購入者特典企画 〜 デザインされたお米
デザインとかクリエイティブとか、そんなワードを聞くと皆さんは何を思い浮かべるのだろうか。
デザイナーとかクリエイター、もしくはアーティストでもいい。
どんな職業の人を思い浮かべるのだろうか。
・
僕は、この世の大概のことがデザインやクリエイティブというものに関わっていているのではないかと思っている。
・
例えば、営業をしている人だってデザインに無縁とは言い難い。
お客様やクライアントによってニーズや響くものが変わる。だからこそ、その人に合わせてどのように提案をするのか。また、状況に応じて臨機応変な対応に追われることもある。。
なのでそんな人に合わせたコミュニケーションデザインが求められる。
・
自分の仕事を見つめ直した時、どうしたらより良くなるのか。
どうしたらお客様やクライアントに喜んでもらえるのか。
このように考えると、コミュニケーションであったり、システムであったり、プロセスだったり。
皆さん、いろんな局面で各々の仕事のデザインをしているのではないかと思う。
・
かなり極論に近いことを言っていることは理解しているけど、皆さんが思う以上に「デザイン」は、様々な分野で当たり前のように行われていて、気が付かないだけで実は身近にあって、皆さんも当たり前のように関わっているのだ。
目に見えるものをデザインすることが、デザインではないのだと思う。
昨年の秋、僕は西脇で共にコットンを育ててきた知人の新居に伺った。
彼は、西脇からさらに車で40分程度行った、山間の小さな集落に住んでおり、そこで田んぼをしている。
・
彼の畑を手伝い、そして「米をつくる」ことに向き合う姿勢を眼の前で見ていると、まさに彼もデザイナーだと心底痛感することができた。
この動画に出てくる方を初めて見たとき、僕はこの方もデザイナーなんだと思ったし、農業もデザインなのだと強く実感した。
では何をデザインしているのだろうか。
農作物を作ることがデザインなのだろうか。
収穫した農作物もその類に値するのかもしれないけど、僕はそれも一部でしかないのだと思っている。
知人の田んぼで、草刈りのお手伝いをして、実際にお米に触れてみて心底痛感したことは、生態系をデザインしているということだ。
・
農業をやっていると、作物に悪影響を及ぼす害虫がいる。
そんな害虫が寄りつかないように農薬などを使ったりするのだけど、元々本来は害虫の天敵、つまり益虫と呼ばれる虫がいるのだ。
そんな益虫がどうやったらその畑、もしくは田んぼに来るのか。
・
そして、気温や天候を見ながら、水量であったり、土の乾燥具合であったり。
・
作物が育つために良い環境。
そんな環境作りを行なっているのだ。
いかがだろうか。
ちょっと興味を持った方もいるのではないだろうか。
・
そして、そんなお米をありがたいことに、この1月の間、当店の購入特典として、1万円以上ご購入頂いた方にお渡ししている。
パッケージも全て手作業で、彼が1枚1枚描いたものになる。
・
田んぼは全て手を動かして作ってきたのに、最後のパッケージデザインだけ機械で印刷するのも違和感があったということで、このスタイルになったそうだ。
・
正直とても可愛いと思うし、この米袋を家に飾っておきたいなんて思ってしまう。
年明け。世間はあちらこちらで初売りと称したセールが行われている。
・
長年当店はそんな初売りと距離を置いてきた。
むしろ、初売りなんて言うのであれば、何か特典をつけて、おめでたさやお祭り感を出したい。
そっちの方が初売りという言葉にはピッタリなイメージだと思うのは僕だけだろうか。
・
なら、折角なら新米をお渡しするのではどうだろうか。
お米の新米と聞くと、なんだか少しときめく。
きっと、それは日本に根付く米文化がDNAレベルで染み付いているからなのかもしれない。
・
昨年の米騒動も記憶に新しい。
当たり前のように、いつでも買えるお米が消えた時の不安や混乱は想像以上だった。
それくらい、お米というものは私たちの生活に欠かせない食品になっている。
・
そんな訳で、折角なら、この機会に当店をご利用いただき、僕が食べて欲しいと思った、「デザインされたお米」を持って帰ってみてはいかがだろうか。
ちなみに、量は500g(3合ちょっと分くらい)のお試しサイズくらいでご用意をしている。
※ 今回お配りするお米は11月から12月にかけて収穫されたお米で、精米を昨年にしたものになります。一応、新米の定義としては、収穫した年の年末までに精米や包装されたものを指します。
なお、数に限りがあるので、気になる方はぜひお早めに。
そして、この場を借りてもう一つご案内をさせていただければと思っている。
来月の週末。
どこかで1日だけ、当店でこのお米を食べる会を企画している。
・
実際にお米を育てた知人がお米を炊いて、おにぎりを作ってくれる。
・
会費は頂くのだけど、お米を食べて、さらにそのお米もご自宅で食べていただけるようにお土産もつく。
・
ぜひ、皆で美味しいお米を食べようではないか。
・
なお、こちらのイベントに関しては近日中、むしろ週半ばにはご案内をblogとSNSを通じてする予定なので、興味のある方は申し込んでみてほしい。
こちらも定員があるので、気になる方はお早めにお申し込みを。
それでは次回もお楽しみに。