鶴に憧れて…機織り
幼いころ、昔話の鶴の恩返しが好きでした。
鶴が恩返しをする・・という内容よりも、読んでくれる人によって打ち込みの音の読み方が違うところが好きでした。
母親、幼稚園の先生、近所のおばさん、親戚のおじさんおばさん・・・。
あの、「カラカラー、トントン」のフレーズが聞きたくて、何度も何度も読み聞かせをねだっていました。
軽めに楽しそうに聞こえる声、重く悲しげに聞こえる声。
人によって全く異なるこの”はたおり”というものにすごく興味を持ちました。
機織りってなんだろう、どんなかんじだろう、ほんとに鶴の羽をいれたら鶴の模様になるのかな・・・。
私の機織り好きはここから始まっていたのだと思います。
実際は羽を入れたら模様ができるはずもなかったのですが(笑)
実際に機織りをするまでのかなりの長い間、この疑問は私の想像の世界を豊かにしてくれました。
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