経歴及び経営能力についてー経営基礎要件
経営基礎要件、、、って難しいですねぇ。
ここで扱うのは主に経歴の問題です。
「酒販免許って、3年以上の経験がないと通らないって聞いたんですけど、どうしたらいいでしょう?」
そんな質問をかつて、何度も何度も受けてきました。
「3年の経験って、なんの経験がいるん?」
「なんか知らんけど、3年いるって聞いたけど?」
本当は3年間の経験がいるんですよね。そう、「アルコールの販売業務経験」がね。アルコールの販売経験がないなら「3年継続した調味食品販売業の経営経験」、それがないなら「通算して3年以上の販売業務従事経験」。
免許を申請するには、このどれかの経験が必要なんです。
「え〜! そんな経験なんてないよっ! 無理じゃん?」
いやいやそんな、悲観的にならないくても大丈夫です。
あなたに酒販や調味食品の業務経験がなくても、その他業務の経営経験があり、酒類販売管理研修を受講し、酒販業を経営するための知識や能力があると認定されたら経営経験ありとみなしてもらえるんですよ。
この経験として認めるかどうかの判断は税務署が判断します。私は税務署の職員ではないので具体的な審査内容のことは知りませんが、恐らく一律の審査基準というのはないと思います。(知ってるよーって方いたら教えてくださいね)
ただ、これは経営基礎要件です。ですから、ここの要件はしっかり見られているはずです。甘い見込で経営してから「いやぁ、見込み違いだった(∩。∩;)ゞテレテレ・・・」では済まないんです。だって、税務署としては大事な酒税は確保しなければいけないからですね。そんな簡単に店をたたんでもらっちゃ困ります。
ですから、経営経験はキッチリクリアできるように入念に準備しておきましょう。
また、資金面の準備も早めに手当てしておかないといけません。
申請書を作り始めたらわかりますが、申請書類には目論見書というのがあります。前は目論見書って言ってたんですが、今は収支予測っていうのかな?
何をどれだけ仕入れて、どれだけ販売して、経費とかどのくらいかかるのか。そういった計算をしなければいけません。計算して出た金額を賄えるだけの資金が手当てできているか前もって計算しておきましょうね。販売するのに冷蔵設備が新たに必要なんだったら、そういう経費も計算してくださいね。
わからないからと言ってここを「テキトー」にやってしまうと、相手は数字のプロですから、すぐに見破られてしまいますよ。正確でなくてもいいので(開業前なので正確な数字は出しようがありません)、できるだけ真剣に考えて計算してください。
今回は、よくあるような法律の逐条解説的な文章を書いてもピンとこないかもしれないと思い、大雑把に適宜省略しながら説明してみました。
ちなみに、免許は個人事業主でも法人でも、どちらでも申請できますよ。
酒販免許の取得を考えている方へ
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note公式infoの次のページにメッセージの送り方が解説されていますので、ご参考まで。
では、またっ!
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