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仮想通貨の真逆を行く、地域通貨に未来はあるか?~Part0~
世界は多様化という名目のもと、あらゆる事象の淘汰が始まっていると思いませんか?
男と女、白と黒。むかしは多くの事象を二つに分けて考えていました。
それが近年、青やら赤やら、はたまたコバルトブルーとかエメラルドグリーンといった小洒落た色が世間を色どりはじめました。
例によって導入部分だけは真面目に書くいちごじラジオです。(最初の方だけタイムラインで流れるからね)
さて、世界ではいま、何種類のお金が存在していると思いますか?
ドルやら円やらユーロやら、、
その数180種類と言われています。
世界中に存在する国の数が196カ国と考えると約1カ国につき一つの通貨が存在していると考えてよいでしょう。
基本的にお金というのは通貨発行権を持った主体(日本で言えば日本銀行)が国の財政や政治状況を踏まえて発行しており、ただの紙切れの価値を国が担保するといった究極の信頼関係の上で現在の金融関係は運営されてきました。
しかし、近年その動きに対して大きな変化が現れてきています。
仮想通貨の誕生です。
これまで通貨というのは基本的に国しか発行できなかったのですが、仮想現実上の通貨を企業や個人が発行し取引が行われるようになってきたのです。
僕は与沢翼では無いので仮想通貨に関する詳細は話せないのですが、現実の通貨と比べて
① 24時間いつでも取引ができる
② 銀行やドルを通さないが即時決済は難しい
③ 法規制と価格の変動が激しい
④ 価値の担保をする絶対的存在がいない
⑤ いつどこで誰がどうしたかが、すぐにわかる
扱う主体によって差はありますが、共通してこの5つの違いが存在します。
よくハッキングやシステム不備の報道によってマイナスイメージを持っている人も多いですが、しっかり良い点もあると思いませんか?
特に⑤に関してはいい面がかなり強いです。
悪いことにお金を使ったり、銀行強盗で手に入れたお金でも現実の通貨では分かりようが無いですよね?
それに対して仮想通貨では、通貨ごとに履歴がしっかり残るので、誰からもらってどのようにしようしたのかを後から追跡することができます。(Hなビデオとか買ってもすぐにバレちゃいます)
いまは不備が多くても、近い将来には世界中の人が国々を行き交い、ネットショッピングの市場が拡大し続けた果てに通貨を一つのものに統合しようとするのは自然な流れだと思いませんか?
ましてや誰かがズルをしないように通貨の発行や移動をパソコンで監視できるようにするのは猿でもわかることでしょう。(どうも猿です)
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世界が多様化した結果、通貨の淘汰が発生する。その時、円やドルといった限られた地域でしか使用できない不便な通貨はどうなるでしょうか。
僕は現在流通する汎用的な通貨は衰退し、世界中の人が使える仮想通貨の発展と限られたコミュニティのみ使用できる特別な通貨の台頭が発生すると睨んでいます。
なぜそう思うか?
いまや世界中の人と連絡が取れるSNSが21世紀になって大流行しました。当初は完全匿名性で自由に交流ができる楽しみがありましたが、次第にモラルの低下や一般的なバズを狙った品のない投稿がタイムラインを埋め始めました。
すると、当初は仲間内や好きな情報に囲まれていた環境から、いま最も炎上している投稿とその近辺で起きている出来事や監視の目に引っかからない投稿ばかりが画面に溢れるようになりました。
いま、若者はツイッターをやめてインスタグラムに移行したのもこの現象の影響がかなり大きいでしょう。
誰とでも情報交換ができる仕組みから、好きな人と好きなものだけに囲まれた社会への移行。
それはインスタだけでなく、コミュニティサロンや有料メディアサイトの発達から見て、人類が匿名で広い世界と実名で限られた社会への分断していくことが伺えます。
これは情報だけでなく、お金にも通ずる考え方だと思います。
限られた地域や人同士でしか通用しない地域通貨がどのようにして人々の生活に根付いていくのか?
巷に溢れる事例や歴史を振り返りながら今後社会のお金のあり方を考えていきましょう。
この記事は3回に分けて配信する予定です。
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