腹鳴恐怖症だった私と吃音症の娘 NO.54 『 腹鳴恐怖症という症状を、たくさんの人に知ってもらいたい 』
腹鳴恐怖症という症状のことを、どれくらいの人が知っていて、どれくらいの人が理解してくれているのだろう・・・
世の中には、十人十色というように、人それぞれ考え方や、生き方も違うし、色々な、病気や、症状、生きづらさなど、何かしら抱えて生きている人も、たくさんいるのだと思う。
私は10歳の思春期の時に、母の死と家庭環境の悪さから、次第に腹鳴恐怖症になっていき、約40年間も腹鳴恐怖症に、囚われ、悩まされたことになる。
今現在も、腹鳴恐怖症に悩んでる人も、沢山いる。
私は、今年の3月に、愛媛県にある、健優館の藤原先生との出逢いがあり、運良く、恐怖症とは言わないだろうというレベルまでになった。
私がnoteを始めたのも、吃音症の娘の成長日記みたいなものと、腹鳴恐怖症の事を、たくさんの人に知ってもらいたいと思ったからだった。
腹鳴恐怖症という悩みを、人にバレないようにと、隠して、隠して、長年、自分の中だけで悩んできたため、自分には、いつも、モヤがかかっていたし、やりたいことにも、ブレーキをかけてきた。
思うように行動できなかったということになる。
初めて悩みを、自分の体の外に出し、数人にだけど、カミングアウトし、改善されていったということを、今現在、腹鳴恐怖症や、吃音症、その他の恐怖症で悩んでる若い人たちが、少しでも、気持ちが楽に、そして、囚われず、就きたい職に就けたり、思うように行動できるようになれれば良いなと願いながら、私なりの発信を続けている。
腹鳴恐怖症というのは、お腹が鳴るということに異常に囚われてしまい、症状を気にするあまり、頭から、腹鳴のことが離れなくなり、症状に目をやりすぎて、次第に、腹鳴の音も異常な大きさで鳴り響くようになるというもので、静かな、卒業式や、お葬式などは、シーンとするので、そういう時には、特に気になり、地獄のような時間を過ごすことになる。
どれだけ、朝食を食べて行っても、お昼まではお腹は持たず、3時間目くらいから、お腹が、鳴りはじめる。
食べたくもないのに、無理して、たくさん食べて行ったりしていた。
そんな自分に嫌気もした。
お腹の音なんてと、悩まない人からしたら、小さい、そんなことで?と思うのかもしれません。
こんな悩みでと思えば思うほど、お腹の音が大きいからと、人に相談できることでもないし、言いにくいことだから、自分の中だけで、悩んでいる人も多いのです。
今は、パソコンやスマホなどの普及で、かなり違うとは思うけど、根本的に、症状に目をやると、腹鳴恐怖症は、改善されないということは事実です。
私は胃腸科や、心療内科にも少し通いましたが
改善はされませんでした。
症状よりも心です。
ちなみに、私は、パソコンが、我が家にやってきた時から、とことん調べ尽くしました。
それが、症状に目をやる意味では、とても、悪いことだったのです。
50歳にもなれば、生き方も考え方も、子供の時から、今まで考えると、変わってはきたけど、最近は、どうせ、もう・・・と、諦めてた自分がいた。
私は、周りの人がどう思ってるか、自分はどう、思われてるのかと、若い頃は、かなり、人目を気にしていたのだろうと思う。
自分にも、全く、自信も持てず、劣等感の塊だった。
その上、考えすぎてしまう性格・・・
若い頃は、さほど気にせず、それなりに、若い時代を楽しんでいた自分だったけど、頭のどこかには、お腹の音のことが、いつも引っかかっていたし、これさえなければ、人生薔薇色なのに・・・と思っていた。
頭から離れることはなかった・・・
でも、今は違う。
意識せず、過ごせるようになった。
かと言って、全く、お腹鳴らないかと言われれば、鳴るし、自然現象だから、大きいとか、小さいとか考えず、お腹が鳴っていると思うだけ。
確かに音もかなり気にならなくなってきた。
前みたいに、お腹が鳴ったらどうしようと、心配することはほぼ、なくなった。
人の集まる所に行く時などは、多少の対策はしていくけど・・・
私は、自分の過去が嫌いで受け容れることができてなかった。
まず、過去を受け容れて、和解することから始め、他人軸で生きてきたのを、自分軸で、生きるように、自分の過去に○をつけ、今にも○、起こることには、全て○して、受け容れた。
腹鳴恐怖症も、吃音症も、症状を気にしすぎて、囚われて、症状が悪化。
親子だから考え方も似ていたりする。
私が自分を、本当の、意味で全てを受け容れた時、改善されていた。
色々な症状があったり、嫌な過去を受け容れることは、私には、思ったよりも時間はかからなかった。
腹鳴恐怖症にしろ、吃音症にしろ、まだまだ、知名度は、低い。
難しい問題はたくさんだけど、たくさんの人に知ってもらい、少しでも、改善策が表面化し、腹鳴恐怖症や、吃音症、その他の恐怖症の方も、生きやすい世の中になればと願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^ ^