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そろそろプロレス愛を語ろうか【美容師なのにライターのとりとめのない日常#12】

操作イトウです。
今回は、「美容師なのにライターのとりとめのない日常」です。
僕は、東京の二子玉川という地域で10年以上美容師をしています。ほど近い地域のマンションを購入して(たぶん) 6年目。
結婚から7年目、4月に待望の第一子が誕生。
趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、家から出たくない派、家に帰りたい派。

#12

もう9月ですか。
G1クライマックス、最高でしたね。
知らねーよって?

プロレスの話です。

僕は、20年来のプロレス好きです。きっかけは6年生ぐらいの時の、Nintendo64のゲーム「闘魂列伝」みたいな名前のやつ。そのゲームはスマブラぐらい簡単に技を出すことが出来て、技名がテロップで出るから、そこで選手と得意技を覚えたのでした。
時を同じく、テレビで橋本真也×小川直也を観て、新日プロレスに触れるように。あの頃はド深夜に週一回放送される「ワールドプロレスリング」をVHSに予約録画し、毎週欠かさず観ていました。

とはいえ高校生になってからはフェードアウト、その後は30歳になるまでほとんど観ていませんでした。そのためプロレスの知識は、ぽっかり空いています。
そして、基本的に新日しか見てきていません。当時も週プロを熱心に読んでたわけでもなく。NOAHも全日もWWEも、花形の選手もほとんど分からないのです。

ですが、4〜5年前に最新のプロレスを観て驚愕。ケニーオメガをきっかけにプロレス愛も再燃し、今に至るまで追いかけています。
この夏も、子守しながら配信を観ていました(ウチの奥さんは格闘技全般アウトなので一緒には観れない)。他にも、YouTubeでは全日の過去映像が観れたり、くりいむ有田さんのプロレス語りチャンネルがあったりするので、そういう経緯だったのか!みたいなのを今更知ることも多く、ディグり癖の強い僕からすると、本当にいい時代だなぁと思います。

今年最も暑かった男、内藤哲也

そんなプロレスファンを公言する私たちには、最大の課題があります。「プロレスを観てない人に、プロレスの面白さを伝えるのが難しい」ことです。プロレスファンは何度「ヤラセなんでしょ?」の返答に熱弁し、空回りし続けてきたことか!

ボクシングやK-1やPRIDE、今ならbreaking downがメジャーなので、エンタメ色が強いプロレスは、どうしてもガチっぽさに欠けて見えるんだと思います。いくら「プロレスだってガチなんだよ!」といっても、耳を貸してくれないのです。そんな「ヤラセ」に対する最適解がこの頃、見出せてきたような気がしているのです。

プロレスは、「掟破り」こそが醍醐味ではないか!?と。

プロレスは、他の格闘技よりもルールが多めです。
「倒れた相手に3カウント取ると勝ち」「場外20カウントで負け」「関節技でギブアップ」などの勝敗を決するルール以外に、
「ロープに振ったら走って帰ってくる」「相手の攻撃を逃げずにくらう」「凶器を使っても許される」「最後は必殺技で締める」などなど、
この辺のルールが、やっぱりヤラセ感を感じやすいポイントです。

ですがプロレスラーは、“わざと”このルールの中で競技しているのです。もちろん、実際はエンタメ的で勝ち負けが決まってる試合もあります。
ですが、プロレスの最大の特徴は「ルールの取り締まりがゆるめ」なことです。掟破りにも寛容なのです。「あいつはズルしたから、長期の出場停止」とかは絶対しないのです。だから天龍とか猪木がグーパンチしても、なぜか許されるのです。
ベビーフェイス(ヒーロー)とヒール(悪役)を明確に分けるのも、この掟破りに対する“フリ”を効かせるため。ロープに振っても走らないこともあるし、ヒールはレフェリーにわちゃわちゃ攻撃することもあったり、レフェリーの目を盗んで凶器攻撃とか、わざとらしいことも許されるのです。

つまり「掟破りして、あの手この手でルールを破る意外性」がプロレスの魅力なのではないか、と。

現代プロレスは「昭和〜平成プロレス」とは別物ですが、競技としてちゃんと面白いので、ぜひ最新のプロレスを体感してほしいと思います。
かつての“ずんぐりむっくりしたおっさん達の闘い”ではなく、イケメンも多く、引き締まった肉体、高難度で曲芸のようにスタイリッシュな技を繰り出しまくり、さらに「大技をかわす駆け引き」をやりまくるので、そういうもんだと受け入れたら、めちゃ面白いはず。

とはいえ地上波でもほとんどやってないので、観ていない人には参入障壁が高いのが難点です。
興味があったらYouTubeとかで探してみてください。

ではまた。

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