クマ出没問題への対応から学ぶ:チーム力を高める可視化戦略
『自走するチームの作り方』著者で、チームビルディングコンサルタントの伊藤じんせいです。
部下とのコミュニケーションに困っている上司の方に役立つコラムを日々、投稿しています。
最近、環境省によってクマが「指定管理鳥獣」に指定されることが報道されました。
これまでもクマによる人への被害は存在していましたが、近年、その被害件数は特に増加傾向にあります。
今年度は1月までに全国で218人がクマによる被害を受け、これは過去最悪だった2020年度の158人を上回る数字です。
この状況を受けて、クマが「指定管理鳥獣」に指定されました。
「指定管理鳥獣」の指定により、国や都道府県は鳥獣の積極的な捕獲が可能となります。
狩猟期間の延長や捕獲数の増加も可能になり、国や自治体、猟友会、地域住民が一つのチームとして問題解決に向けてより積極的に連携することが求められます。
問題解決への連携には、チーム全体で各自の情報を共有する必要があります。
担当や進捗状況、課題、目標や得た情報をリアルタイムで共有できるように、可視化する仕組みが非常に重要なのです。
私たちが提供するチームビルディングのコンサルティングでは、Googleスプレッドシートを用いてチームの状況をリアルタイムで可視化しています。
スプレッドシートに、チームの価値観やミッションなど各項目に対するメンバー各自の意見やアイデアを記入してもらい、メンバーがそれぞれどのように考えているかを記録します。
チーム全体で情報を共有できるだけでなく、経営者や幹部が現場の状況を理解し、適切な支援を提供できるようになることも、Googleスプレッドシートでの共有のメリットです。
組織運営においても、状況を可視化することは非常に重要です。
あなたの組織ではどのようにして状況を可視化していますか?
クマ出没問題に限らず、効果的な組織運営のためには、どのような取り組みが必要でしょうか?
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