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ゲゲゲの謎 追憶展 に行ってきた日記

はじめに

2024/06/24に池袋パルコで開催されている「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎〜追憶展〜」
鬼太郎の父メインの音声ガイド付きで見てきましたのでその日記を書こうと思います。

今回は一人でじっくりお邪魔してきました。

本館7階、階段の前が追憶展の入り口でした。すでに階段の上まで列ができていて最初こそ少し戸惑いましたが、スタッフさんが呼びかけていたので問題なく列に入ることができました。

音声ガイドについては、正直入る直前までずっと悩んでいたのですが、今回はゲゲ郎メインの音声ガイドを選択。それから、入場特典のステッカー!
こちらはシークレットをもらえました…😭✨思ったより小さかったけど嬉しいからヨシ!!

※展示品目録とか無いので順番はもう撮った写真と記憶頼りです。展示場所が違ったり覚え間違いなどあるかと思いますがご容赦ください。
ココはこうだったよ!など気付いたらこっそりコメントか何かで教えてください…🙏
また、映画村の写真も少し載せています。

以下、ネタバレを含みますのでお気をつけください。




入り口のポスター

父さん、そんなところで寝てたら風邪ひきますよ

追憶展に入る前の音声ガイドプロローグ、どうやら私は道に迷ったみたいです!多分そこで父が寝ているのを見つけて、道でも聞こうと起こしたんだと思います。寝てるとこ起こされてちょっと不機嫌な父の声、私はしばらく入り口から動けなかったよ…。

入ってすぐ、トンネルを抜けて哭倉村にやって来たかのような空間が広がっていて、水木が歩いた自然が豊かな様子と共に、いくつか設定画などが展示してありました。もう初っ端から渋滞しておりました。
沙代と水木の邂逅シーンの原画、とても助かります…。個人的には日本人形の設定資料が展示されていたのが嬉しかったです。すごいボロボロで、見てられないですよ…。袖の下の帯締めなど細かく書かれていたので、その情報早く知りたかったなと思いました。いや〜全部ゆっくり見たい〜〜。

音声ガイドでは、「お前に案内が務まるのか?」と言うことですぐ水木も合流。3人で哭倉村をまわることになりました。写真を撮られるのが嫌な妖怪もいるから注意するんじゃって言われたよ。ゲゲ郎に言われたらね、絶対守るよね。


龍賀一族

龍賀一族大集合のあのシーン再現

暖簾をくぐると少しひらけた場所に出ました。龍賀一族のあの大広間の再現ブースのようです。奥に再現されたスペースがあり、すーっと引き寄せられて最初にこの写真を撮りました。
音声ガイドでは水木が座布団に座って当主の気分を味わおうとしてました。やんちゃか?(ゲゲ郎に止められてた)
ゲゲ郎は何故だか私に座ったらどうだと勧めてきました。
水木が写真を撮ってくれるって。
二人に言われたらもうね、座るかー(ニッコリ)ってなるじゃないですか。
近寄ったら「触れないで」って書いてあった。罠です。

入ってすぐ左側の壁に龍賀一族の設定資料集がたくさん展示してありました。パンフレットやビジュアルブックのものより断然多く、初めて見るものたくさんあって最高…。いっぱいありすぎてあんま覚えてない…あんなにじっくり見たのに…。足元に近い低い位置に展示されていたのもあり、しゃがまないと見れなかったり、小さい区画に詰め込まれたりしていたのでちょっと見づらかったかも。あれだけあるなら壁一面広々と展示されてるの見たかった〜!
でも、できるだけ見せたいというスタッフ側の熱量を感じました。。感謝。。

壁を隔ててその隣には、克典社長が水木に振舞った酒の瓶と灰皿、ライターが展示してありました。意外と瓶が大きくて重そうだったのと、ラベルをまじまじ見れたので助かりました。
この時の父と水木、めちゃくちゃ楽しそうだったんですよね!
水木が「こんなに良いものを持ってるなんてさすが克典社長!」的なことを言ってて最高でした。絶対目キラキラ輝かせていたねあれは。水木はほんとに社長に憧れていたんだなと思うよ。
ゲゲ郎は豪華な品に関しては興味なさそうだったけどお酒には目がないようで、すごーく社長のウイスキー飲みたがってた。水木が「あとで天狗の酒と飲み比べしてみるか」とか言ってたので、今夜は宴です。

入り口から入って右側には、屋敷にいる妖怪たちの設定画と、ブラックライト(?)を当てて隠れた妖怪を探してみる体験型展示もありました。
あれってもしかして映画に出てた隠れ妖怪だったりしますか…?私何回も映画見てるのに一箇所しか見つけられてないんですよね…
妖怪村でも見かけた妖怪がいてニッコリ。

右奥に行くと小部屋があり入ってみると、目の前には大量に山積みされた本(確か和綴本で、中が読めるものもありました。)が散らばっており、それには血が付着していました。時麿の部屋の再現ですね。
急に重々しい雰囲気になって入った時ちょっとびっくりしました。
部屋が小さいのでほんとに一角の展示だったのですが、とても見応えがあったので、大きめの部屋でがっつり再現されたのも見たかったなと思いました。奥には甲冑のシルエットがガラス越しに展示されていました。
この部屋の壁には昔の兵隊時代着ていた隊服の設定画の展示もされていたような。ちょっと記憶が曖昧ですが、原画かイメージボードの展示などもあったと思います…。

音声ガイドで、水木は血にすごい驚いてましたね。ゲゲ郎に「こんなところ案内するなよ!」って言ってて笑っちゃった。
水木、ここはあなたのために沙代が忍び込んだ場所なのですよ…とは言えませんでした。ゲゲ郎、水木では知り得ないことは音声ガイドでも特に触れられてはいませんでしたし(それはそう)なんだかほんのり切ないですね。


座敷牢

座敷牢

第一印象「これは潜って出られそう」でした。笑
ここでは鍵とタバコの吸い殻と蚊取り線香にありがたみを感じましたね。吸い殻2本、ゲゲ郎と水木のかな?
妖怪村では確か鍵はなかったと思うので、重厚感のイメージ助かります。

ここの壁には水木とゲゲ郎の設定画がびっしり展示してありました。
すごかった。すごかった。
だって、二人のパンツ姿が展示してあったんだもの〜〜〜〜!
動揺ですよ。他の迷い人たちもちょっと動揺してたでしょあれは…。
ゲゲ郎のあのパンツはなんなんでしょうか…?あれは一体…?
他にもゲゲ郎の服のほつれ具合とか水木の兵隊時代の設定画やトキちゃんのパジャマの設定画展示などありました。可愛い。あと水木の作画資料で、龍賀一族の浴衣、長田家の浴衣の2種類着ていたけど、作中でどっち着てたっけ。

この辺りの展示で印象的だったのは、キャラクターの見た目の話で、
ゲゲ郎が「美形ではないが色気のあるキャラクター」
水木が「作中で男前扱いされるキャラクター」
謎の少年は「唯一の癒し枠。愛嬌のある感じにお願いします」と記載されていたところです。水木が男前扱いされているのは丙江さんの発言で知っていたのでウンウンて見れたんですけど、ゲゲ郎が色気のあるキャラクターとして設定されていること、知らなくて…。
いや、映画の列車のシーンの襟足、入浴シーン、地下工場の拘束、血桜の拘束、その他諸々色気が凄すぎるよ〜とか思っていたけど、わたしがゲゲ郎のこと色眼鏡で見てるからではなく、意図してだったってことで…。最高
謎の少年も大納得ですね、普段のゲゲゲアニメに出てくる彼とは比べられならないほどピュアで可愛かったです。「先生?僕が?」のシーンなんか花飛んでましたもんね!

他には水木とゲゲ郎の食事シーンの絵コンテが展示されていました。
薄い沢庵見てやれやれ顔している指示、料理を掻き込む指示。
食事って結構キャラの素が出るシーンだと思うんですけど、水木に関しては悪夢を見るシーンに続いてなかなか見ていて辛いところだなと思いました。わたしの胃まで詰まりそうです。

音声ガイドでは、ここでも父は楽しそうでした。父は水木に座敷牢に入ってみたら?と言っているのですが、これって前回水木を脅かした事覚えててあえて言ってます?そういうとこ〜!そういうとこだぞ〜!
水木は水木で一回ちょっと怖い目(起きたら座敷牢の中だった)に遭ってるからちょっと座敷入るの避けてる?可愛いやつめ…。


禁域にいた妖怪たち

ここの展示では禁域にいた妖怪たちの色付きの設定画があったと思います。
水木が禁域で倒れた時の映像が流れていて、比較しながら見れたので助かりました。
映像内では割とシルエットに近いくらい暗い描写をされていたのでよく見えなかったんですが、設定画の妖怪たち思ったよりカラフルで可愛かったです。組紐に絡め取られた妖怪もキリンみたいな色してて可愛かったな…。
思ったより厳つくて強そうな妖怪もいたので、また映画見るときに注意して見てみようかなと思います。

音声ガイドではゲゲ郎がまた楽しそうでした。アニメーションのこと動く絵って言っててほっこり。水木さんが河童の顔みんな違うって感心してた時にゲゲ郎が「人間に同じ顔がいないように、河童もみんな違うんじゃよ」的に言ってて設定画まじまじ見ちゃったよね。
長老みたいな河童から子供河童までいて良かった。ゲゲ郎と一緒に温泉入ってたのは長老河童かな?

そしてこのあたりは再現展示ラッシュでした!

ちゃんとモノクロ再現でした
みんな大好き釣瓶火


展望テラスの戦い

こちら撮影禁止でした。ここでは展望テラスの戦いの完成映像とコンテ動画(原画?)が同時に再生される最高空間でした。
展望テラスをイメージしている部屋だったので、中央に二つ丸テーブルがあり、その上に孝三さんの描いたイラストが置いてありました…最高最高最高!一枚ずつ見たいですが、お触り厳禁なのでそっと覗き込んできました。
絵が上手い…!
もう一つの机では確か長田のお面と裏鬼道の唵の頭蓋骨がありました。手に馴染むサイズ感。

壁に展示してあったのは展望テラスの背景やイメージボード、原画など、テラス関連のものだったと思います。
スクリーンの下にはズラッと(おそらく)戦闘シーンの絵コンテが展示してあったのですが、あんなところに展示しても!見えないよ!!笑
しゃがんでアヒル歩きしないと見えないし混んでいたのでわたしは諦めました…。ブルーレイの特典につく原撮映像をたくさん見ようと思います。

音声ガイドでは、ファンがこのシーンを好きだってことをゲゲ郎も知っている風だったのでちょっと笑っちゃいました。水木もアニメーションに興味津々で、原画の方と出来上がったアニメーションを見比べて「美しい映像が出来上がっている」と感心しているようでした。
鉄腕アトムが昭和38年のようなので、水木はアニメ自体が初見ということになるでしょうか。美しい映像という表現にもにっこりしましたね。もう芸術です。


血桜の花吹雪

ここの演出はとても綺麗でした。写真を撮れなかったのが残念です。
小さな区画でしたが一面の壁に血桜が描かれ、プロジェクションマッピングで桜の花びらが舞っている演出がありました。
確かこの辺ではゲゲ郎が捕まったシーンなどの設定画や原画、時貞が乗っ取った後のトキちゃんの設定画があったかなと思います。
時貞入りトキちゃん、時貞の表情とトキちゃんの表情を並べて展示してあったと思うんだけど、ほんと体はトキちゃんなのにトキちゃんじゃない感すごかった。
もし水木が時貞の顔を認識できなかったら、このトキちゃんの表情を見ることになってたんだなぁ…。
映画を見るたびに思うのですが、もし水木が時貞を認識していなかったら、斧を振り下ろすのためらっていたんじゃないかなと。視覚的に忌むべき相手だと認識できないと、結構精神的にきついと思うんですよね。
頭がおじいさんで体が子供の不気味さも相まって視聴者のわたしもなんとか割り切って見れました。

ゲゲ郎の身長が書かれたメモもここだったっけ。もうだんだん記憶が怪しいです。ゲゲ郎を地下工場へ連れて行く際のストレッチャーのサイズとゲゲ郎の身長をメモしてありました。今回の展示でゲゲ郎が185cmであることがわかりましたので今までの情報と組み合わせて考えると、父の目あたりが水木の頭のてっぺんなので、水木は175cm前後かな?母はそれより下だったと記憶しているので、170cm前後…?
ということで並んでた妖怪村のパネルを見てみましょう。

妖怪村のパネル

長田がでかい。とてもでかい。


暖簾をくぐると左側に個室がありました。ここでは最後、ゲゲ郎が依代になるシーンの再現がされていました。このシーンの足元改めて見るとこんなことになってたんですね…こわ
ここ見るだけでゲゲ郎のセリフを思い出して目頭が熱くなります。

個室の外にはゲゲ郎と水木が最後再会を約束して別れるシーンの原画が展示してありました。あとゲゲ郎の長髪の三面図や母の現在の姿の設定画もここだったかな…?
母の腕に刺さってる管みたいな跡が本当に痛々しくて…。こんな状態でよく、よく鬼太郎を守ってくれたと見つめてしまいました。

ここは特に音声ガイドなどはなかったです。
あとこのあたりかどうか少し忘れてしまったんですが、一箇所だけ父音声ガイドのみがあるブースと、水木の音声ガイドのみがあるブースがありました。この〜〜また来たくなるやつ〜〜

最後のシーン再現


ゲゲ郎が大好きな場所

最後のブースです。

暖簾をくぐると、目の前には鬼太郎やねこ娘の設定画が並んでおりました。
そしてすぐ右にこの再現展示です。

鬼太郎誕生

生まれた…。

こんな展示されてると思わなくて泣きそうになっちまいました。雨の音とか産声がBGMで流れてたら多分泣いてた。わたしはこの鬼太郎見て音声ガイドを再生しました。

水木がなんだか明るい雰囲気のところに来たぞと言ったんですね。鬼太郎も生まれたし一気に展示場所の色合いも明るい感じになっていました。
そしたら父が今日一優しく幸せそうに「ワシはここが大好きなんじゃ」と言うんですよ。そりゃそうだ、息子が生まれたんだからって思ってわたし振り返ったんです。
そしたら何があったと思いますか

来場者特典イラスト

またこれに泣かされました。なんなんでしょうこの破壊力は。
鬼太郎が生まれた世界、そして家族に見守られて成長していく鬼太郎の生きる未来が、ゲゲ郎の大好きな場所なんだなと思いました。
姿形は変わってもきっといつだってこうして鬼太郎を抱きしめてるんですよ。

ここには他に、ポスターとtocoさんの書き下ろしシークレットイラストの展示もありました。素晴らしいイラストたちでした。あのシャツ欲しい。

音声ガイドではゲゲ郎が原稿を持って話していたことが水木にバレててちょっとほっこりしましたね。父はもう少しあの場所に居るみたいです。水木さんと一緒に見送ってくれました。

素敵な原画や貴重な設定資料、そして2人の仲良さげな会話と時間をありがとうございました。
大満足です🥳


その他覚えていることなど

どこに展示されていたか忘れてしまったのですが、孝三さんの設定画に「妾腹」って描いてあったんです。これ、めちゃくちゃびっくりしたんですが、どこかのインタビューとかで言われてましたか…もしくは見落としていたか…。
孝三さんに時が無いのはそう言うことですか。

あとは、長田が沙代を刺す時の注意書きに「想い人の仇、少し切ない表情」的なことが書かれていて、ちょっと複雑な気持ちになりました。


最後に

想像以上にボリューミーでとっても面白かったです!来れてよかった…本当に。最後のブース出たあとの左側の壁に、サインが書かれたポスターがあったような。それも見れてよかったです。
結構な量の展示内容だったので、追憶展パンフレットとか、ポストカードとかあったら欲しかったな〜とも思いました。

あと、何より音声ガイドで新規ボイスを聞くことができたのが最高でした。
ゲゲ郎、映画村でも思いましたが本当に明るいですね。おおらかで物腰も柔らかくて…。映画当時は相当人間を警戒していたんだろうなと思いました。
今回はゲゲ郎メインの音声ガイドでしたが、水木も掛け合いに出てきてくれて嬉しかったです。ありがとうございました!

そして関係者の皆様、たくさん展示してくださいまして本当にありがとうございました。

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