遠州のドビーA4-01

本気の生地のカット売り

noteのプロフィールにも書いているけど、糸編という会社は、産地を訪問取材して、その魅力をウェブや本や空間で広く伝えたくて、出逢った生地はどんどんと合いそうなデザイナーにマッチングしたい、というところから事業が始まった。創業後5年が経っても、弊社でのモノゴトはなんでも"産地に行くところから"が軸になっている。

2018年は100名以上の国内外のデザイナーさんと具体的な取り組みをさせていただいた。しかし、出会う数々のテキスタイルはどうしても業界向けへの披露となるし、情報は極めてクローズドになっている。デザイナーさんが生地を採用して、その先に多様な商品に展開しているが、そこに対して「どこの産地のどこの工場のテキスタイルだ!」なんてことは言えない。(もちろん弊社の場合、オープンなケースも多い。)

ここにきてそんな僕たちが、一般の方にとってもこの魅力を伝え広げていこうと、本気の生地の販売会イベントを企んでいる。タイトルネーミングで"本気の"とわざわざ言っているのは、弊社が業務上あまった(あまってしまった)在庫やハギレを安く売ります、という事情の付いたイベントではないから。本気で良い(と僕らが思った)生地を知って触って欲しいし、買って使って欲しいです。

なので安い生地はない。遠州産地で働く顔の浮かぶ機屋さんたちが織って、しかもその機屋さんの魅力が反映されているような生地が、可能な限りのボリュームで並ぶ。こんな機会なかなかないと思うので、服飾学生さんや趣味で服を作る方、デザイナーさんもこの機会に是非。

初日 : 2月22日(金)14:00-19:00
(全種類揃った状態で見て欲しい)
2日目 : 2月23日(土)12:00-18:00
(このイベントのメインとなるナカビ)
最終日 : 12:00-15:00
(最終日でも値引きとかしません)
 
会場 : 〒111-0054 東京都台東区鳥越2-2-7 1F 余白

全日程、遠州産地で働く方が会場にふらりとしているかもしれないので、つかまえて話するのも楽しい。

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