Avid Controlの接続環境を見直そう！
Avid Controlは皆さん使用していますでしょうか？
Avid DockやAvid S1と組み合わせて使用したり、
メータリングやプラグインコントール、サラウンドのパンコントロールなど非常に便利ですよね。
ソフトウェア無料でiPadやタブレットなどで気軽に使えるのも魅力の一つです。
ここではAvid ControlをWiFiで接続する際の注意点についてお知らせします。
無線ルーターの設置のコツや推奨機器について
1.
ルーターの電源を切り、再度電源を入れ、強制的に再初期化する。
これは、数多くの問題を解決する場合があります。
2.
ルータとモバイルデバイスの間に物理的な障害物を最小限に抑える。
ルータとモバイルデバイスの間に壁や電子機器は、信号強度に影響を与えます.
3
ルーターをコントロールサーフェスと同じ部屋に移動する。
または、複数のトランシーバーを備えたメッシュベースのWiFiシステムの設置を検討し、そのうちの1つをコントロールサーフェスと同じ部屋に設置します。
4.
MU-MIMO技術を搭載したゲーミング専用ルーターの使用を検討する。
MU-MIMO (Multi-User - Multiple Input Multiple Output) は、複数のデバイス間でデータを中断することなく同時に流すことができるため、複数のタブレットをお持ちの場合に最適です。
TP-Link Archer AC1200やTP-Link Archer AC1900などのMU-MIMOデュアルバンドルーターは、3台までのタブレットやSurfaceの接続にAvidが推奨しています。
タブレットやスマートフォン、ルーターの設定を最適化する
タブレットやスマートフォンには、建物内を移動する際の接続性を向上させることを目的とした設定がいくつかあります。
これは、異なる信号またはバンドに自動的に切り替えることによって行われます。
これらは、スタジオのような1つの固定された場所にいる場合には必要なく、Avid Controlアプリの接続が不安定になったり、断続的になったりすることがあります。
1.
ルーターのWi-Fi設定で、2.4Ghzと5Ghzの帯域が別々で、1つのSSID（名前）に統合されていないことを確認します。
通常、12メートル以内にいる場合は、5Ghz帯を使用した方がよく、遠くにいる場合は、2.4Ghz帯の方が強いとされます。
通信距離が短くなりますが、5Ghzはより高速な接続が可能の為、Avidでは可能な限り5Ghzを使用することを推奨しています。
2.
スマートフォンまたはタブレットのアダプティブWi-Fi、Wi-Fiアシスト、またはWi-Fi+をオフにします。これは、タブレットまたはスマートフォンが携帯電話とWi-Fiを切り替えて最適な信号を見つけるためのものです。
有効にすると、Avid Controlアプリの接続が断続的になることがあります。
3.
ルーター設定のサービス品質（QoS）を有効にしている場合、AvidはEuControlを使用するネットワークではこの設定をオフにすることを推奨します。しかし、Audio Over IPの場合はこの設定をオンにする必要があります。
これが、EucontrolとAoIPをシステムに構築する場合、別のネットワークにする必要がある一つの理由です。
4.
ルーターでIGMP Snoopingを有効にしている場合は、それをオフにします。
タブレットやスマートフォンでは、ネットワーク設定で「ランダムMACを使用」が有効になっていないことを確認してください。
その他の推奨事項
1.
Avid では、Mac または Windows コンピュータを 1 本のイーサネット・ケーブルでルータに接続することを推奨しています。2本のネットワークケーブル、または1本のネットワークケーブルとWi-Fiを使用してロードバランシングを行うと、パフォーマンスが低下する可能性があります。
2.
Alexa や Siri などの音声アシスタントをオフにします。
3.
有線イーサネットに切り替える。
お使いのデバイスによっては、下記の構成で優先接続が可能です。
アップル Lightning - USB 3 Camera Adapter + USB 2 - Ethernet Adapter
USB C搭載のApple iPad: USB C - Ethernetアダプタ
Android USB - Ethernetアダプタ
(注意：すべてのアダプタがすべてのタブレットに対応しているわけではありません)
Avidの最新プロダクト、アップデート情報などについては、伊藤忠ケーブルシステムにお気軽にお問い合わせください
