2.1. ストックサイクルを回す理由
人は自分の体以外、何も持たずに生まれてくる。
保護者に必要なものを与えられる期間を経て、あるいは並行し、自分で必要なものを獲得していく必要がある。何かを得るためには対価が必要となり、その対価を蓄積するサイクルが、スットクサイクルである。
衣食住はもちろん、税金を納めるうえでお金が必要となる。職業上のチャンスを得るうえで人間関係は必要だし、付加価値を生むを上でスキルが必要となる。何かを得るうえで必要なリソースを蓄積することが、スットクサイクルの目的となる。
注意が必要な点は、ストックの最大化が人生の目的ではないということである。例えば、お金が増えること自体は何の意味も持たない。メンテナンスサイクルを回したり、ハピネスサイクルを回したりする際、必要なリソースを獲得する分において、リソースのストックが必要となる。
すなわち、ストックサイクルを回すために、必要なメンテナンスサイクルやハピネスサイクルの活動を削減してはならない。お金儲けのために、健康や家族との関係を犠牲にしてはいけない。
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