DRIES VAN NOTEN 2024-2025 Women Autumn Winter コレクション を考察してみる : 「The comfort of contradiction 矛盾の心地よさ」
久しぶりのファッションショー考察します!
今回は2024年2月28日(現地時間)にパリコレクションで行われたDRIES VAN NOTEN 2024-2025 Women Autumn Winter コレクションを考察していきます
The comfort of contradiction 矛盾の心地よさ
ショータイトルは
The comfort of contradiction
異素材での組み合わせや意外なカラーの組み合わせ
そこから生まれる予想外のシルエットやカラーの魅力をたのしんでいるコレクションというイメージでした
考察1 : 異素材合わせのコントラスト
まずは異素材合わせのおもしろさ
・スエットのような生地のトップスにサテンのハーフパンツ
・身頃はサテン生地なのに袖にはデニム生地
・やわらかそうなふわふわ生地のトップスにシルクなのかシフォンのような繊細なスカート
etc . . .
どれも通常は合わせないであろう生地の組み合わせでありながら、そのコントラストがおもしろく美しい
カラーを近しい色にする、もしくはトーンを合わせることでまとまり感が出ていて意外なほどに違和感がないですね
考察2 : 豊富なカラーパレット
ショーを見ていただけるとすぐにわかると思いますが、
カラーパレットが豊富
色の組み合わせが秀逸
最高に可愛い!!(興奮)
全体的にカラフルながら、ペールトーンの淡いカラーを採用することで
うるさくなることなく、やさしい雰囲気にまとまっています
また、それぞれのアイテムがシンプルなこともありカラフルなのに上品で女性らしい洗練された色気を感じます
最高に可愛い(2度目)
考察3: ドリスらしい造形美
ドリスヴァンノッテンといえば、美しい造形
パターンとシルエットが美しいのはもちろんですが、
確実にドレーピングでないと作れないシルエットの美しさ
※ドレーピング=立体裁断
通常パターンは平面→立体ですが、立体裁断は立体→平面
通常パターンより難易度が高く個人のセンスが出ます
一見シンプルに見えるデザインだからこそ、作りやシルエットの美しさに目が惹かれます
服好きにドリス好きな人が多いのは、これも大きな理由の一つなのではないかと思います
考察4: AWらしいフワフワのロマンチシズム
毛足の長いふわふわ素材が多く登場した今回のショー
AWらしいあたたかみを感じつつも
やさしく淡いカラーとの組み合わせが甘美な印象
端正なアイテムの中にフワフワがあるだけでぐっとやわらかく、ロマンティックな印象に
その他、いつも見られる手仕事の美しさも
メンズライクな端正なジャケットやセットアップが一気にドレッシーになりますね
手仕事による一手間が、華やかさをプラスしてくれています
ドリスヴァンノッテン 2024 AW、いかがでしたでしょうか?
今回のショーはウィメンズではドリスのラストショーでした
ドリスが引退なんて悲しい、、
今後、ブランドがどのように続いていくのか気になるところです。
気になった方は公式から動画がでていますので、
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