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算数っておもしろい

 休校明けの最初の算数。単元は「大きな数」。子供たちは,久しぶりの本格的な授業に対して,どんな反応を示すのだろうと,少し不安でした。授業では,未習事項(億・兆の位)の数字を織り交ぜたゲーム的活動を仕組みました。

 すると子供たちは,3年生までに学習したことを使ったり,生活の中で見聞きしたことを使ったりしながら,「億」や「兆」の位の数字に対して読んだり書いたり,仲間分けしたりと,どんどん未習事項に挑んでいきました。

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 この記事だけでは授業内容や子供たちの様子をお伝えするのは難しいのですが,今年度初めての算数の授業で,「算数っておもしろい」というふりかえりがあったことに嬉しくなりました。しかも,これを書いたのは最後まで悩んでいた子なのです。

 教師は,子供が悩んでいるとどうしても教えたくなるものです。しかし,学びを子供たちに委ねたとき,子供たちはしっかりと学び,そこに楽しさを感じていくのだと思います。

 教師が決めたねらいだけが,授業のゴールではない。子供たち一人一人の学び方は違っていて,ゴールのかたちも違うのかもしれない。友達との共通点と相違点に気付き,そこに「楽しさ」を感じたこの子から,教師として大切なことを教えてもらいました。

 


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