2024 お祭りの京都の旅・7 市川屋珈琲で朝ご飯、今旅メイン目的の雪舟伝説展(前田珈琲も)
2024年5月15〜16に京都へ旅をした。
これまでの3回の京都旅にて大好きな重森三玲のお庭を一通り見終えてこの5月は行かなくてもいいかなとも思っていたのだ。
ところが母の事が済んで、間を置かずに伯母の事が始まり、埃だらけの中で沢山のモノを捨て続ける作業に心が疲弊してしまったのだ。
「美」を見なくては。心に養分を与えなくては。
“雪舟”を観よう。その展覧会は東京での開催は無いのだ。
その他どこかのお庭も観よう。
だからこそ今回も京都。
もう、いっそのこと5月と11月には京都を訪れることに決めてしまおうか。
今回のメイン目的であった、雪舟伝説展。
京都国立博物館で開催されたその展覧会は予想通り撮影禁止だった。
なので今回の記事は前後に立ち寄ったカフェなどの話。
豊国神社の早朝参拝で国宝の唐門を堪能した、ハト。
時刻は8:30を回ったので、朝食どころとしてチェックしておいた、“市川屋珈琲”へ向かう。マップから予想するに徒歩10分かからない距離である。
この日の朝、スッキリ晴れ渡っていたのに、あっという間に暗い色の雲が広がってきていた。
珈琲店めざして歩き始めるとすぐにポツリポツリと雨が降ってきた。
ちょっと急足になる。せっかくの街並みを味わっている余裕はない。
雨はあっという間に大粒となり、本降りに。
パーカーのフードを被って歩く。
びしゃびしゃになる前に目指す店に着いた。
すぐには入れず、少し待つこととなったが、店先に軒があったので雨は凌げた。
ウエイティングリストでは3番目。店内は既に満席である。外国人は半数を超えているようだ…
待っていたのは10分ほど。
名前を呼ばれ、カウンター席に通される。
注文はもちろん名物?のフルーツサンド。
フルーツサンドは季節のフルーツということなので、また行きたくなってしまうではないか。
ハトがここを知ったのはユーチューブからだったのだ。
知って、行ってみたいと思いつつも、今までの旅のルート上からはなかなか遠く、今回でやっと近場に来るルートになったから、と言ったところ。
カウンター席なのにカウンター内で働いている店員さん達は超忙しのため、ほとんど会話はしなかった。けれど、次から次へとオーダーを捌いているのを見ているのは楽しかった。フルーツサンドはオーダー入ってら、いちいちパンを切るのだ。(もしかして、サンドイッチとはそういうものなのか?)そんなところにプチ感動する、ハト。
それとカウンター内のお仕事の様子を動画に撮っている外国人も。こういう方が動画を上げてくれるおかげで情報を得られるのですな…
時刻は09:30。
美味しい朝食だった。
雨はすっかり止んでいる。
再び歩いて京都国立博物館へ向かう。来た道を引き返す感じだ。
歩いている途中に見つけたものニつ。
博物館の外側をぐるっと回って入場口へ進む。
時刻は09:45。
チケットはオンラインで購入済み。二次元コードを読み取ってもらう。
ハトは雪舟については、メッチャ推しというわけではないのだ。
重森三玲のお庭巡りをしていて、その中に東福寺芬陀院のお庭に巡り合い、雪舟という人を知った。
もちろん、ネズミの絵伝説は知っていたけれど、間接的とは言え、雪舟そのものを観たのは初めてだったのだ(絵はどこかで観たことあったかもだが)
その“鶴亀の庭”を拝観していると、奇に衒ったようなところは感じられず、むしろ最初は「おじいちゃん達が好きそう」で「つまらない」とも感じたのに、だんだんと滋味が染み出してくるような感じを受け、これがその雪舟か、と思ったのだった。
その後からちらほらと雪舟の名を目にすることが重なり、
「よし、山口へ行こう」とまで考えたのだが(山口市常栄寺)、色々あって山口行きは保留に。せっかく山口に行くなら周南市の漢陽寺にも行きたいではないか。
そんなこんなでの京都での雪舟伝説展。雪舟作の国宝6点を含むこの展覧会は東京には来ないというし、日本画の知っている名前の方の作品も多数並ぶということで、これをメインが今回の京都旅。
それにしてもボリュームたっぷりで大満足であった。
見る前に市川屋コーヒーで食べていたものの、
大量の芸術と触れ合ったので、さすがにエネルギー切れ。
他の店まで行く気力は無く。
フラフラと目の前にある店へ。
おまけ
雪舟展では写真が許されていない。
ので、とある雑誌の特集の1ページを。
(ギリアウトですかね……)
えかだんぴず、昨日の村上隆氏のとの対比が面白い。
時刻は13:00
一息ついたので体力回復。
次は智積院へ行くのだ。