第24回 <社会>労働関係 その1
皆さん、こんにちは。
講師の川崎 貴志です。
今回は社会分野の
『労働関係 労働基準法』
から出題していきます。
今日も楽しんで
取り組んでいきましょう。
【問題】
以下、○か×かで答えてください。
×については、どの点が誤っているかを指摘してください。
問1 労働基準法3条は、使用者は、労働者の国籍、信条、性別又は社会的身分を理由として、労働条件について差別的取扱をすることを禁じている。
問2 労働基準法4条が定める男女同一賃金の原則は女性保護のための原則であるから、女性が男性より不利に取り扱われる場合にのみ適用され、女性が男性より有利に取り扱われる場合には適用されない。
問3 賃金の支払いは通貨で行うのが原則であるが、通貨に類似する商品券等での支払いも通貨に類するものとして、法律で認められている。
問4 1日の労働時間が8時間であれば、休憩時間を少なくとも60分与えなければならない。
問5 労働者の年次有給休暇の権利は、労働基準法に定められた客観的要件が充足されることにより法律上当然に発生するものではなく、その発生には労働者の請求に対する使用者の承認が必要であるが、この承認は事業の正常な運営を妨げる場合でないかぎり与えなければならない。
です。
すこし考えてみましょう。
いかがでしょうか?
答えは出せましたか?
では、今回の出題のポイントをお伝えします。
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今回は社会分野として労働関係から
労働基準法を出題しました。
過去の行政書士本試験では、平成22年度、24年度、25年度、
令和元年度に雇用・労働に関する出題がされています。
これらの中から、今回の一般知識等クイズでは問3にて、
平成24年度の問題53の一部から出題しました。
労働関係法規は幅広いですから、すべてをおさえるのは困難です。
厚生労働省のホームページにPDFで「労働基準法の基礎知識」と
いった資料や直近の改正のポイントなどの資料が掲載されて
いますので、興味のある方は一度見てみてください。
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【今回の解答】…