【Pick Up Sponsor】Rico Japan Vol.1
2023年からIT LEAGUEを強烈にスポンサードしていただいているRico Japan 代表の山本さんにお話しを伺いました!
全2回…今回はRicoさんと山本さんの紹介です。
【 Q:Ricoのブランド紹介をお願いします 】
山本さん:「カスタムグラブビジネスの先駆者」です。
アメリカテキサス州にある Rico Gloves LLC という会社のブランドで、2001 年に Tony Ross Maddi(トニ ー・ロス・マッジ)が設立しました。Tony は 1992 年に MLB ドラフト 38 巡目でアストロズから指名を受けたMLB プレーヤーです。引退後に Rico Gloves を設立しました。「Rico」とはイタリア語で「リッチ」、「高価な」という意味があります。設立当時のアメリカ野球用品市場は「定番(既製)品ビジネス」しかなく、「カスタムメイドビジネス」はどこのブランドもやっていませんでした。Tony はそこに目をつけ、「Build Your Dream Glove(夢のグラブを作ろう)」というブランドミッションを掲げ、「高品質」、「世界でただ一つ」、「夢のグラブを作る」ブランドとして創業したのです。
【 Q:山本さんの経歴を教えてください 】
山本さん:「スポーツ業界一筋 36 年」、自称スポーツ用品バカです。
長野県志賀高原の麓で生まれ育ち、夏は野球、冬はスキーの二刀流で育ちました。中学でスキー一本に絞り、大学までスキー競技に没頭する。卒業後、スキーウエアの Phenix に就職し、営業、スポーツマーケティングを担当。ちょうど長野オリンピックの年で、担当する多くの選手をオリンピックでサポートしました。当時 Goldwin に在籍していた IT LEAGUE代表の山田さんとはここで知り合いました。当時はスキー産業バブル絶頂期で、山田さんとはライバル企業としてバチバチやってました。Phenix の後に、Oakley、Dome(アンダーアーマー、以下 UA)と転籍し現在に至ります。
UA では日本参入期から関わり、急成長をリードしてきました。営業、商品企画・開発、マーケティングと、ものづくりの川上から川下まで経験。新しいビジネスは全て私の仕掛けと言っても良いくらいです。一番わかりやすいのは、野球用具ビジネスでしょうか…アメリカ UA 社ではやっていない事業を UA ジャパンで始業しました。バット、グラブ、プロテクター、硬式ボール、全て私の仕掛けです。当時の UA はアパレル、フットウエア、バッテしかなかったので、ブランディング、マーケティングにおいて良い選手との契約が苦戦していました。用具を展開することでオールアイテム UA がそろいます。松田選手、柳田選手、今宮選手、糸井選手などの絶頂期を支えました。アメリカ UA 社の契約選手にも供給しました。フィリーズのブライスハーパーが現在使用しているガード類は私の開発品です。私が辞めたのちの現在の UA ジャパンは私が思っていた方向とは変わり少し残念な状況です。 Rico ブランドは、2022 年日本で商標登録をし、Rico USA と 2023 年7月にアジア商圏におけるライセンス契約を締結しました。
2023年はオールスター戦での表彰式やMVP受賞者への景品などなど、リーグを大いに盛り上げてくださいました。
2024年は年始から一緒に「盛り上がる仕掛け」を画策中です。IT LEAGERの皆様、引き続きRico Japanに注目くださいませ。
次回は、日本での展開やIT LEAGUEへの関わり方など山本さんに伺う予定です。