出てきますが、そういった意味で言えば、「信じること」も合格にとって重要な要素といえます。むしろ講座を受講して合格するうえでは一番大事な要素と言ってよいかもしれません。
講師と教材、そして自分自身を信じて、学習を進めていきましょう!カリキュラムのこなし方、教材の使い方に不安のある方は、カウンセリング制度を積極的に活用してください。