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みやこ染コールダイオールでユニクロカシミヤセーターを染めてみた


※この記事は旅行記ではありません。

現在、京都旅レポ絶賛(ホントに?)執筆中のハト。
なかなか真の自由時間が少ないので、旅行記もちんたら綴っている。
そんな日常なのに、方向違いの好奇心が。

古ーいユニクロのカシミヤセーター、
白だったものが何とも言えないベージュへと変色し(黄ばむ、という)し、けれども“カシミヤ”ということで、何となく処分できないでいたもの。
もちろん、自宅で洗濯しているから当初よりサイズも若干小さくなっている(縮む、という)
ならばダメになっても良いから“染めてみよう”と思い立ち。

すごーく若い時にパーティ用ウィッグを染めた経験やらあるため、やってみようと思ってしまったら止まらない。

当初はダイロン社の染料をと考えていたのだが、ちょっとネットを散策してみたら、”みやこ染(桂屋ファイングッズ(株))”というものがあるのを発見。
パッケージのロゴが読めなかった、ハト💦
京都っぽい、と思ったが、東京の会社だった。

ネットで調べてみると
色合いがいい感じだし、環境にも良さげ。今回はこちらにチャレンジ決定。
サイトを熟読したところ、なんだかD社より簡単そうである。
カシミヤは天然繊維なので、コールド系の染料を使う。

色味を決定する。
すでに黄ばんでいるので、黄色や茶色と相性が良いはずだが、ハトが今欲しいのはライムグリーン。
みやこ染めのコールダイオールにはスプリンググリーンというカラーがあった。まさにそんな感じ。だが、元の黄ばみを考えるとグリンで良いであろう。
グリン単体では全然希望色では無いのだ。ちょっと不安になりつつも、グリンを購入。


以下は作業具合と完成品を。

左のセーターを。確か8年ぐらい前の物。
この頃襟ぐりが二重になっていて、良いバランスだったのにな。
右は今シーズン買ったもの。


これで染まる。
あとは手袋必須。
さらには自分には汚れてもいい服を着用。
染まったら落ちない!!
セーターをたっぷり濡らしておく。
染料のキャップを開ける。粉である。
最初に100CCくらいの熱湯で溶くため、ボウルに投入。
ボウルは普段の調理で使っているやつ。
かなり抹茶っぽい。
粉が残らないように溶かす。
色味はこんな青みによったグリーン。


30℃くらいのお湯を7リットル用意。
手持ちのタライでギリギリ
ボウルに熱湯で溶いた線量を投入。
続けて酢も100CC投入。


たっぷり濡らしておいたセーターを投入。
手前の白い横線は流しの上についている蛍光灯。
静かにセーターを染料液に沈める
生地の間にも染料が行き渡るように
コレぐらい染料液に沈んだら、
あとは3分間隔ぐらいで柔らかくかき混ぜる。
 プロセスタイムは20分〜30分とあったので、
20分を過ぎたあたりから染まり具合をチェック。
 好みの色になったら引き上げる。
 天然繊維は色の入りが悪いので、結局30分待った。
30分もすると染料液がかなりぬるくなってきて、これ以上は色が入らないと思える。


この後、ためすすぎを2回、ソーピングを1回、そのすすぎを脱水機30秒込みで3回。
そこまですることもないかもだが、他物への色移りの心配と、自分で洗濯するときあまり色が出てしまうのもな、と思ったからだ。

一連のここまでで1時間ぐらい掛かった。
思ったより早くできた。
やはり事前研究と事前計画は大事だな。


脱水が終わってハンガーで干しているところ。
ところどころ濃い色のポチッとなという部分があるのは、
過去のシミ(パスタとか…)跡である。
ポリエステルは染まらないということだったが、タグは少々染まっている。


乾燥終了。
水分が抜けて、色が落ち着いた。
最初の粉末の色に近いと思う。
染料液の色とだいぶ違う。


結果として大成功。
染料溶かした時は鮮やかな緑、しかもだいぶ青みががっていて一瞬不安になったが、だいたい狙い通りのライムグリーン系の色味になった。
ライムグリーンというより、ダル系に傾いて抹茶色に近いけど、それで良し。
真っ白(白めアイボリー)だったら、もっと緑なんだろうな。

次回は(笑)
3年ものの黄ばみ始めている物も染めてみようかなと思う。
多分、来シーズンに。

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