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忘れじの流星

なにもかもをわすれたとき、
ボクはあなたに還るのでしょう。
生まれ育ちの場所だけが
ボクの場所ではありません。

たとえあなたを忘れても。
あなたがボクを忘れても。
あなたの中から、
ボクがこれっぽっちもなくなっても 。
記録から抜け落ちた残像の懐かしさを、
ボクはきっと、覚えてるから。
落ちてはすり抜ける明日を幾たび、
数えることに飽いた先で。

あなたに逢いにゆくから。


#雑文  #詩  #ss  #短文  

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