第1回
皆さん、こんにちは。
伊藤塾 行政書士試験科講師の志水 晋介です。
このコーナーでは、行政書士試験の学習において
重要となる知識、論点をQ&A方式でシンプルにお示しし
皆さんがテキストや教材に戻って勉強していただくキッカケをお作りするものです。
ぜひご活用いただいて、合格に向けた学習に役立ていただけましたら幸いです。
では、早速第1回のQ&Aを始めていきましょう。
【問題1】
胎児が不法行為を受けた場合、出生前でも母は胎児を代理して加害者に損害賠償請求できるか?
●テーマ
民法 総則 権利能力
●結論
できない
●解説
胎児には原則として権利能力はない。
例外的に、1 不法行為に基づく損賠償請求、2 相続、3 遺贈については、既に生まれたものとみなされるが、あくまでも、出生後に遡って認められるものである。
【問題2】
幼児が行った契約は認められるか?