青色申告決算書の売上金額明細・仕入金額明細には、何を入力すれば良いですか?
令和5年分以降の青色申告決算書の3ページ目に、「売上(収入)金額の明細」と「仕入金額の明細」の記入欄が新たに追加されました。ここには、売上先・仕入先の業者名、所在地、登録番号(法人番号)、金額を記載するようになっています。
令和6年分も同様に申告が必要となっています。
令和5年分から、取引先別の売上金額・仕入金額を申告
令和4年分までは、月別の売上金額、仕入金額を記載することになっていましたが、令和5年分からは、新たに取引先の業者名ごとに、売上金額、仕入金額の内訳を記載する形に変更されました。
取引先のインボイス制度の登録番号または法人番号を把握している場合は、登録番号(法人番号)欄に記入を行います。
(登録番号または法人番号を記入した場合は、売上先名、仕入先名、所在地の記入を省略することができます)
e-Taxでは
e-TAXで青色申告決算書を作成する場合は、画面左に、登録番号か法人番号かを選択するボタンと番号の入力欄があります。選択ボタンを押して該当する番号を入力し、検索ボタンを押すと、売上先・仕入先の業者名、所在地が自動的に検索、表示されるようになっています。
売掛帳、買掛帳があればできる
取引先別の売上金額、仕入金額を入力するためには、売上、仕入に関する書類を取引業者別に記録しておく必要があります。しかし、売掛帳、買掛帳が作成できていれば、すぐ入力することができます。
無料の「青色申告のシンプル会計」
無料の「青色申告のシンプル会計」を利用すると、取引明細を入力するだけで、売掛帳、買掛帳を自動的に作成することができます。
<報告書を納品し、掛売りした場合>
・日付を入力:「2025/01/21」
・取引の種別を選択:「売上等に関すること」
・取引の内容を選択:「商品を提供し、代金を売掛金とした」
・金額を入力:「200000」
・取引先を入力:「A社(登録番号○○○○)」
・摘要を入力:「報告書の納品」
入力後、「新規登録」ボタンをクリックすると、取引明細の画面にデータが登録されます。
次に、「仕訳を開始する」ボタンをクリックすると、自動的に青色申告に必要な「仕訳帳」や「総勘定元帳」、「決算関係書類」、「補助簿(経費帳、売掛帳、買掛帳など)」が作成されます。
「青色申告のシンプル会計」は、データをExcelやPDFに出力することも可能です。
かんたんシンプルに記帳しよう!
取引明細を入力するだけで、かんたんに、無料で記帳が行えます。使い方もシンプルなのでわかりやすいです。
決算関係書類も作成できるため、出力されたデータをもとに、青色申告決算書や、e-Taxによる申告がすぐ行えます。