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志水晋介の3分チェック!行政書士 重要論点Q&A 第2回

皆さん、こんにちは。
伊藤塾 行政書士試験科講師の志水 晋介です。

このコーナーでは、行政書士試験の学習において
重要となる知識、論点をQ&A方式でシンプルに
お示しし、皆さんがテキストや教材に戻って
勉強していただくキッカケをお作りするものです。


ぜひご活用いただいて、合格に向けた学習に
役立ていただけましたら幸いです。

では、早速第2回のQ&Aを始めていきましょう。


【問題1】

自分の15歳の子どもが勝手に洋服を買ってきた。お店に何とか言えない?



○テーマ
民法 総則 行為能力



○結論

契約を取り消すことができる可能性はある。



○解説

法定代理人の同意なく、未成年者は法律行為をすることができないのが原則であることから、一般論としては、親(親権者)としては、この売買契約を取り消すことができる。すなわち、売買契約を取り消し、そのうえで、洋服を返し、代金を返してもらうことができる。

しかし、子どもが、お小遣いで買ったものであれば、その処分は未成年者の自由であるため、取り消すことができない。

また、子どもが、店員に対して詐術(成年者であると偽る、親権者の同意を得ていると偽る)を行ったのであれば、取り消すことができない。

なお、親としては、この契約を追認する(有効なものとする)ことも可能である。


【問題2】…

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