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#18 『看護師国家試験』合格までのスケジュールと勉強内容

看護学生のみなさん、日々実習に勉強にお疲れ様です!
今回は4回生、もしくは3回生でついに『看護師国家試験』を受験するみなさんに向けて、第112回看護師国家試験に合格したわたしが、受験までの勉強法やどのようなスケジュールで勉強していたのかをご紹介したいと思います。

徹夜で勉強!、休日も休まず勉強!といった根性論は決して語りません。
ゆとりのあるスケジュール休日にはライブへ行く、といった非常に余裕のあるスケジュールで悠々と合格することができました。

「今までまったく国家試験の勉強なんかしてこなかった」
「今からだと徹夜で勉強しないと間に合わないんじゃないか」
そう焦っているそこのあなた!

大丈夫、今から勉強すれば確実に間に合います。なんならそうやって今焦れているあなたなら大丈夫。今からコツコツ計画立てて勉強していけば、余裕をもって試験に挑むことができます。

では、さっそくスケジュールと勉強内容をご紹介していきます。


6:00 起床

おはようございます。やはり、朝の早起き・朝時間を活用することは非常に大切です。というのも、試験は朝9:50開始
朝から活動する習慣がないと、脳が半眠りの状態で問題を解かなければなりません。そうなると100%の力を出すことは困難でしょう。

試験会場へは8時頃、余裕をもって着席しておくとより安心して試験へ取り組むことができます。となると、出発時間は7時とかになるでしょう。
(正直、試験当日わたしは何時ごろ出発したのかは覚えていません。汗)

早いです。最初は正直きつい。

ですが慣れてしまえばこっちのもの。わたしは大阪会場でホテルに前泊したので、たしか7:30には出発していたと思います。

早起きの習慣をつけ、朝から脳を活性化させることに慣れていきましょう。

7:00 朝ごはん、準備

この辺の時間は人によると思います。
わたしは起きてすぐ顔を洗い、昨日の振り返りをしてから朝ごはんやそのほかの準備をしていました。

朝ごはんは食べることで眠気がでる、という人は食べなくてよいと思います。しかし、ほとんどの人は食べたほうがよいと思われます。

朝ごはんを食べることで、朝のリズムが形成されます。自然と体が起きてくる。起きてご飯を食べて、勉強して頭を使う。習慣から脳に覚えさせることで、脳が活性化しやすくなります。より、最大限の力を発揮できるようになります。

食べられる方は、食べる習慣をつけていきましょう。

8:00 昨日の振り返り

国家試験たるもの、応用はもちろんですが、ベースは暗記だと思っています。解剖生理や病態といった広い分野での知識が必要となります。

最も効率的な暗記方法は、「夜のインプット・朝のアウトプット」です。
夜に覚えたいことを脳に詰め込む。そして、朝起きたら昨日詰め込んだ記憶を思い起こす。こうすることで、確実かつ効率的な暗記をすることができます。

国家試験で覚えなければならない範囲は非常に多い!!
本当に厚労省を恨みたくなります。だが、人様の命を預かる現場。そんなこといってられません。厚労省、ありがとう。

どうでもいい話はおいといて。
とにかく、「夜のインプット・朝のアウトプット」。これを押さえたら間違いありません。

10:00 振り返り➡振り返り

朝一でした振り返りで思い出せなかったこと、またなんでこうなるんやっけ?と理解が浅かった部分に焦点を当て、さらに振り返りです。

小さな子どもに説明しても伝わるくらい言語化できるよう、理解を深めることが肝心です。
なぜそれほどまでに言語化する必要があるのか。それは、応用を利かせるためです。暗記だけで理解が浅いと、応用された質問に答えられなくなります。

例えば、肝臓の疾患を問われたとき。聞いたことがない病名でも、肝臓の正常な働きさえ確実に押さえていれば、その機能が低下するということだから○○な症状がでてくるはず。そこから消去法でも選択肢を探すことができます。

確実なインプットをしていけるようにしましょう。

12:00 昼休み

休憩は1時間みっちりとりましょう。
「そんなに休憩して大丈夫?」
「のんきに休憩している余裕なんかないよ」

そう不安になる方もおられるかもしれません。
ですが、大丈夫です。

あえて1時間みっちりと休憩する理由は、オンとオフの切り替えをするためでもあります。集中力は長くは続きません。どんな人でも長時間ぶっ通しで試験問題を解き続けることは不可能でしょう。
そこで脳を休ませるためにも、休憩はしっかりと取ります。とらなくてはいけません。

また、1時間という区切りをつけることで、「よし、後半戦もがんばるぞ」と改めて気合を入れなおすことができます。休むときは休む、頑張るときは頑張る。切り替えをきっちりすることで、脳と体の休息。集中力も高まり、より意味のある勉強ができるようになるでしょう。

休憩の取り方として、「45分勉強・15分の休息」といったポモドーロ法というのを耳にしたことがありますでしょうか?
(わたしはこの方法が合わなかったので、使用していませんでしたが)
こういった集中力を高める方法もありますので、ぜひ活用してみてください。

13:00 過去問

午後は過去問をひたすら解きます。
過去問を解くことで、国家試験でどのように問われるのか、どのような分野が高頻度で出題されているのかなど、傾向をとらえることができます。
また、「問題を解く」という感覚をつかんでいくことができます。

わたしは、「QB/クエスチョン・バンク」をひたすら解いていました。

リンクを載せておきますので、よければ参考にしてください。(って紹介するまでもないかもしれませんが。笑)

ここで重要なことをお伝えしておきます。
正直、予想問題を解く必要はありません。さまざまな問題集を使うより、一つの問題集をひたすら解くことが重要だと思っています。わたしはこの方法で国家試験を乗り越えました。

学校でもたくさんの予想問題や過去問を渡されたりします。しかし、わたしはそれを放置してひたすらQBだけに専念していました。

問題を解けば、その分わからない点が出てきます。解く問題を増やせば増やすほど、わからないことが増えていき、調べなければならないことも増えていきます。数ある問題の中には、絶対毎回でやんやろうというようなマニアックな問題も出ていたりします。そんなのを真剣に解いて毎回わかるまで調べていたら、キリがありません。そんなことを深めるより、大事なことは基礎・必修一択です。ここができていないのに周辺知識を深めていても、何の意味もありません。

合格のボーダーラインは、「必修:80%、一般・状況設定:年次によって変更」です。
つまり必修は、50問中40点取れれば合格、逆をいえば39点で即不合格です。恐ろしいですよね。一般でいくら点を取れていても、必須で39点だったら有無をいわさず不合格となるのです。

となると、頑張るべきは必修と明らかでしょう。

一般・状況設定問題の必要点数は、その年全体の獲得点数から平均してボーダーラインが決定されます。最低でも155~160点取れるとよいでしょう。

18:00 お風呂、リラックス

夜は休息の時間です。勉強は動いていないようで、結構体力を消耗しています。疲労回復には、睡眠第一。質のよい睡眠をとるためにも、入眠前のリラックスが大切です。午後から夜にかけてゆっくりと入眠への準備をしていきましょう。

ここで、リラックスとしてスマホでショート動画をみる、といった脳が活性化するような活動は避けるのが理想です。
また、ショート動画をみだすとあっという間に時間が過ぎます。

入浴剤を入れたお風呂につかる、とか本を読む、ゆったりとした音楽を聴く。はたまた、実家暮らしの方は家族と話す時間にする、といった心の底からリラックスできる時間とするのがおすすめです。

20:00 インプット

先ほどもお伝えした、夜のインプット・朝のアウトプットでいうインプットのお時間です。
寝る前1~2時間で覚えたい知識をインプットしていきましょう。もりもり詰め込んで明日の朝復習する。この習慣が身につくと、覚えられることが増えて楽しくなります。

22:00 就寝

そうして詰め込んだら即入眠。ここでは、あえて22:00就寝としましたが、当時のわたしは21:00には就寝していました(笑)小学生並みですね。

朝が早いから眠たくなるというのもありましたが、朝早く起きるためにやることやったら寝る!ということを徹底していました。何より、睡眠時間を大切にしていました。

寝る時間が確実に確保できていると、朝もすっきりと起きられます。よく眠れた日ははっきりとした頭で、勉強もはかどります。あまり眠れなかった日は頭がさえないように感じます。

まだ勉強したいことが残っている。そんなときも夜することを増やすより、朝数分でも早く起きてする、という早寝早起き習慣を徹底しましょう。

残り4カ月…

いかがでしたでしょうか。
学生のみなさん、国家試験まで残り4カ月もないくらいに迫ってきましたね。緊張していますか?やばいと焦っていますか?

正直国家試験国家試験といわれすぎて、飽き飽きしていますよね。当時のわたしは「うるっせーわ」って思ってました。「分かってるわ!」って。笑
(急に性格悪くなりすぎてる)

いわれなくても当のみなさんが再三わかり切っていると思います。自分のことだから、やるときはやりますもんね!
大丈夫です。やった分だけ結果は出ます。本番に向けて、着実と自信をつけていくのみです。

すでに頑張っておられる方も、これから頑張ろうと意気込んでおられる方も、ここまでの学生生活を乗り越えたことがまず素晴らしい。そうして集大成となる国家試験。わたしが応援することは、ただみなさんが最大の力を発揮できること。後悔ないようにやり切れること。それだけです。

応援しています。

+α)友達と問題を出し合う

上記でご紹介できていませんでしたが、最も効果的だったのは問題を出し合うことです。一人での勉強はなかなかキツイものです。そんなとき友達と問題を出し合うことで、記憶と情景が結びつき効果的な暗記にもつながります。

さらに、友達と自分との押さえている観点が異なったり、ここは押さえておいた方がよいといった情報共有もできます。

一緒に国家試験へ挑める仲間がいると、より一層頑張れます。

問題を出し合うだけなら、夜通話をしながらするといった場所を問わずできるので、勉強方法に取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、そういった協力しあえる友達が近くにいない方、ぜひSNSやネットで探してみてください。今はインスタで国家試験対策の指導をしてくださる先生がいたり、ネットで仲間が見つかったりとつながれる方法はあります。
ぜひ活用してみてくださいね。


お忙しいなか、ここまでご視聴いただきありがとうございます(*´▽`*)
いと、とっても嬉しいです。

国家試験、大変だったからこそみなさんの応援がしたい・少しでもお力になれたらと思い、執筆させていただきました。乱雑な文章ですが、参考になれたら幸いです。

(以下、どーーでもいい話なので離脱しちゃってくださいね!)
ここで私情ですが、大学生時代わたしには仲の良い友達が6人いました。休日には遊んだり旅行したりと、いわゆるグループみたいなのがありよく遊ぶ友達でした。
その中の一人が国家試験で不合格となりました。一緒に勉強を頑張っていた仲だったので、大変ショックを受けました。もちろんその子が最もショックを受けたと思うので、わたしはなんと声を掛けたらいいのかわかりませんでした。
その子の採点結果をみせてもらうと、一般・状況設定でボーダーラインから3点ほど低いだけでした。
「この3点の差で合格・不合格が決まるんや…」
本当に厳しい世界だと思いました。

ただ、不合格だった理由もわたしには心当たりがありました。それは、その子が試験当日ぎりぎりまでバイトに勤しんでいたということ。その子は実家からの仕送りがなく、一人暮らしで生活費と学費を賄っていたので、本当に大変だったと思います。その中で国家試験の勉強をするのは、非常にハードでしょう。なかなか、大学生になれても勉強と生活との両立に困難な面があるのが日本の現状です。

入社式の際も、5人一緒に入社することができましたが、1人いない。その状況がものすごく悲しかったことを今でも覚えています。

その子は現在、今年の国家試験を合格し無事看護師として働いています。

その子はなくなく不合格でしたが、そういった数点の差で自身の人生を大きく左右することがあります。合格・不合格を選択することはできませんが、今この瞬間勉強を頑張るか頑張らないかを選択することはできます。

未来は今の自分の行動次第で変えることができます。ともに精進していきましょう。


余談まで読んでいただいた方、本当に本当にありがとうございます!!
いと、うれし涙で視界が歪んでいます!(ウソです!)

なんやかんや、えらい長い文章になってしまいました。国家試験のスケジュールどころがただの自分語りですね。毎度毎度、話が逸れてしまいすみません…。(←反省しているフリ)

ただ、話すのが楽しくって楽しくって。書いていると、たくさんみなさんにお伝えしたくなってしまうのです。
短文で伝えられるようになる、というのが目標なのになかなかこのクセが治らねぇ。わたしも頑張ります。

ではでは、今回はここまでとさせていただきます。
少しでも参考になったと思ってもらえたらいいね!を、修正点や応援のお言葉(期待しすぎ)などあればコメント!をいただけたら、非常にうれしゅうございます。
また、期待を込めてフォローなんてしちゃってもらえた暁には、いと飛び跳ねて喜びます。

ポンコツ2年目看護師ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

本日もみなさんにとってステキな1日になりますように!






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