yuka ishikawa pop up start
こんばんは。
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いよいよ今日から2025年の営業が新たに始まった。
不思議なもので、1週間前と大きく変わっていることもないのに、年が明けたと言うだけで、気持ちもどこかスッキリとした気分になる。
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各々に節目はあると思う。
でも、社会全体で迎える大きな節目といえば、やっぱりこの年明けのタイミングになるのではないだろうか。
年明けという節目があるだけで、こうも気持ちが新たになるというのはなんだか便利なものだなんて思ったりしてしまう。
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そんな訳で、気持ちを新たに、本年も頑張っていきたいと思っている。
さて、先日のblogでもお伝えしたのだけど、この年明けから当店では3つのイベントが始まっている。
今日は、そのうちの一つ、"yuka ishikawa"のpop upのご紹介をさせていただければと思っている。
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〔yuka ishikawa pop up〕
日時:1/4(sat)〜1/26(sun)
時間:13:00〜20:00 (月・火は15:00 〜) ※
会場:itocaci (大阪市北区中津3-17-14 2F)
※ 1/12(sun) デザイナー店頭在廊予定
※ 営業時間変動の可能性があります。詳細はSNS及びblogで週終わりに翌週の営業予定を告知いたします。
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デザイナーの石川さんとは、かれこれ10年以上の付き合いで、途中コロナなども挟み、少し疎遠になってしまった時期もあるのだけど、昨年の夏に久しぶりにお会いすることができて、今回当店でpop upを開催させていただくことになった。
久しぶりにお会いした際に見せてもらったアクセサリー。
僕が知る以前までとは違って、また新しい試みのシリーズがあって、非常に魅力を感じた。
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そんな訳で、今日は簡単にはなるのだけど、いくつか"yuka ishikawa"のアクセサリーのシリーズをご紹介させてもらえればと思っている。
"Abyss"シリーズ
「深淵」と訳されるシリーズ。
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『怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。』(フリードリヒ・ニーチェ)
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ニーチェの言葉をイメージして制作されたシリーズで、今回のイベントではぜひ、チェックをしていってほしいシリーズの一つだ。
シルバーをベースに、その上に釉薬を焼き付けることで、この独特な色彩が生まれているそうだ。
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色の出方もコントロールできないものも多く、偶然生まれる美しい色味もあるそうで、そんな瞬間も楽しみながら制作をしているということだ。
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釉薬によって生み出された色彩は、深淵をイメージしたものになるそうで、それぞれ色の彩りも異なるので、自分なりの「深淵」を見つけてもらえると嬉しく思うということだ。
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今回、リングもスッキリとした形のものから、少しハードな印象のものまで。
また、バングルやイヤーカフといったバリエーションもあるので、こちら、ぜひチェックをしていってほしい。
"Eternal Soul" シリーズ
こちらは金属(シルバー)の中に、石(ルビーやサファイア)を埋め込んだシリーズになる。
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ベースとなるシルバーは経年変化をしていく。
その中に変化せず、光続ける天然石。
「肉体と魂の相反性」をそれぞれシルバーと石に重ねることで生まれたシリーズになる。
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「ルビーやサファイアといった石(魂)は、ワックス(身体)に埋め込まれ、共に熱せられることで、その結びつきが強固になる。」
物理的にも、イメージ的にもまさにぴったりなアイテムでは無いだろうか。
"Everlasting Flowers"シリーズ
直訳すると「永遠の花」になる。
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花は、咲いた後、必ず枯れる。
僕は、その儚さが魅力だと思っている。
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散り際の美学では無いけど、日本で桜が愛される理由は、国花だからかもしれないけど、桜の持つ散り際の美しさ故にでは無いだろうか。
実際の花は僅かな期間で朽ちてしまう。
それでも、そんな美しかった花の記憶は記憶に留まる。
これもそんな物理的(花が散る瞬間)な部分と精神的(美しいものを記憶に留めておきたい)な部分の対比に近いイメージから生み出されているのでは無いだろうか。
"Papercutting"シリーズ
原型となるワックス(鋳造前の段階で成形に使う、蝋燭のような素材)に切り絵を施してから、金属を流し込み、制作されたシリーズ。
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僕が出会った頃、切り絵作家として活躍をしていたデザイナー。
繊細で儚くも美しい切り絵に心を奪われたことを覚えている。
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ある種、デザイナーの原点とも言えるシリーズなのかもしれない。
"Jellyfish"シリーズ
クラゲが浮遊する様子、そしてその瞬間を表現したシリーズになる。
フラフラと浮遊する軽やかを、アクセサリーに留めるということに関していえば、先ほどの"Everlasting Flowers"シリーズにも近いものを感じる。
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かなり存在感を放つアイテムとなる。
"化身"シリーズ
蝶は「あの世とこの世を行き来できる生き物」だそうだ。
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時空を超えた旅人なんて表現しても良いのだろうか。
あの世を精神的なものとして、この世を物理的なものとして。
そう考えると、精神性と物理性の相反を感じられる。
実はこの他にもあと数種類ほどシリーズもあるのだけど、特に抑えてほしいというシリーズを勝手にピックさせてもらいました。
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あくまでも今日はざっと簡単に。
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色々とじっくりと見ていると、思うことや伝えたいことなどが次々と出てきており、それは近日中にしっかりとお伝えさせていただければと思っている。
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なお、1/12(sun)はデザイナーも店頭にいらして下さるので、ぜひそのタイミングで足を運んでみてはいかがだろうか。
それでは次回もお楽しみに。