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アプトプット on インプット

今日は、半年間かけぬけてきた旭化成さんとのプログラム「ベンベルグラボ」の最終プレゼンテーションがあった。

産地の学校のオーガナイザーだから言うわけじゃ(本当に)ないんだけど、最高の内容だったと思う。半年間かけて素材の長所も短所も学んで、生産全工程の見学から市場調査までギューとやって、参加者全員から本気で愛のあるプレゼンをもらった。

このプログラムは、"ただ学んで終わり"のプログラムのはるか上へ飛躍して
各々が全力で調査、研究をしてきて、素材の良さを最大に活かすアイデアが出てきたし、産地の課題を認識した上でのプランニング、徹底的な市場調査をしたからこそ見えたマーケット。全てが新鮮だった。

アウトプットに至るまで、座学とミュージアムと展示会視察、宿題と産地遠征と個別ミーティングと個別ワーク。ベースとなるインプットにそれぞれのアイデアを重ねて練っていったので、芯があり、文脈あり個性ありの内容となった。インプットからアウトプットが抽出されていった感覚だと思う。このアウトプットの形こそ、正しい処理なんじゃないかと感じた。

また、「糸加工企画」と、「生地開発企画」をジョイントするとか、「生地開発企画」と「製品立案」をジョイントするとか、各プレゼンに掛け算の可能性も見えた。

プレゼンしてくれた皆さんに本当にありがとうという気持ちと、うちの会社に金銭的余裕さえあれば、1つの例外もなく全事業案を成立させる出資をして、運営まで徹底サポートしていきたい...と思った。

産地の学校を各地でやっていて、当たり前だけど、僕が産地の学校のメンバーが好きなのは、自分のお金と時間を割いて自ら選択して講義に参加してきてるから、基礎モチベーションも高くて、アゴの力が違う、というか。

僕はテンパっている間に、(関係者の皆さんのおかげで)ベンベルグラボ 、素晴らしいプログラムになった。また、"プレゼンして終わり"ではこのプログラム、意味が薄いのでここから繋いで育てていく(応援する)のも僕らの仕事だと思ってる。

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