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最近のお気に入り、柚木沙弥郎
ちょっと前に世田谷美術館に30年ぶりくらいで行ったとつぶやいた。
どの展覧会を見に行ったかと言うと、
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ああ、この写真では伝わらないな(笑)
目的は“柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)”氏。
土方久功(ひじかたひさかつ)との展覧会だけど、土方氏もお初。
とはいえ、柚木沙弥郎氏だって、ついつい最近知ったのである。
それはnoteで交流させていただいている、makilinさんの記事だった。
エースホテルのカフェは以前、行こうとしてチェックしていたから、あのポットのタペストリーの作者さんか!と、何かがつながったような納得感。
こんなにカワイイ染色をしている人がいるなんて(しかもかなりのご高齢)、本当にその記事まで知らなかった。
知ったからには、いろいろとググる、ハト。
なんだか見たことあるような、懐かしい感覚。
けれども懐かしいだけではなく、まだ見ぬ来る時代を見据えたような感覚。
makilinさんから日本橋高島屋での展覧会情報を頂き、
東京駅まで出掛けるハト。
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(両方とも高島屋さんでの展示は無し)
デパートの会場なのに、見応えたっぷり。
内部はもちろん撮影禁止なので…
チラシを貼り付けておく。
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チラシを貼り付けていて気が付いたのだが、この展覧会も“仲間たち”とのコラボであった。
語るほど詳しくは無いのと、子供の頃は「古臭い感じ」と思っていた“民藝”であったが、ハトが大人になるにつれ、それらのカッコカワイイさまがなんとなく感じ取れるようになって来たのだろう。そういった自分自身の感じ方の変化にも驚く。
それにしても戦後すぐの頃からこんな芸術が産みだされていたなんて、と、改めて感動する。しかもアメリカンな価値観が押し寄せる中、こういったアートはまさにロックだったのではないか。
ロックでいながら、柚木氏の作品にはお茶目な感じを受ける。
いや、真面目に創られているのであろうが、そう、真面目に遊んでいるような、そんな感じ。そうだな、顰めっ面して芸術を産み出すというより、ニコニコしながらポケットからお菓子を出してくれるような、そんな感じを受ける。
楽しさが伝わってくるようなのだ。
そんななので、すっかりハトもお気に入りとなってしまったのだ。
お土産コーナーで、つい、本を買ってしまう。
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出口付近に他の展覧会のチラシが。
それが今回の世田谷美術館の展覧会であった。
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世田谷美術館か…
電車民であるハト、その美術館は行くのがちょっと面倒なのだ。バスに乗らなくてはならない。ハトは路線バスがちょっと苦手。
けれども、面倒に思う気持ちを振り払ってバスに乗った。
バス停から美術館までは徒歩5分。砧公園の端っこにあり、且つ清掃工場が隣に建っていたりもするが、広い場所は、なかなかいいものである。
入場料は500円。素晴らし過ぎる。
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展示の前半は土方久功氏の作品。
氏は日本のゴーギャンと言われる方なのだそう。南方に実際にお住まいだったそうで、彫刻も絵画も独特の感覚が印象的。
後半が柚木沙弥郎氏の作品。
作品もさることながら氏のカワイイ物(カワイイと思って集めた物ではないのだけど)コレクションも展示されていて、ワクワクして見入ってしまう。
ハトは作家の作品もそうだけど、素描やメモ書き、日常や旅先で求めたお気に入りの品を見るのが好きである。
肝心のお人形さん達は近くでリアルに見たらちょっと違った(笑)
楽しんで創っていたのは伝わってくるし、なんだか聞いたことの無い外国語を喋り出しそうな感じだったのだ…
ひと通り見て、お気に入りの鳥と人物の染め物(高島屋さんの写真に写っている作品)をもう一度見る。ベンチがあったので座り込んだ。
大満足して展示室を後にする。
欲張って他の展示も見る。
“雑誌に見るカットの世界”だ。
こちらはサラッとしか見なかった。しかしながら暮しの手帖の花森安治氏のカット原画があって、不思議な感動を覚える。ハト母が唯一買い求めていた雑誌が暮しの手帖だったのだからだ。
この展示も見終わって、お腹が空いた。
もちろんここのカフェに行く。
事前調査(ググる)でここのカフェではガレットがあるというではないか。
もちろん、それをオーダーする。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120052125/picture_pc_db1c973e7f747a20e6ecb25cc158ea8d.jpg?width=1200)
ううむ。展覧会入場料よりランチ代が高いという(笑)
それにしてもがんばってバスに乗って来てほんとに良かった。
二つの展覧会、両方を見て感じたのは、ニコニコしながら見ることができた、なんとも言えない幸せな時間だったなと。
ところでこんなのも発見。
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こ、これはチェックしなくては!!