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Tさん 〜寝たきりからのリハビリ〜

おはようございます。ひろきです。

今日もいい1日になりますように、、、🙏


急ですが、僕が担当させてもらっている利用者さんについてのお話させて頂きます。


Tさん

経緯:

昨年5月にくも膜下出血あり手術しました。起き上がりが困難になり、12月に体動困難、救急搬送され施設に入所する運びとなりました。

入所当初は動作を行うにも協力動作が見られる程度で、自力で何かを行うことはままならない状態でした。腰部にもコルセット装着していました。

入所後すぐに、偽痛風が起こりADLはさらに低下。普通型車椅子からフルリクライニング車椅子で生活する日々が2ヶ月ほどあり、Tさんの意欲も低下しました。

今後の方向性も在宅で生活するか、施設待機するか判断が難しい状況でした。

現在:

施設内の移動は普通型車椅子です。座位姿勢も安定しており、起き上がり動作以外はほぼ自力で行うことができ、歩行器を使いながらも歩くことができています。

トイレ動作も柵に捕まりながら一人で下位更衣の操作が行えます。

リハビリへの意欲も向上し、今は楽しみにしています。

今後は、家族の協力や本人の気持ちの変化もあり在宅での生活を続ける方向性に決まりました。


リハビリの内容:

起き上がりから端座位保持を練習。

でも、ベッド柵から手を離すことは怖くしばらくできませんでした。

柵から手を離すことがやっとできてきた頃には、立ち上がりも臀部引き上げながらもやっとのことで移乗できるようになりました。

移乗ができてからは伸びが早く、立ち上がり訓練を2週間ひたすら行っていきました。

立ち上がりがある程度スムーズに行えてきた段階で歩行訓練を開始。

Tさんは「歩けるか不安だけど、歩いてみたい。」と

できなくても良いから少しだけ歩いてみようとのことで短距離での歩行器歩行を実施。

すると6m程度ですが、歩くことができました。

現在は、100mを2セットを歩くことができています。

ですが、体幹の回旋動作が乏しいので起き上がりがまだ一人で行うことができない状況です。

ベッドの角度が少しでもあれば一人で起き上がることはできるのですが、リモコンの操作が難しいです。

そのため今は、角度がついていない状態で一人で起き上がれるようになることが今の目標です。


リハでの関わりで重要だったこと:

やはり、一度寝たきりになってから起き上がりから端座位、移乗、歩行となると非常に怖いことです。

そこで、心がけたことは“動くことに対するの恐怖心を払拭すること”でした。

起き上がる時や歩行など、動作時に痛みが出てしまうことは隣り合わせです。

そこで、“痛み“について過敏にならないために

動作時は痛みを出さないように関わっていったことでした。

他にも、今までできなかった立ち上がりや移乗動作についても、立ち上がりしやすいよう環境調整を行っていきました。

その調整で、一人でできるようになったことにはハイタッチして一緒に喜びました。

そこで、意識したことの一つに

感情に変化を出していくように関わったこと。

一人で動き出すことに恐怖感を抱かないよう環境調整をしたことでした。

自分でいうのも恥ずかしいですが、今は僕に会うことが一番の楽しみだそうです☺️

つまり、リハビリを楽しみに待っていてくれていることですね!


今後:

娘さんやケアマネージャーにTさんはこれぐらいできるようになりました!こういうことができています!

ということをプレゼンして本人や、家族の希望する在宅での生活を叶えるために日々Tさんと奮闘しています。



ご覧いただきありがとうございました!

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