傘がある

台風でずぶ濡れになったけど楽しみでヘラヘラしながら味園ユニバースに向かったら、チケットに書かれた開場と開演時間を見間違えていたようで入る時に「あっ」と思いました。


昨日は中島らも没後15年ライヴでした。味園ユニバースも初めて


本を読まないでいた私がらもさんを知ったのは、筋少の歌詞に出てくる「永遠も半ばを過ぎて」というフレーズをキレイだなと思ってたら本のタイトルだと知って読んだ事がきっかけではまってからのファンで、知った時には亡くなっておられたんですが…。職業柄面白いというのもありますが、音読したくなる本であれ以上のものはまだ読んだ事ない、というくらい気持ち良い本です。




螺旋階段を降りて入ると、天井いっぱいに天体風の電飾があって思わず上を見上げて歩き回りました。


会場では聞いたことない曲が流れていて、良い感じだなぁとDJの元へフラフラ行ってみた。はっ!マリリンモンローノーリターンだ!わ〜これがそうなのかぁ〜!(筋少の曲の元ネタ)とDJの前に立って嬉しくなってレコードジャケットなど見ていたら鮫肌文殊さんでした。

しばらく気づいてなかった。あとで気づいてびっくりしました。

「あ、席取らなきゃ」と我に返り、客席を見渡しながら1周回るとステージ上手最前の外側のソファ席しか空いてなかった。

一番前はさすがに見えなかったので、その横のお子様連れのファミリーにお願いして同席させてもらいました。


出演は松尾貴史さんがMCで、1番手がマザーズボーイズwith オニ、ガンジー石原とモスキート、捕虜収容所、桂雀三郎withまんぷくブラザーズ、Anyango、PISSの順でゲストにPISS+大槻ケンヂ、PISS+町田康というラインナップ(敬称略)でした。

「ヨーデル食べ放題」の桂雀三郎withまんぷくブラザーズと町田さん以外知らなかったので、事前にググったのですがあまり情報が出てこなくて、唯一出てきた2組、Anyangoさんは民族楽器の綺麗な音楽だったのに対して、捕虜収容所はひと通りみてスッとブラウザを閉じました。



この2組が同時に演るライブとは…


マザーズボーイズwith オニさんはボーカルのオニさんが原始的な雰囲気のキラキラした人でした。女版 宮野真守というくらい顔が動いていた。初めて見たけどお客さんを巻き込んでてパブみたいな空気感が楽しいライブでした。

曲終わりのMCで、彼女のライブに出演(乱入)した日にらもさんが亡くなったそうで「ああその日に転ばはったんですねぇ」という松尾さんの言い方にほっこりしました。追悼感ゼロ


ガンジー石原さんは持ち時間の最後の曲「人間は蚊取り線香」で、曲の最後に同じフレーズを繰り返す所でお客さんを煽って合唱させていたんですが、終わりどころがわかりにくくて(この曲はいつ終わるのか…)(終わったのかな…)(あ終わってなかった…)という不思議な緊張感がありました。


捕虜収容所の鮫肌さんは『いつもは全裸になるんですけどね…こんなに大きな所はね…コンプライアンスがね…』と曲の時とは対照的なMCで、あれだけ振り切った曲を11PM出演時代と同じテンションで歌っていて、絶対に憧れないけどスゴい人だなぁと、地上波では見れない、とても貴重なものを見た気持ちになりました。ちなみにこの時パンイチでした。


桂雀三郎withまんぷくブラザーズはトークが完成されすぎてて面白かった。例えが古すぎて途中何言ってるか理解できなかった所もあったけど、自主制作で出した曲のエピソードをヒントに深夜食堂が創作された、とか興味深い内容ばかりで新鮮でした。らもさんの書いた落語聞いてみたい。


ちょっと長くなってきたので次回につづく

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