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真ん中 2

5歳

姉が学校へ行っている間は、私は
弟を無理矢理おままごとで遊ぶ
弟は少し物言いたげな顔をするけど
反論できる言葉もまだ覚えてないし
嫌と言ったら怒る私に幼いながらも
気を使って一緒に遊んでくれる。
女の子の遊びを無意識に覚える弟を
思い出すと今では可愛く思えてくる。

私中心の生活はこの頃の1番の喜び
だったのかもしれないと今になって思う。

女の子の遊びだけではなく
家下の駐車場に連れてっては
ボール遊びをしまだボールも取れない
弟に向かって全力投球。
良く顔面に当てては、弟を泣かせ笑っていた。

その後、母に怒られるのは決まって
この遊びのセットだった。

何度叱ってもこの遊びを止める事はなく
何回言ったらわかるの?
この言葉が無意識に今でも嫌いだ。

そんなある日大事件が起きた。
母と弟の三人で買い物に出かけた日
車の後部座席でいつものように楽しく
遊ぶ私達に母は気にも止める事なく
買い物先に向かっていた。


続いちゃう

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一ノ瀬ショウタ
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