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「いや、まだまだ甘いよ。ブレてるね」

小さな行動だとしても、その行動が思考や出逢いを生んで、行動の連続こそが人を成長させる強制的かつ最短手段だと思った。行動は非連続のようで連続している。当然、人間は連続的に成長していく。

彼の姿を見て、こんなことを考えていた。
今日のnoteの登場人物は、京都精華大の1年生のK氏。

「いや、まだまだ甘いよ。ブレてるね」

気づけば、20歳になったばかりの学生に向かってこんな言葉を放つようになっていた。ブレるのが青春というのに、昭和の親父のような堅物スタンスだ。


出会いは約2年前にさかのぼり、彼が18歳の時。繊維業界に興味があると月島まで訪ねてきた。年間何十人と訪ねてくるうちのひとりくらいの認識だったけど、彼はその中で圧倒的に違った。

2回目に会った時は産地の学校の見学に来て、3回目に会った時は産地の学校の夏期講習を受講して、4回目は染色工場でインターンをして学んでいると言った。5回目はPTJの会場、6回目はTN展。あらゆる生地展に彼はいた。そして彼の噂を産地の中の人からも聞くようになった。

そしてツイストパーマの彼は、ついにパリのプルミエールビジョンの会場にいた。自分でチケットを手配して、各ブースを突撃していた。

言うまでもなく、プルミエールビジョンの会場では、先輩たちが彼に最高に協力的だった。来年はイタリアの大手テキスタイルメーカーでのインターンも決まっているという。

彼と4.5€もするコーラで乾杯したけど、僕のコーラは砂糖多めで甘すぎた。彼のコーラはノンシュガーだった。

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