2024.5.17 The Real Deal

1.はじめに

行ってきました。洋輔さん1st Solo Concert The Real Deal。
こちらでは、ネタバレガンガン書きます。
ファンクラブ先行では落選だったので一般抽選で当選確率アップ券使用。後ろから3列目とかだけど、気にしない。そもそもキャパ300位だから十分近い。
セールで買ったので、行きは航空券で。祝福してるかのようないい天気。富士山バッチリ見えた。サークリングアプローチを体験してたのかどうかは不明。三重過ぎた辺りから寝てました。
曲順でいつかきちんと書きたいけど、今日は書きたいことだけ書く。

2.音楽の天使

オープニング(JCSのジーザスは死すべしか賞金のフレーズ入ってて、右眉ピクッを思い出し)→書き下ろし曲披露→All of Me(JAZZだって！)→ 僕の願い(鐘)→壁抜け男メドレーと来て。曲の合間合間にトークがあり。

　洋輔さんのトークで、今回のプロデューサー的な久保田さんと今も四季にいらっしゃる山田充人さん(だよね？山田のあっちゃんって呼んでた)と藝大時代にミュージカルサークル立ち上げて、発表会的なところで絶対歌ってきた演目があって、いつかはやりたいと思ってた、と説明があって、フムフムなんだろうレミゼかな？って聞いてたら『オペラ座の怪人』って単語が出てきて、私はびっくりした。
　こっちが勝手にめちゃくちゃ飯田ファントム大好きなんだけど、ああ御本人も好きな役なのか、となんか嬉しくなった。鼓動はこのあたりで早くなって。
　まずMOTNから始まって、生演奏で最近何度も聞く機会があったけど、今回の濃い青の暗めのライティング、消えちゃったALWコン用のプロモ動画を彷彿とさせられて、聞きながらこの辺から涙止まらなかった。「優しい夜」が本当に優しいの。これこれ、これよ、ってなってた。もちろん泣いてる。
　「心の赴くまま」で、屋根よく耐えた。
　今回席が遠かったので分からなかったけど、ラストの微笑みはあったのだろうか？
　2曲目の歌い出しで私は混乱して、「あれ？MOTN冒頭オルガンに戻っちゃった？？」あれ？？違う、歌詞違う、これノーリターンだよ。フード無しだよ表情見えちゃうノーリターンだよ。ずっと聞きたかった飯田ファントムのノーリターンだよ。って脳内分泌物ダバダバ出てた。
　馬鹿の一つ覚えのように書いてるけど、「もーはやひけーない」の「もー」が大好きで、あれを受けてクリスティーヌ役の人、目を瞑る振付なのだけど、私も一緒に目を瞑っちゃう。あの、色気、切なさ、ちょっとした支配欲的なものがいっぱい詰まった歌い出し。昨日も堪能させていただきました。
　「熱い」が、本当に熱さがあって。手に力が入ってるのも息継ぎのタイミングも本編そのままで、なんか、リンゴとかゴブレットとかベンチとか見えてきた。
　編曲されてたので2回目の「もはや引けない」は本来デュエットの部分に飛んでしまい、「未知の愛の喜び」辺りはカットだったので、あのピャッと顔を逸らすところは無かったけど、もう十分。本来デュエットの「もはや引けない」のとこ、ソロだったけど、なんかもはや引けなかった。語彙力は無い。
　そっから猿ゴールのマスカレードが奏でられて「マスカレード、仮面に隠れて」を歌いだして、更に泣くし。猿ゴール見えた気がする。「クリスティーヌ、I love you」の表情って思いっきり上手側の前方に座らないと見えない(大阪だとC29とか)ので、あんな正面から拝見できるとは。本当に優しそうな顔されるよねぇ。切ない。この後、鉄格子が背後に見えた気がしてラウクリの乗ったボートも見えた気がして、からの「我が愛は終わりぬ」。このあたりバックの照明が強くなったので逆光になってて表情が見えにくくなってマジで本編だった。ベール、ポソっと落としてたのも見えてきて、なんか大阪四季劇場にトリップした。色々思い出してますます泣くし。去年の8月、もしかしたら最後かもな、と2階席で見納めしたのとかその前にチケット鬼パトしたのとか、色々思い出した。
　曲的に緞帳降りたところで拍手が起こってて、このタイミングも本編そのままだった。多分四季オタの方昨日多かっただろうし。
　から、まさかのTil I。流れ的に正しいけど、これ歌うの？？？
　MOTN→PONR→オペラ座最後→Til I。これでやろうって言い出し方、お礼申し上げます。ってか大変でしょ？ちょっと一箇所大変そうだった。けどトークでリベンジしたいとおっしゃってたので、次は直ってるんでしょうね。洋輔さんってそういう方だし。
　ちょっと盛り上がった後の「何になる今更」でちょっとトーンダウンしてから最後まで畳み掛ける箇所は、今回も聞き心地抜群でございました。音楽の天使の曲はやっぱり大好きだ。それを洋輔さんで聞けて幸せ過ぎる。

3.滅ぼせよこの身を

トークはさみ。ベショベショに泣いてたから私タオルで顔拭ってたら、多分そういう方多かったんでしょうね「皆さんも一つ物語を見たような感じになってらっしゃると思いますが」ってツッコミいただきちょっと会場クスッと。次が1幕最後ということで、まさかの『愛せぬならば』ビッグナンバー続けるねぇ！
　Til Iの後に『愛せぬならば』歌おうぜって言った方お礼申し上げます(2回目)。歌う方絶対大変だと思う。でも、ツヤツヤキレキレの「滅ぼせよこの身を」を浴びて感極まり1幕終わり不整脈みたいになった。胸が痛かった。私の自律神経頑張れ。
　もう一人じゃ無理だと思って席番聞いてた知り合いの席近くに行って隣座らせてもらって、二人でただ泣くという幕間。

4.2部　アントラクトから

よい。アイーダとヘラクレスは未履修なので、なんかいい曲だなぁで止まってしまって悔しい。が、他の音源しばらく聞きたくないのも事実。
 My Favorite Thingsは高校生の時に音楽で歌ったので英語の歌詞薄ぼんやり覚えてる。JAZZアレンジカッコいいね。
完全に余談だけど、GONTITIさんのこのアレンジも大好き。

このアレンジはギターならではで、歌えないけど。

5.セリフ形式の曲特集

2部温まった頃に、レミゼのバルジャンの『独白』と『モーツァルト！』の『僕こそ音楽』を続けて披露してくれて。
　これ終わった後に「僕が歌わない曲を積極的に2部は入れていこうというコンセプトでして」というトークがあり、引っかかった。バルジャンはやらないの？でも、M!は見に行きたいと言ってたけど、こっちは観に行きたいとは言わなかったね？嘘つけないタイプなのか撹乱してくるタイプなのか、「私は分からない〜」。いつ分かるのか。
2024/5/31追記:トークで「僕が歌った事がない」に変わってた。ので、これはもしかしてもしかするかもしれない。砦の向こうに世界がある〜

6.オーストリアからスペインへ

　音楽紀行なのかな、ザルツブルク繋がりってまさかの『最後のダンス』。洋輔さんトート様。前回の東京エリザベートの時に「見てみたいねぇ」って友達と話してたのがチラッと垣間見えてしまった。でもこのトート様、音楽の方が好きそうで、我儘なシシィには飽きちゃうのでは？
　そこから夢の話になって、夢の曲と言えば？と謎解きされて、過るこのツイ。

#本番前あるある 出演しないけど、たぶん緊張してるのね。もう良いものにしかならないのだけど、夢で失敗やら間に合わないやらバタバタするのよ。2幕頭の曲を霊界空港にしててね、、なんでこの曲にしちゃったんだろ😓ってゲネプロ見ながら思ってた。ご安心を！今回のプログラムにはありませんよ！！

— 久保田彩佳 (@EASTdish) May 15, 2024

　え？夢醒めなの？？？って軽く混乱。見果てぬ夢の方だった。『ラ・マンチャの男』は観たことないので、私はこのイメージなのだけど。

　スペイン人のハビちゃんが五輪で滑る『ラ・マンチャの男』。もちろん『見果てぬ夢』も使われてて、この演技で悲願の五輪メダルを獲得するあたりも夢叶えてる。

結論

濃い。満足しかない。アンコール2曲目の最後、シューベルトの『楽に寄す』、ドイツ歌曲をマイク通さず生声で聞かせてていただく。大学時代の恩師が今年旅立たれたというエピソードをお話されてたので、ああ、大学のテストとか、こういう感じだったのかしら？とかそんな事を思いながら聞いていた。

　遡ることアンコール1曲目、合唱曲にもなってる『心の瞳』で。毎年8月にこの曲Tweetしてるくらい私もこの曲は好きなので、「それは生きてきた人生があるからさ」に対して「ルルル♫」って心の中で合いの手打ってた。
が、合唱曲にも2パターンあって。昨日歌ってたピアノの前奏だと元になった方には「ルルル」がない。
こっちが昨日のに近い。横山潤子さん編曲。

私の中学ではこっちの編曲の方が人気があった(何情報？)。滝口亮介さん編曲。

　何故毎年8月なのかというと、これは元々坂本九さんの曲で、日航機の事故で亡くなる直前、東京での仕事で歌ったのがこの曲という。NHKラジオの番組で9月に放送されたのだけど、それを聞いた中学校の音楽教師が合唱曲として編曲したら全国に広まったらしい(wiki情報)。

他に書きたいこともあるけど、今日(5/18)ソワレ入れてしまったので、何かを見る前の感想をここに記す。