問題?テキスト?どっち?
一般的には、問題とテキストは、
交互に学習をしていき、理解を深めていきます。
※これを、クロスレファレンス学習と呼んだりする。
もっとも、学習の初期段階から
問題とテキストをしっかりと往復させるのは、
かなり難しい工程のはずです。
※少なくとも、自分には出来なかった。
そこで、効率よく学習をするためには、
「いきなり過去問」をやっていく。
これが、一番です。
何が分からないのかを必死に考えながら、
問題をどんどん読んでいく。
この工程の中では、何が分からないのか
きちんと整理していくことが大事です。
1 問題の設定している「場面」そのものが理解できないのか?
2 何が問題(争点)となっているのかが分からないのか?
3 なぜ、そのような問題(争点)があるのかが分からないのか?
4 色々なパターンがあって、どのように整理しておけばいいのかが分からないのか?
5 何に注意をして読んだらいいのか(どこに着眼点を置けばいいのか)が
分からないのか?
ざっとあげただけでも、このくらいあります。
まずは、問題を読んでいきながら、
上記のような疑問点をしっかりと把握していくことです。
上記のよう疑問は、解説を読めば
大体書いてくれているのですが、
どうしても分からないことをもあるでしょう。
その部分は、「3の疑問があるんだけど、
解説だけだとよく分からないなぁ。」と
思いながら、付箋でも貼っておきます。
ここで、いきなり調べたりはせず、
とりあえず先に進みます。
そして、またその問題に出くわしたら、
必死に考えてみます。
それでも分からなければ、
また飛ばしておき、先に進みます。
こんな感じで、早い段階で問題集を
3~4周してしまいます。
分からないながらも、
とりあえずどんどん問題を読んでいくことが重要
だということです。
さて、ここまで来れば、分からないことが
かなり明確になっているはずです。
※分からないということと、明確になるということは
なんとなく矛盾するようにも思えますが、
「何が分からないのかが分かっている」
という状態を作るということがとても重要だ
ということです。
このように、分からないことが明確になった段階で、
今度は付箋の貼ってある部分を中心として、
該当のテキストや該当する条文等を読んでいきます。
疑問点が明確なので、
テキストを「問題意識をもって読む」ことができる
わけです。
こうなってくれば、
試験対策の準備としては7合目くらいまで
きています。
ここから次の段階へと歩を進めるのですが、
とりあえず今はここまで。
個人的には、行政書士試験の場合であれば、
問題を繰り返し読み込んでいく勉強を
6月末くらいまでに終えておく。
※学習を始めた時期によっては、7月末くらいでも可
テキストと問題を並行して~とか、難しいことは考えず、
まずは問題を読みまくる勉強を先行させましょう。
話はそれからです。
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