希望の灯り

いい映画ですが、とっても悲しい気持ちになりました。

以下あらすじで、、ネタバレしてます。

クラシックとフォークリフト

タトゥーの入った新人と親切な上司

ブルーノとの出会い、すぐに合格になる無口な新人、いろいろとベタなことを教えてくれるブルーノさん、マーリンとの出会い、タトゥを触る

惚れてることはみんな知ってて、傷つけるなと声をかけられる。クリスの運転するフォークリフトは危なっかしいが、ブルーノさんはびっくりするほどまかせてくれる。やらせて見てる。

クリスマス会でマーリンと距離が近づく。が、すぐにそっけなくなる。そしてマーリンが仕事に来なくなる。


仕事が休みの日、マーリンの家に忍び込む。きれいな今の日本によくあるような四角い家。もののない部屋と明るいキッチン。パズル。中略。



家を出て荒れて昔の仲間と会い、飲みすぎて仕事に遅刻。

まだ試用期間だ、しっかりしろと言われる。

お前はいいやつだ。みんな認めてる。


ブルーノは相変わらずチェスをし、マーリンのことを教えてくれる。旦那が悪いやつで、マーリンを大切にしない。そして海の部屋へ連れてくる。狭い水槽にぎっしりの魚。買われるまでここで泳ぐ、というブルーノさん。波の音。ブルーノさんに

夜飲みに誘われる。自宅のみ。

汚い部屋。狭く、車が通るたびにライトが当たる。クリスの刑務所歴をブルーノはそれとなく感じており、みとめてくれる。昔の仲間とは？クリスはもう切れてるとウソをつく。マーリンはいつか帰ってくるから、それまでいてやれと。元気づけてくれる。

昔の倉庫時代からいいチームだ。帰ってきてタバコ工場が見えたら嬉しかった。トラック時代が懐かしいと語る、震えてるようでその飲み方が危なっかしい。


マーリンが戻る。ブルーノはいない。シベリアの部屋でマーリンに花束をありがとうと言われる。イヌイットの挨拶。

ルディーさんに、ブルーのがいないがどうしたかと聞くと、ブルーノはもう来ないという。首を吊った。誰にも言わずに。



あそこに住んでいたらそうなると誰かが言う。

昇進するクリス。マーリンと、ブルーノから聞いたという、フォークリフトの波の音を聞く。



役者を見る映画。ルディ、ブルーノがダンディな魅力をだす。マーリン役の女優さんはやっぱりいい。

途中、やかんが沸騰したり、電話がなり続けたり、ちょっとずつ飽きる。

でも、東西の分断と統合、時代に翻弄され命を落とす人。健気に生きる人。不良、夫の暴力。、キレイな家、、汚い部屋。

そういう空気を閉じ込めたかった映画なのかな。

そして主題は

ブルーノの自殺。それが残すインパクトというのが主題になっているように思う。

見終わってそのことが、他の希望より強く体に残る。とにかくブルーノは一人で首をつって死んでしまったんだ。